まにあっく懐パチ・懐スロ

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(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

コンチネンタルIII(メーシー・3-1号機)にハマった日々

2011-09-06 21:49:29 | パチスロ3号機

1990年にメーシー販売から登場した3-1号機「コンチネンタルIII」。


同じ年、大人気となった兄貴分のコンチIは両ボーナスのみの純Aタイプだったが、コイツはシングルボーナスの集中役「セブンラッシュ」を搭載したA-Cタイプであった。


普段なかなか突入しないラッシュだが、一旦入ってしまえば、パンクかビッグ成立まで延々とシングルが揃い続けるため、爆発力は申し分なかった。その分、ハマリもかなりキツかったが・・・。



初めてコンチIIIを打ったのは、向ヶ丘遊園の「銀座ホール」という店だ。緑パネルが新装で入ったとき、早朝から並んでGETした台にモーニングが入っていたのを、今もはっきり覚えている。台に貼ってあったリーチ目表には、「赤7と箱7の一直線並び」がアツいと書いてあり、ユニバ2号機の単純な7テンパイに慣れ切っていた私は、コンチIIIの斬新なリーチ目にドキドキしながら打っていた。


新宿の「日拓1号店(現・エスパス本店)」の2階には、オレンジパネルのコンチIIIがズラッと50台以上も設置されていたので、良く打ちに行った。ビッグの連チャンのみで2箱出して勝ちを確信した後、ストレートで全部飲まれてしまい、唖然として店を出たことは今でも忘れられない。その間、セブンラッシュは一度も引かなかったので、完全なる低設定のマグレ連チャンだろう。


また、この店でセブンラッシュを消化中、背後を歩いていたオヤジに背中をドツかれたことがあり(偶然ぶつかったのだとは思うが・・・)、次のプレイでラッシュがパンクしてしまったという、嫌な経験もある。以来、コンチIIIを打つ際は、通路の客との接触を極力避けるため、イスをしっかりと引いて、台に密着するような体勢で打つようになった。


東急・溝の口駅がまだ再開発される前、駅出口近くに「ツバメ」という名のホールがあったが、ここの2階にもオレンジパネルのコンチIIIが置いてあった。狭いフロアに3台×4シマの計12台だけの寂しい設置だったが、溝の口に行った際には、ここでコンチIIIを打つのが決まりであった。何故か、お座り一発でビッグを引くことが多かった記憶が…(即飲まれも多かった)。


新宿南口の「グリンピース本店」の地下1Fには、みなし機撤去の間近までコンチIIIが置いてあったので、大変重宝していた。4号機主流の時代に、イベント時に朝から打ったコンチIIIのカド台が大爆発して、終日打ち切って万枚を達成したことは、良い思い出として記憶に残っている。


ちなみに、この南口グリンピのすぐ横では、かつて「てんとう虫」という名のユニバーサル直営店が営業していた。1FにおいてあったコンチIIIは「集中に良く入る台」として人気を誇っていたが、残念ながら90年代に閉店してしまった。


また、東銀座の「モンタナ」というホールの2階にもコンチIIIが長いこと設置されていたが、この店は「他人の台の目押し禁止」という厳しいルールがあったことが印象深い。リーチ目が出てなかなか揃えられない年配の男性を見かねて、7を揃えてあげようとしたら凄い勢いで店員が近づいてきて、「止めてください」と制止されたときは非常に驚いた・・・。


ノーマルでも非常に波の荒い台であったが、ある時コンチIIIの「裏モノ」情報が攻略誌に掲載されたことがある。この裏モノはセブンラッシュ中にビッグを引いてもパンクしないという夢のような仕様で「スーパーセブンラッシュVer」と呼ばれた。

現役当時、実際にこのVerと遭遇することはなかったが、後に上野の殿堂に設置された時に、待望の対面を果たすことが出来た(肝心のスーパーラッシュには入らなかった)。

このスーパーラッシュVerだが、基本的には、コンチネンタルⅠの100ゲーム高確率状態Verと同様である。すなわち、セブンラッシュ中、低確率の「連チャンフラグ」(1/4096)を引き当てると、連チャン中に引いたビッグではラッシュがパンクしなかったのだ。


4号機以降、ユニバーサルからはコンチIIIをモデルにした集中搭載機がいくつも登場したが(ソレックス、キングオブカリブ、ハリケーンetc)、残念ながら本家を上回る出来ではなかった…と個人的には思っている。それ程、コンチIIIは完成度の高い機種だったということだろう。