年寄りの独り言

こんな奴が居てもいいだろう

同級生も波に呑まれる

2011-03-30 21:26:06 | Weblog
朝、東北地方太平洋沖地震の避難所と避難者リスト、身元不明の遺体のリストをインターネットで調べるのが私の日課になった。私の実家は高台なので津波は届かなかったが、一階を持って行かれた身内が3人も居た。
流された親戚も多数居たが、幸いな事にみんな元気で避難生活をして居る。ただ妻の弟が独り暮らしだったので、いまだに安否不明。妻が長女なので、後は総て妻が処理する事になるが、実際は私の仕事になる。

昨日、横浜に住んで居る、同級生から同級生のH君が津波に飲み込まれたと言う情報が入った。地震の後、彼は志津川湾の近くにある「高野会館」で踊りの発表会に出ている奥さんを迎えに行く為車で出かけ、波にのまれて仕舞った。彼の住んで居るは津波の被害は無かった、皮肉な事だ。

この非常時はみんな一丸となってやらなければ!

2011-03-29 15:24:04 | Weblog
大震災、原発事故等この非常時には国民一丸となってやらなければいけないのに、野党は他人の欠点を探して攻撃する様な態度だし本来政府のやり方がまずければ、良い提言をすべき小沢と言う人が、政府のやり方を批判した、恥ずかしくないのか。剛腕だとかとおだてられ自分達の与党を批判する事がそんなに楽しいのだろうか?

こんな時こそ、少し位の考えの違いを捨てて、国の為にやる気が無いのか、政治家とは何なのだ。欠点を探したり、言葉尻をとらえて質問して居る姿を見ると滑稽でもある。君たちは我々国民の税金で生きて居るのだと言う事を忘れるな、国民が君達の雇い主なのだ・・・

16mの津波

2011-03-28 09:48:06 | Weblog
2~3日前から、専門家チームが構成され本格的な津波の調査が始まった。南三陸町の津波の最大の高さは
16mだったと言う。町役場や病院を襲った津波は12~13mだったと言う調査結果が出た。53年ほど前のチリ津波とは比べ物にならない、しかし、そのチリ津波さえ私は見て居ない。

私は独身寮に入るのが嫌でアパート住まいだった、普段は会社の食堂で食事はするが、休みの日はアパートの近くの定食屋で食べて居た、当時は米の配給を受けて居ない人は「食券」を貰えて、それを持って定食屋に行くと50円引きになった。あの日も早めの夕食を食べに定食屋に行き、何気なく新聞を広げると見た事の有る写真が載って居てチリ津波に襲われた町だと言う。良く見るとその写真は我が故郷だった。当時新聞は取って居ないしTVも無い、電話も無いので定食屋の新聞を見るまで知らなかった。翌日急いで帰郷、幸いにも我が家は無傷だった、しかし、街は全滅だった。

あれから半世紀又津波に襲われた、今回は前回とは違いほとんどの処がやられた。実家は高台なので大丈夫だったが身内の何人かは家を流された、この写真の中学生も自分の人生の中の一大事件になるだろう、しかし、この子ならきっと前向きに生きて呉れると思う、それを期待したい。頑張れ・・・頑張れ。

職場の後輩からの電話

2011-03-25 21:36:01 | Weblog
夜、電話が鳴った、元職場の後輩からだ。今回の津波でやられた南三陸町は私の故郷では無かったのかと思って電話をしたとの事。仲間でも無い常日頃付き合いが有る訳でも無いのに、こんな時に心配して電話を呉れる人こそ大事にしなければと思った。仲間とはなんだろう・・・とつくづく考えさせられた次第。

この寒い中、避難をして居る人たちはさぞ寒かろう、辛かろう、将来に対する設計も出来ないだろう、そんな中で、まず今を生き抜く為に必至で頑張って居る事を思えば身を切られる思いだ。
もうすぐ春だから頑張って・・・としか言えない自分が情けない。

ついに捜索願を依頼

2011-03-24 21:23:27 | Weblog
私の身内は家を流された人1階が駄目になった人はいるが、人はみんな助かって元気だが、妻の弟の安否がいまだに分からない。捜索願を出そうと電話をしても混み合って通じない、今日石巻に住む妻の叔母の長男に頼み宮城県警に直接捜索願を出す事にした。

車なら行けそうだがガソリンが心配だし、この老体では約600Km、往復1200Km、しかもこんな状態の中での運転は自信が無い、こっちの命が危なくなるかも知れない。だからひたすら待つしか無いのだ。身体が特に悪い処が無いのに身体がダルイ、、ジョン君の散歩は仕方なくやって居るが、何もやる気が無い。これは身体の問題では無く、精神的な問題だと自分では分って居るが・・・それでも駄目なのだ。

私は、神も仏も信じないと日頃思って居るし、そう言って来た、今回の地震、津波を見るにつけ、自分の信念は間違っては居なかったと思った。私の甥が神主をやって居る、しかし、家は1階は流された、私の同級生がやって居る寺も水が押し寄せた。

心は重い

2011-03-21 09:50:07 | Weblog
震災と原発のニュース、計画停電・・・震災だけでも心労が溜まるのに、人災と言われても仕方の無い原発事故(原発を作った事がそもそも問題)。東電の計画停電も分かりにくい、何時、停まるのか分からないのに、計画停電とは・・・何を考えているのだろう。

今回はパソコンとケイタイが良く働いて呉れた。県の遺体収容リスト、避難所のリストはパソコンで見れるが、残念ながら氏名が記入されて居るのは「登米地区」のみで、他の避難所は人数だけしか書いてない、氏名が分かれば良いのだが、これも大変な作業になるので仕方の無い事かも、入って来る情報はすべてケイタイ、特に普段は月に10件くらいのメールが今月は今日現在で60件以上、通話もほぼ同じくらいだ。勿論被災地は固定もケイタイも通うじ無いので知人からのまた聞き・・・そしてそれを又聞き・・・こう言う時の情報は本当に有り難い。

昨日は石巻で80歳のおばぁちゃんと16歳の男のお孫さんが救出された。昨日石巻の従弟と電話連絡が取れた。彼の所は水は来無かったそうで、揺れで食器が壊れた程度らしい。妻の叔母さんの住所を言ったら「あの辺は水が少し入った程度だよ」との事なので、ホットした。
今日、妻の弟の捜索願いを宮城県警に出そうと電話をしたら、混んで通じない、心が重い。

電話はまだ不通

2011-03-18 08:55:02 | Weblog
M9.0の大地震に見舞われた被災地は今、懸命な捜索、片付け道路の確保作業が行われて居る。普段はそんなに雪も降らないのに、こう言う時に限って雪が降り寒い避難生活を余儀なくされて居る。こんな寒い時に避難所生活が私に出来るだろうか・・と考える、自信が無い。

物は有ってもそれを運ぶ為のガソリンが無く、灯油も無く被災地は大変な事になって居てる。この辺でも買占めに走って居る人が多い、何も出来ないのだから、せめて買占めは止めて、その分を被災地に回す気持ちになって欲しいと願って居る。

今日は他人の身、明日は我が身・・と言う言葉が有ります、買占めは慎みましょう。

電話は未だ不通だ、固定電話は勿論不通、ケイタイも基地の関係とバッテリー切れになっても電気が無いので充電出来ない事も有って未だに不通だ。いろいろな情報が入って来ても、自分の耳で確認できないと不安である。

地震に加えて原発の事故だ、大変な事態になる可能性大だと思って居る。考えによっては、こちらの方が重大な事態になるのではないか、そんな気がするのだが。
絶対安全だと言って地元の人達を説得し(騙し)、そしてこんな事故だ、誰が責任を取るのだろう、いや責任を取れるはずも無い。「騙された」とつぶやいた地元の避難民の言葉が耳を離れない。

自分さえ良ければ?

2011-03-16 09:30:28 | Weblog
昨日までは安否が分からなかったが、昨夜色々な方面からの情報で私の実家、親戚等は詳しくは分からないが、何とか無事だと言う事が分かったが妻の弟の安否が分からない、少し高い所に家が有るのだが53年前のチリ津波では冠水しなかったが今回は想像以上のものなので、多分駄目だろうと妻と話している。20年程前に脳梗塞で倒れて身体が不自由なので、尚心配だ。

昨日伊勢原に買い物に出掛けたが途中のガソリンスタンドには車が長蛇の列、ガソリンを満タンにする客や灯油を確保しようとする連中だ。スーパーもレジがこれまた長蛇の列・・・乾電池、缶詰、米、テイシュペーパー、トイレットペーパー、パン、白菜、弁当まで売れ切れだ、ひとつ残って居るカツベンを何とか確保し妻と半分づつ食べた。

今回の地震で避難して灯油もなく寒い東北の地でみんなで肩を寄せ合って頑張って居る被災者に買い溜めの為に、そしていろいろな物資が不足して居る所に回らなかったらどうするのだ。何十年か前にトイレットペーパーが無くなるとの噂で買い占めをした人が多く店頭から姿を消した事が有った、その時にまだ生存して居た妻の母親が田舎からトイレットペーパーを送って呉れた事を思い出した、自分さえ良ければいい・・と言う考えは止めよう、何時か自分も被害者の側に回るかも知れないのだ、被害に遭われた方は元気を出して頑張ってください。

安全のはずの原発が!今回

2011-03-14 09:18:00 | Weblog
今回の「東北地方太平洋沖地震」の影響で東電福島第一原発一号機が水素爆発を起こし被爆者が出た。こう言う事態を考えて反対運動が有ったが、それを押し切る形で原発が出来た(どこの原発もみんなそうだ、喜んで原発を迎え入れる人はいない)、絶対安全だと言って居たが結局このザマだ。
今回の事故で「騙された」と吐き捨てる住民も居た。

ところが今朝のニユースでは3号機も1号機と同じ様に水素爆発の恐れが有りそうだ。この事を機会に原発を
今後どうするか、考えて見る必要が有るのではないだろうか。人の命が大切だと政府関係者もオウム返しに言って居るが、本当にそう思うのなら、こんな危険な物を造るはずが無いと思うのだが。


故郷は壊滅状態

2011-03-13 10:16:45 | Weblog
これは今日の朝刊だ、南三陸町とは私の故郷だ。巨大地震以来電話が通じない、テレビの報道を見て、気ばかり焦って居る毎日だ。いろいろ情報が少しづつ入って来るがどれも、また聞きで正確とは言えないが、それをテレビの映像と重ねると、真実味をおびてくる。信じたくない気持だが映像は嘘は言わない、肉親の安否は知りたい、だが真実を知るのは怖い・・・矛盾するがこれが今の心境だ。