きょうは7月8日の日曜日です.東京は朝の雨があがっています。

2012年07月08日 | Weblog


▼いま、テレビ朝日の日曜日の生放送から帰ってきました。
 この番組からのオファーは、週末に入ってから急に来たものだったから、独研(独立総合研究所)の総務部は対応せず、だから独研のホームページにもお知らせがアップされていません。
(独研の社長・兼・首席研究員であるぼくや、取締役自然科学部長である青山千春博士は、週末も一切、休みませんが、役職のない社員は逆に、週末はなるべくきちんと休んでもらうようにしています)

 そして、ぼくのこの地味な個人ブログも、テレビ番組への参加(出演)のお知らせ掲示板ではないので、こうした番組参加はあまり、ひとつひとつはお知らせしません。
 知らせてほしいという意見も沢山いただきますが、ごめんなさい、「たまたまテレビをつけたら、あおやまが話をしていた」というのもありだよね、というふうに考えていただければ嬉しいです。
 ちなみに、きょうの番組参加は、9分間ほどでした。
 これぐらいの短さだろうと予想していましたから、あえて、このブログでお知らせしませんでした。


▼今週の水曜日、7月11日の関西テレビ「スーパー・ニュース・アンカー」は、サッカー放送のために、番組自体がお休みです。
 午後6時台のローカルニュースの枠はちょっと分かりませんが、ぼくの参加している午後4時48分から5時台の全国ニュース枠は、お休みです。だから、蛇足ながら「青山のニュースDEズバリ」もありません。

 再来週の7月18日水曜は、ふつうに放送されます。
 実は、おととい、東京都内の東京工業大学のキャンパスで、中国の天安門事件で若きリーダーだった王丹さんと対談をしました。
 それを7月18日水曜の「青山のニュースDEズバリ」で放送することになると思います。


▼王丹さんは、中国の民主化運動家では、世界でもっとも知られた指導者のひとりです。
 中国で逮捕されたあと、アメリカに亡命し、ハーバード大学で歴史学の博士号をとったひとです。

 したがって、いつもの外国人へのインタビューと同じように英語でやろうとしたのですが、王丹さんの希望で、挨拶だけは英語、中身は中国語で通訳付きでおこないました。
 ハーバードの博士号は、伊達にはとれません。王丹さんも10年の苦節を経てとっています。だから論文などの英語はたぶん完璧だろうと想像しますが、話すのは、それほど得意ではないようです。
 語学が苦手というのでは、もちろん、なく、それだけ亡命先でも中国人のなかに入って、中国共産党の独裁を倒すために闘っているのだろうと考えています。

 王丹さんには、尖閣諸島の問題をどう考えるか、また、チベットや東トルキスタン(ウイグル)の独立をどう考えるかも、真っ直ぐに聞きました。
 中国の民主化運動家に日本人がインタビューするとき、なぜかこういう話題を避ける傾向があるように感じていました。
 だから、対談時間はごくごく限られていて、しかも通訳付きだから時間が実質半分になってしまったけれど、ここにも力点のひとつを置きました。

 王丹さんは、誠実に答えてくれたと考えます。
 ぼくに同行し対談を聞いていた独研の研究員は「抽象的な答えだった気がする」と感想を話していましたが、いや、知らないことは知らないこと、分からないことは分からないことと、誠実に答える姿勢だったと考えます。
「中国共産党の独裁を倒す」と、そこは、眼に力を込めて明言されたのが印象的でした。

 ぼくは王丹さんの目を覗き込んで、「悲しみを湛えていると感じる」と思わず、対談の冒頭に言ってしまいました。
 祖国から、意に反して遠ざけられた亡命者の悲痛を、そこはかとなく感じたからです。

 王丹さんは、ちょっと苦笑して「いや、疲れているから、そう見えるだけでしょう」とおっしゃいました。
 王丹さんは、歴史学者であると同時に、いまも現役の政治的リーダーですから、こんな質問には当惑されたと思います。

 ぼくのいつもの、いわば癖なのですが、対談の後半から、王丹さんの中国語がすこし分かるようになりました。
 ぼくは、外国語は耳から直接、脳に入るタイプなので、こうしたことが起きます。
 それだけに、もっと話したかったですが、王丹さんは、東工大での特別講義などの時間が迫っていたようでした。

 放送では、当然、編集されます。
 いつも申しているように、編集権はテレビ局にありますから、ぼくは干渉しません。
 できれば、7月18日に、視てみてください。


▼テレビ繋がりで思い出しましたが、先日、TBSの「タカトシの時間ですよ」という番組の収録に参加してきました。
 タカトシさんらお笑いタレントのみなさんや麻木久仁子さんの質問、それも宇宙論から日本人論まで、森羅万象の質問に答える番組です。
 ぼくのほかに、現役の宇宙学者、流通ジャーナリスト、雑学の泰斗といったパネラーが並んで答えていくのですが、正直、ぼくは「国際情勢の専門家」という番組が付けた看板にこだわらず、宇宙論をはじめ何事にも、あえて答えました。

 これも当然、編集されるので、どうやって放送されるか分かりませんが、できればこれも視てください。
 ぼくの本音を、すくなくとも収録の段階では、かなり出せた面があります。
 子供の頃は、作家、物書きになるとは決めていましたが、その仕事と一緒に、バスの運転手さんか、宇宙科学者か、四輪のレーサーか、新聞記者か、社会改革者か…などなどをやるつもりでしたからね。

 放送は、7月25日水曜の深夜11時50分からの予定だと聞いています。



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