これは上海の住宅街近くの車道横の歩道の様子。時間にして大体深夜24時頃。ホームレスの集団でも、病気が流行って死体がころがっているのでもない。よく見たらわかるが、ゴザを引いて、寝てるのだ。写真には一部しか写ってないが、ここは丁度交差点で、交差点四つ角ともこんな状況。夜中に自転車こいで、初遭遇した時は、思わず「うぉっ」と慌てて寝てる人間を危うく轢きかけた。
男性だけでなく、女性や親子連れも。夫婦に子供の3人で仲良く川の字になって寝てる家族までいた。しかもまるで家の中にいるかのようにオシメかえてたし。
さすがに、最近は見なくなったが、8月の暑い時期は毎日こういう光景が見られた。確かに上海の蒸し暑さはかなわない。とはいえ、クーラーをつけまくってたら電気代も馬鹿にならない。特に一般的な地元上海人にとっては、電気代が100元とかになると死活問題になるのだろう。
まぁ、これなら電気代は浮くし、熱帯夜だろうがこれなら乗り切れる。のか?人目も気にせず道路で寝たり、そもそも地面が硬い歩道の上をゴザ引いただけで寝るなんて、すごいの一言。プライバシーも寝心地もあったんもんじゃない。でも、お構いなく快眠?する上海人に、ずぶとさを感じた。
ちなみに写真の彼らの横には、高級サービスアパートメントが建っている。恐らく月8000元~2,3万元くらい。一方で道路向かいに彼らの住む住宅街が立つ。こちらは月2000元~3000元くらいかと思われる。月の収入が3000元稼げれば良い方なのだ。だからこそ、余計に金の節約のためにこういう行動を取るのかもしれない。
上海に来て一番衝撃的な光景だった。昔の日本にもこういう風景があったのかな?
環境を仕事にしてる人間にとっては適応策としては、おもしろい発想!
日本にも普及させようと思ったらなかなか難しいだろうけど。
上海て意外と治安はいいのかな?外で寝れるなんて。
外で寝てる人たちは、見るからにお金は持ってないと見えるから犯罪者も狙わないのかも?
中国人によると、上海は治安いいらしい。深セン、広州が最悪らしいよ。