まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

アップルライン(京楽・デジパチ)

2011-10-28 17:19:16 | 現金機デジパチ
1994年(平成6年)登場の新基準機「アップルライン」(京楽)。
 
大当たり確率1/205、出玉約2400個。意図的な連チャン性のないノーマルデジパチである。
ただ、一部では本機の「裏モノ」が存在したという情報も出ていた事がある。
 
大当り中のVゾーンが回転体を使用するタイプで、非常に特徴のある動きをした。当時、京楽からはこの回転Vゾーンを採用した機種が幾つか出ている。ワイワイファーム、スマイリー、ボクシングなどが挙げられる。
6ケタの3色カラードットデジタルが特徴的で、大当り絵柄に7とリンゴ(赤・緑・黄の各3色)を採用していた。
 
赤は紅玉、緑は青リンゴ、黄色のリンゴは「シナノゴールド」といった所かw
(上…リーチ状態。下…大当り) 
デジタルが6つ…とはいえ、フィーバーパワフルのように各デジタルが独立して動いていた訳ではない。
 
各デジタルには、ひとかたまりになった7(3色の7)とリンゴ(3色のリンゴ)が配されており、縦にスクロールして停止する。停止順は左→中→右の順で、上下2段の絵柄が同時に停止する為、通常の3ケタデジタルと大差ない感じだ。リーチは、左・中4つのデジタルが全て7絵柄かリンゴ絵柄だった場合に発生する。
 
そして、最終的に6つのデジタルが全て7の「オールセブン」、そして全デジタルがリンゴで埋め尽くされた「オールアップル」の2つが出ると、見事大当たりとなった。
 
配列上、A:上下2ラインに同色の絵柄が並ぶ場合(例:上段に赤7揃い&下段に緑7揃い)と、B:絵柄が一直線ではなく変則的にズレて停止する場合(例:上段に赤・黄・黄のリンゴ&下段に緑・赤・赤のリンゴ)があった。
 
いずれにしても、6個のデジタルのうち、1つでもハズレ絵柄が止まると、その時点で「アウト」ということである。
 
本機では、当時の京楽お得意の「スーパーリーチ」が採用されていた。リーチ発生後、右デジタルが約2周進むと、デジタルが高速回転に変化。この場合は、大当たりか1コマ先でしか停止しない為、非常にアツい演出となっていた(信頼度は30%程だったか…)。
 
たとえスーパーに発展しなくても、ノーマルリーチの期待度もそこそこ高かったので、打ち手に常に期待を持たせる作りになっていた。リーチ後に、右デジタルが一旦外れてから再始動すると、その時点で大当たり確定となった。
 
スーパーリーチの存在については賛否両論あろうが、私は、この時代のシンプルなスーパーリーチは嫌いではない。
 
スーパーに突入すれば、ある程度の大当たり期待度が持てたし、また演出面でも、それほど大げさに引っ張る感じはなく、たとえ外れてもサッと諦めがついたものである。
 
特に、この頃の京楽デジパチでは、ニュートランプカード、居酒屋2、遊ぶんジャー、宝島、フルーツパラダイスAAなど、ノーマルからスーパーに発展すると「よっしゃ、もらった~」と気持ちの高ぶる台が、数多く存在した。
 
その点、現在のデジパチのスーパー・再始動系の演出は、少々やり過ぎの感がある。信頼度10%に満たないリーチなど、ノーマルと何ら変わりはないし、再始動に次ぐ再始動も、あまりに度が過ぎると「往生際の悪いパチンカー」を量産するばかりであろう。
 
当時、本機と同じようなデジタルを用いた「バードシェイク」という台があったが、コチラは3回権利モノであった。出玉5000発という大量出玉が見込める割に、大当たり確率1/255という非常に良心的な機種だったが、残念ながら設置の方はそれ程多くなかったと思われる。
(京楽・バードシェイク…3回権利。大当り確率1/255→かなり甘い)