浪人の独り言

くずれ者にして はぐれ者 世間の片隅で 日々ぼそぼそと呟いていますが 時には徒然なるまま 何か書きます

十七年蝉

2007-12-28 | 独り言
深夜
「ダーウィンが来た!」の再放送を眺めていた

「17年ゼミ」なる蝉の存在を 初めて知った

なんと長い時間だろう・・・
孵化するやすぐさま地中へ潜り
地表に現れ 翔び回るのは
それまでの永さに較べればほんの一瞬


人間の視点から観れば
それはいたく儚く思えるものだ

だけど
地中での生活は
果たして地上での暮らしの準備でしかないのだろうか

もしかしたら
地中での暮らしこそが本当の一生で
地上に出るのは三途の川を渡るようなもので
羽化することは昇天で
そして
「成虫」として空に遊ぶ最期の短い時は
実は
成仏の後 涅槃にて次の生へ備えているところなのだと考えてみるのも 面白い


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1 コメント

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Unknown (jieeku)
2008-03-08 23:53:51
コメントをいただき、ありがとうございました。

あなたの、セミの一生に関しての解釈にはチョット驚きました。
凄く新鮮な感覚に出逢ったような感じがいたしました。

キッと地中での眠りの中には、人がケッシテ観れない夢の物語を紡げるような大地の優しさがぁ・・・・・ット。

そんな風に想わされるあなたの文字言葉でした。

ぁれあれ、あなたの文章にアテラレテしまって、言葉が過ぎてしまいました。

おやすみなさい。


  



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