1994年(平成6年)に登場した平和のデジパチ「弾丸物語SP」。
機種名に「物語」とつく平和のデジパチといえば、麻雀物語、綱取物語、ダービー物語、プリンセス物語など保留玉や数珠繋ぎの連チャン機が有名だが、この弾丸物語は初代&弟分のSPともに連チャン性のないノーマルデジパチだった。CR機の「名画」も正式には「CR名画物語」だったな。
あ、そういえば「トランプ物語」なんてのもあったが、あれは確変っぽい時短機だった・・・。それと「雀姫物語」、ノーマル機の触れ込みだったのに兄貴同様「エラー打法」で連チャンするという「裏の顔」を持っていたな・・・あまり設置はなかったが。
大当たり確率1/200は、当時の感覚からすると特段甘いとは思わなかったが、今となっては非常に良心的な数字であろう。
意図的な連チャン性はないにしろ、時には早い回転でのセミ連チャン(←懐かしい言い方)もあったりして、そこそこ楽しめる台であった。
大当り絵柄にはオーソドックスな7・BARの他、弾丸、爆弾、コイン、金髪女性、ピストルといった個性的な絵柄も採用。液晶全部がJACになる「オールJAC」なんて当り方もあった。
リーチアクションは左→中テンパイから通常スクロールとなるノーマルリーチの他に、スーパーリーチも存在した。中デジタルが大きく滑って(8コマスベリ)絵柄がテンパイするとスーパーリーチとなり、液晶にギャルが登場して大当りの期待が高まった。また、ノーマルで一旦ハズレ停止後に、右デジタルが再始動するアクションもアツかった。中デジタルのスベリから再始動に発展すると、かなりの高確率で大当りしたと記憶する。
当時は、まだまだ各メーカーの人気連チャン機がホールに残っていたので、ノーマルのコイツは特段お気に入りという訳ではなかった。が、当然釘さえ甘ければオイシイ思いも出来たので、ヘソのガバっと開いたお宝台を発見して終日勝負なんてこともしばしば。
ただ、時に「これホントにノーマルかよ!」と思いたくなるようなハマリにも遭遇したりして、深追いすると酷い目に遭うこともあった。まぁ所詮1/200の確率では、1000回以上ハマッても何の不思議もないのだが…。
余談だが、昔グアムのパチンコ屋を取材したテレビ番組を見たことがあって、「24時間営業」とかいう香ばしい営業をしていた店に、この弾丸物語SPが入っていて結構な人気だった。釘はメチャメチャ渋かったということだが、それだけ客付きが良かったということは、まさか中身をノーマルから連チャンVerに弄っていたのだろうか?グアムではなく、当時の台湾ならば十分あり得る話だが…。