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(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

ドッキリマンSPII(三共、ハネモノ)

2012-10-27 19:43:46 | ハネモノ

1989年(平成元年)に三共から登場した「ドッキリマンSPII」

(賞球:オール13)

この「どこかでみたような」ヤクモノキャラを、ご記憶の方も多いだろう。

ローリングマシーン、ブロードウェイ、オールスター、スペースキャノン、マジカペ、グレートキャノン、エンタープライズ等と並ぶ、三共の平成初期・旧要件ハネモノの名機だ。

 

個人的には、新宿・JR大ガードそば「ニューミヤコ」や、歌舞伎町・コマ劇通り沿い地下「747」などで打った。

特に「747」は、他店がサンダードラゴンやニューモンローなど、「金のかかる」新基準ハネモノを導入した時期、古いドッキリマンやドッカン島を置いてくれたので、大変重宝した。

(1990年当時の「パチンコ747」…新装に詰めかける人々。夜は派手なネオンが映えた。)

「747」は、靖国通りからコマ劇に向かうメインストリートという好立地にも拘らず、普段の客の入りは、あまり良くなかった(新装ともなれば、ご覧の通りの盛況ぶりだったが…)。

確かに、あの急な地下階段は、初見の人には入りにくい雰囲気があったかもしれない。また、すぐ近くに「モナミ」「ニューセブン」「金時」といった人気の競合店もあり、小店の747は敬遠されがちだった。

「747」の店内は割と狭く、縦長にシマが並んでいた(それでも設置は100台程あったが…)。一発台の「メガトロン」や「ベータ」などもあって、コチラは終了出玉の多さが自慢(他の客の打ち込んだ玉が、終了個数に上乗せされた)。

スロは、2号機バニーガール⇒入替でキューティーフルーツS、アラジンIIという香ばしいラインナップだった。


 

さて、ドッキリマンSPIIといえば、何といっても役物のコミカルなキャラクターが目立つ。

当時の某・怪物少年系漫画に登場する「フランケン」にソックリな事でも話題になった。

旧要件ハネモノ全盛の当時、役物キャラといえば「西陣」が最右翼だったが、三共のハネモノにも、遊び心タップリの面白キャラが多く存在した(ロボスキー、マジシャン、バニーギャルズ、道路工事、うちのポチetc)

本機は、大当り中のBGMもコミカルで、ファミコンの「ドンキーコング」っぽい効果音も使われていた。まぁ、何かと「元ネタ」の存在を匂わせる台だが、それも当時のハネモノの特徴だ。

役物のフランケン(ドッキリマン)は、両手に持った鉄格子を一定のリズムで開閉させており、これが役物内の玉の動きを不規則にしていた。

また、上下二重構造の2枚ハネも大きな特徴だ。上の短いハネと下の長いハネ、どちらに拾われるかによって、役物内の玉の動きも変わる。ニューギン「サメざんす」などのハネにも、同様の特徴が見られた。

さらに、Vゾーン手前にある三角の小さな突起も、なかなかのクセモノである。甘釘で鳴きが良くても、この突起を含めたヤクモノのクセが悪いと、徹底的にVを嫌われる展開に…(パンクも多発)。

このように、玉の動きに影響を与える要素が多い為、V入賞も色々なパターンがあった。バシッと中央からVに飛びこむ事もあれば、役物左右の壁に当たった玉が、真ん中にスッと転がって来たり…と、そのバリエーションは多彩だ。ただ、役物内の玉の動きが速めで、全てが一瞬のうちに決まる感じがした。

大当り中も、フランケンは鉄格子を動かし続ける。この時、ハズレ玉2カウントで、手前Vゾーンが左右にユラユラと揺れ始める。「動くVゾーン」は三共お得意のアクションだが、マジカペのような水平なVの動きではなく、扇型のVゾーンが左右に弧を描く動作が面白かった。本機は貯留が無く、手前の突起がV継続の邪魔になったが、Vゾーンが左右に振れる事で継続のチャンスも広がった。実に良く出来たヤクモノだと思う。



1 コメント

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Unknown (あなろぐ)
2012-10-28 07:31:39
この頃の役モノのフィギアとか集めときゃ良かった‥昔は店の裏とか駐車場の隅とかに古い台が積んであったりしてたのに‥
ジアスでマジカペ打ちました~
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