Willcom D4を使い始めて1年と2ヶ月が経ちます。軽いので毎日ビジネスバッグに入れて持ち歩き、たまにホットスポットの出来るカフェでメールチェックやWEB閲覧を行っています。
大型バッテリーで2時間ほどしか持ちませんが時間を潰すには十分です。仕事でもエクセルやワードなどが利用できますので、画面は小さくとも書類のチェックなどは出来ます。
来月よりWillcomが新しい通信サービスを一般向けに発表しました。
WILLCOM CORE XGPという高速モバイル通信サービスです。上り下りで20Mbpsの通信速度です。エリアは東京山手線内の一部の地域となっています。
実はこのサービス、自分なりに期待していたのです。PHS通信の遅いスピードを我慢に我慢を重ねて使っていたWillcom D4もやっとモバイルツールになると思っていたからです。
ところが、発表を見るとこのサービスはどうもD4向きではないようです。まず、データ通信カードがPCカードです。これはD4には装着できません。いずれUSBタイプが出るかもしれませんがこれも直接接続できません。アダプターかケーブルを介してUSB接続しなくてはいけません。
現在は月額2,900円の定額制です。無線LANの料金と合わせると約4,000円です。WILLCOM CORE XGPは4,480円プラスプロパイダ料金となるようです。価格的には現状より1,500円ほどアップしてしまいます。
価格はともかくとして、D4でこのサービスが使えないのが期待外れです。
よって、D4はどうなっていくのだろうと思ったのです。高速モバイルになりきれず、電話でもなく、パソコンとしても中途半端。無線LAN環境下だけでのインターネットマシンとなってしまうのでしょうか。
2年の契約満了までにはあと10ヶ月あります。D4をどう生かして使うか自分も考えますが、Willcomのスタンスとしてはどうなのでしょうか。こんな状態で良いのでしょうか。
写真は美しく朽ちてかろうじて繋がっている六義園の枯れ葉です。D4の美しい筐体と葉が重なってしまいます。