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日本人における長頭性(その1)

2011年01月03日 23時44分01秒 | 雑談その他
                                                               出典:科博溝口研

私の場合、社会に出てからというもの、概ね5年周期で自分の中にテーマを持って過ごしてきた、ここでいうテーマとは、興味の対象を指す
因みにここ数年のテーマ、興味の対象となっているのは外国為替の先物取引でありチャートアナリシスであるのは言うまでもない

話を戻すが、最初に興味を持ったのは、「ナチズム、およびナチズムを引き起こした社会的背景」だったと記憶している
理系出身者の私は全く門外漢となるこのテーマだったが、文献等の存在が豊富であり、資料を集めやすかった点は幸運だったと言える

しかしながらナチズムという現象をもし評価するならば、ブログというメディアは適切でないと感じる
そもそも新年のネタとして取り扱うにはナーバスに過ぎると同時に、たかだか3000字程度のブログでは、恐らく100回エントリを持ったとしても充分ではないだろう
一方、ナチズムを構成するいくつかの要素についての「個別の、かつ純粋な」考察なら、微妙な空気をある程度排除しながら記述することが可能かもしれない

さてナチズムが何たるかを調べていく過程で必ず直面するものに、人類における遺伝的要素で決まる形質、というテーマがある
メンデルでいう優性、分離、独立法則などが始祖らしいが、後には北方人種を国民に含む各国を中心に優生学という分野が成立し、20世紀に入ってからは公然と政策として立案・実行されていた
知られていないと思うが、優生学的政策に最も寛容かつ積極だったのは、英・米両国である
第2次世界大戦でドイツと対決した両国は、客観的に見て人種差別政策発祥の地の評価を免れない
特に米国では、南北戦争後の「ワンドロップルール(1967年に違憲判決)」等分かりやすいレイシズムは枚挙に暇がないが、第2次世界大戦直前まで「イタリア人およびユダヤ人は白人なのか」と大真面目に議論されていたし、ケルト人の子孫と見なすこともでき、1960年にケネディを輩出したアイルランド人ですら、白人として扱われるのは1920年代まで待たなくてはならなかった
この辺りの話をしてゆくと、かつて本邦が標榜した八紘一宇などの思想の正当性が担保される根拠になる、という見方もあるが、まあ、イデオロギやナショナリズムと不可分の分野でもあり本題から外れる事にもなるので、止めておこう
将来のエントリとして気が向けば採り上げても良いかもしれない


さて北方人種(Nordic)とは、コーケイジアン(Caucasian)の中でも現在ヨーロッパ北部に分散する、ある一定の特徴を備えた人達、またはそれらの祖先を指し、無理やり民族で分類するなら、古代ゲルマン人や古代ケルト人の多くは北方人種で構成されていたと推測されている
(便宜上、民族(Ethnic)という広く知れ渡った呼称を使用したが、古代ゲルマン諸族やケルト諸族に、現在でいう民族の概念は存在せず、共同体として彼らが同族意識を持っていたという証拠は一切見られない、あるとすれば恐らく、氏族に限りなく近い部族(Tributes)という単位のみであったろう)
北方人種の身体的特徴とは
  1.長身(男性で概ね173cm、女性では160cm)
  2.金髪あるいは薄い色の体毛
  3.白肌(薄バラ色の皮膚)
  4.狭鼻
  5.碧眼(灰色・緑色等のバリエーション含む)
  6.長頭
といったところだろうか

実は古代ヨーロッパにおいてケルト人(ケルト系諸族)、後にレイシストから「ヨーロッパに降り注いだ白い沖積世、白い戦士」と賞賛された人々の出自、人種的起源については諸説あり、いずれも定まってはいないのだが、最新の研究ではシジア、即ちスキタイなどとの関連を示す声もあり興味深い
ケルト人は多くの金細工による芸術作品を遺し、マケドニア人と接した後に金貨の製造を始めた、とされているが、スキタイといえば金細工の本家(?)ともいえ、いずれにしてもヨーロッパに金加工を持ち込んだのは中央アジア出自の民族であるという説は一定の合理性を持つかもしれない



ヨーロッパに青銅器をもたらし、紀元前の彼の地の隅々にまで拡散した彼らのグループの、少なくとも一部は北方人種で構成されていた事は確実である
それは古代ローマ人の残した文献中に出現するケルト人に関する記述で見ることができる
文献に現れる初期ケルト系諸族とは、
  ・金髪・碧眼・長身など典型的な北方人種的様相を呈す
  ・彼らの話す言葉は明らかに古代ゲルマン祖語と関係があった
  ・そもそもゲルマン人の「ゲルマン」とは、ケルト語の「純粋な」という単語が語源である
   ケルト人がゲルマン人を見た時、「(より)純粋な(ケルト人)」と呼んでいた事に由来する
  ・古代ケルト人は父系家族制を採る典型的な北方系文化の担い手であった
後にドイツ(即ちテウトニ、英語的にはチュートン人の地)という国が生まれる場所、深く黒い森で果てしなく覆われた現在の中央ヨーロッパ付近は、2000年を経た今日もその失われた古代語から引用された名で呼称されている事は、あまり知られていないのではないか

脱線してしまった、ケルト諸族の話は本題ではないのだが、仮にケルトの話だけするとしても4~5回のエントリは必要になるだろう
  さて
かつてナチスでは、典型的北方人種を選別する方法として、先に挙げたような身体的特徴(彼らの用語でいう、純正アーリアン人種)を満たすか否か、ということを基準として採用していたのだが、その中でも測定が簡単で日本の小中学校でいう「身体測定」的に全国民に強制したのが、「頭示数(あるいは頭指数)」の検査であった
頭示数とは頭蓋骨を真上から見た時の最大幅と最大長の比で表される扁平率を指す
扁平率によって短頭・中頭・長頭の3種類、これに過短頭・超短頭・過長頭・超長頭を加えた7ランクに区分する
この辺りの背景を記述すると、それだけでまた数回分のエントリが必要になってしまうのだが、要は当時は以下のようなエセ科学が採用され、
  ・頭示数は人種間によって固有かつ不変の数値を取るとされていた
  ・頭示数は先祖から遺伝する形質、即ちその人物の人種的出自を特定可能とされた
  ・純正アーリアン人種では長頭以上の頭形が典型的とされていた
  ・神は自らに似せ純正アーリアン人種を作り、長頭以上の頭形は人類の最も美しい形とされた
  ・他人種は、純正アーリアン人種の劣化型であり、劣等人種との交配により腐臭を放つ退廃世界が拡大するとされた
等々、挙げればキリがないのだが、オーストリアを含むドイツ国内および占領地で国策として推進された
<ドイツ人女性の例>
金髪・白肌・碧眼・狭鼻・突出した額・良く張ったエラ等、長頭度は不明も北方人種の特徴が良く発現している個体である

私はナチス的レイシズムを肯定しないが、その主張には一定の理解を示したくなる部分も存在し、ナチスが大衆からの支持を拡大していった背景が想像できる気がする
大衆はと言えば、何となく自尊心をくすぐられる話になびき易く、為政者の声は大きい程、嘘のスケールは大きい程に効果的で(ヒトラーは例の有名な言葉でこのことを端的に説明している)、それが実際の自分の生活に落ちてきた時の影響を知る頃には、もうどうしようもないところまで事態は進展しているということだろう

いわゆる絶壁頭の多くは短頭以上の頭示数だろうが、この手の人達にとっては不幸な事に、サングラスやメガネは絶望的に似合わない
なぜなら、サングラスは長頭タイプで鼻根部の隆起が著しいタイプの頭蓋骨の持ち主(実はこれこそが、長く人類の美の普遍形として刷り込まれてしまっている長頭タイプのヨーロッパ北方人種、ナチスでいう純正アーリアン人種そのものである)に似合うようにデザインされているのだから
長頭タイプの頭蓋骨の持ち主は、どんな髪形でも似合う、スキンヘッドしかり、刈上げしかり、長髪しかり、後頭部が出っ張っているとそれは尚更引き立つのだ
全く以って不可思議ではないか、なぜだろうか?なぜそう見えるのだろうか?
これこそが人類の意識の問題であり、その本質は刷り込みの問題であり、ナチスが後世の我々に遺した残滓であるともいえる

昨今は美意識の部分的転換が起こり、それはファッションモデルなどに見ることができる
分厚い唇や黒い肌を持った非北方人種的なモデルが躍進する一方、彼らの頭蓋骨形、骨格は依然として純正アーリアン人種そのものであり、所詮、北方人種のバリエーションの一部に過ぎないことが分かる
短頭の、大顔の、短足のスーパーモデルは主流にはなりえないし、高い頬骨や太い首、扁平で凹凸に乏しい顔面を持つハッキリしない一重瞼のモデルが闊歩する時代が来るとすれば、それは人類における何らかの大転換が起こった後と言えそうだ


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-10-22 11:32:18
私純日本人ですけど、頭指数が71とかなりの長頭です。
ここには記述がないようですが、一般的にアフリカ系諸人種も長頭ですし、
日本人でも鎌倉時代の人々は極端に長頭だったことが知られていますね。
原因がよくわからないそうですが。
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