トランプ物語SP（平和、デジパチ）

1994年（平成6年）登場の新要件デジパチ「トランプ物語SP」（平和）

 

※この時期の平和は、機種名に「物語」を付けるのが定番だったな…。「麻雀」「ダービー」「綱取」「プリンセス」「雀姫」「弾丸」「名画」などなど…。

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（スペック）

★賞球…7＆15　

★大当り確率…1/227（従来説は1/228…当時、必勝G誌が誌上で訂正）

★出玉…約2300個（16ラウンド）

★大当り絵柄…A、2～10、J、Q、K、JOKER、ｈ（全15種類）

★「７」と「h」（共に金色）で当ると、以後2回大当りするまで、小デジタルの確変に突入

⇒確変突入率は2/15。ループなし。

⇒確変中は、アタッカー下の電チュー確率が1/14から10/14にアップ。小デジ変動時間も大幅に短縮される。但し、メイン確率は不変。

（平和おなじみ、アタッカー下の小さな電チュー。1個拾うと閉じるタイプで、確変中も止め打ちしないと玉減りする。なお、小デジタル始動チャッカーは、ヘソ下に左右二つ付いていた。）

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文字通り、トランプをモチーフにした確変デジパチ。デジタルの「胴体がトランプ（の数字）」の兵隊キャラは、ルイス・キャロル「不思議のアリス」がモチーフ（盤面からもお判りだろう）。確変絵柄の1つである「h」のみ、平和の名物キャラクター「玉ちゃん」になっていた。

当時、かつての保留連チャン機に対して、お上からの「圧力」が強まっていた。変わって、「CR花満開」「CR名画」「CRFワールドI」「CRビッグソロッター2」「CR球界王EX」「CR黄門ちゃま2」といった波の荒いCR機が台頭。爆裂は期待できるが、初当りそのものが引きにくい「インフレ機種」が増殖していた。

そんな中、大当り確率1/227と良心的で、確変に入れば一撃7000発が期待できる本機は、追いかけやすい現金機としてホールで人気を博した。

基本的にノーマルデジパチと思った方が無難で、突入率2/15の確変は「入れば儲けもの」といった姿勢で臨んでいた。たまに「7」や「ｈ」で当たると、マジで嬉しかったな…。

（確変絵柄の「7」…忘れた頃に当ってくれるニクイ奴）

 

なにげに通常時の保4時短が結構効くので、釘の良い台は回転数を稼ぐことが出来た。ただ、末期は釘を絞る店がかなり増えたが…。

当時、かつての地元・私鉄O線Yヶ丘駅「J」を中心に、よく追いかけていたな…。以前は、デジパチの機種が豊富で、朝一の無制限サービスも行う優良店だったが、最近はどうなのだろうか。

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（リーチアクション）

デジタルは、左⇒右⇒中の順に停止。デジタル回転時は、兵隊が両手を挙げて落下する、コミカルなアクションを見せる。

★ノーマルリーチ…中デジタルの兵隊が、万歳しながら高速⇒コマ送りを繰り返してスクロールする。たまに当る事もあるが、信頼度は1.4％と低い。

★パタパタリーチ…ノーマル停止後、中デジタルの胴体部分が、日めくりカレンダーのように一枚づつめくれていくアクション。信頼度は39.8％と高い。

★シャッフルリーチ（ぶら下がりリーチ）…左右の兵隊が、中デジタルを手で引っ張り上げる。信頼度は57.03％と、全リーチ中で最も高い。これをハズすと、その日は勝てない気がした。

 

★★追記★★

CR名画（1994年5月）…販売時には「CR名画」として登場したが、デモ画面は「CR名画物語」となっており、開発時より「物語シリーズ」として位置づけられていた事が判る。

（CR名画のデモ画面）