シィーモ・チィーモの旅日記

週末は思いっきり楽しく過ごそう!
バイク(時々)で行く山登り・釣り、そしてわが家の様々な日記です

アンコールワット満喫5日間  タ・プローム  バンテアイ・スレイ 編 

2014-02-02 | のんびり旅
(1)前編はこちら
(2)アンコールトムはこちら
(3)トンレサップ湖はこちら
(4)アンコールワットはこちら
(5)タ・プローム バンテアイ・スレイ
(6)ニャックポアン タ・ケウ バンテアイ・クデイはこちら 
(7)ベン・メリアはこちら


2014年1月10日(金)

◇◇◇ タ・プローム ◇◇◇


東西1000メートル南北600メートルの周壁に囲まれた広大な敷地内に 12000人以上が暮らしたといわれる
ひとつの都市のような仏教寺院遺跡タ・プロームは樹木に覆われています



三重の回廊に囲まれる遺跡は 樹木に浸食されています
タ・プロームの修復を担当しているインド政府がタ・プロームの修復計画を発表したが
あまりの酷さに議論が沸き起こった
熱帯の巨大な樹木は遺跡を破壊しているのか それともいまや遺跡を支えているのかという議論である









遺跡内 建物の上にもガジュマル(スポアン)の浸食が激しい















映画「トゥームレイダー」の撮影が行われた場所でもあります




寺院の壁に刻まれたレリーフ




回廊の中は整然としていますが・・・




抜け落ちた天井



根っこの隙間に女神像











タ・プロームの特徴は 遺跡そのものというよりも いたるところに見られるガジュマルに浸食された姿です
ガジュマルは大変高い樹木で 樹冠の部分を除いて枝がなく 表面が白くなめらかな樹皮です
根は石材の間に入りこみ遺跡を破壊していき 遺跡の崩壊はいまでも続いています


まめ知識
『ガジュマル』
樹高は20mほどに成長する 実は鳥などの餌となり 糞に混ざった未消化の種子は土台となる低木や
岩塊などの上で発芽する
気根を地面に向けて垂らし 土台となった木や岩塊にからみついていき
気根は当初はごく細いが 太くなれば幹のように樹皮が発達する
やがて土台となる木は枯れていくことから別名「絞め殺しの木」とも呼ばれる

ガジュマルの名は 沖縄の地方名であり 「絡まる」が変化したもの 
あるいは「風を守る」→「かぜまもる」→「ガジュマル」となったという説がある





◇◇◇ バンテアイ・スレイ ◇◇◇ 


バンテアイ・スレイはアンコール・ワットの北東部に位置します



周壁が築かれ 南北94mm東西109m109mあり 水濠を囲んでいます
東塔門から入り 左右にリンガが並ぶ参道を進みます
リンガは男性性器を形どっていますが リンガはシヴァ神の象徴であるとされています





寺院はラテライトと紅い砂岩で築かれ 東を正面としています
外周壁の塔門から75mの参道を進み 第一周壁とその塔門があります




碑文には歴史が刻まれているらしい





中央に近づく連れて間口と高さを狭めており 遠近により狭い寺院を広く見せています






象の間にいるのがシヴァ神 


妻のパールヴァティーを腕にカスラス山で瞑想をするシヴァ神



バンテアイは砦 スレイは女で 「女の砦」を意味します
精巧で深くほられた美しい彫刻が全面に施され「アンコール美術の至宝」などと賞賛されています
こうしたことから観光客には大変な人気スポットになっています




デヴァターの彫像は「東洋のモナリザ」とも呼ばれている

1923年 フランス人のアンドレ・マルローがデヴァター像を盗み出して逮捕され注目を集めた
マルローは後にこの体験を基に小説『王道』を記しています
そして「東洋のモナリザ」のある中央祠堂は立入禁止になってしまいました 


まめ知識
バンテアイ・スレイは「ラテライト」という紅い砂岩で建てられています
ラテライトは鉄分を多く含んでいるために紅く また堅い石塊のため
深く刻まれた模様が風化することなく現在まで残されてきました
他の遺跡に見られる白い岩盤は砂岩でできていて 
柔らかく加工しやすいが 年月とともに風化しています


さて  今日の昼食もクメール料理です

  

 
一番最後の『かぼちゃプリン』おすすめで~す


   ・・・ つづく ・・・





最新の画像もっと見る

コメントを投稿