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サファリ3(京楽、デジパチ)

2013-03-14 17:30:38 | 現金機デジパチ

1991年(平成3年)に京楽から登場した新要件デジパチ「サファリ3」

 

当時の京楽デジパチは、ドットマトリクス(「ダービー」などでお馴染み)タイプと、ブロック液晶タイプの「二本柱」で勝負していた。連チャン機主流の中、ノーマル機ばかり出していたのも特徴だ。

液晶タイプでは、「グランプリ2号」「ニュートランプカード2」(共に1990年、旧要件機)や、「トランプエース」(1991年、新要件機)が既に登場していた。本機も、その流れで新要件初期に送り出された液晶機である。

ただ、液晶採用とはいっても、単色でブロックも荒かった為、ドットデジパチと勘違いされる事も少なくなかった。同時期登場の液晶デジパチには、「ウルトラ麻雀(&3)」もある。

 

本機は、私鉄O線・M遊園駅北口「銀座ホール」でよく打った。この時期、銀座ホールには奥村のモーニング付デジパチ「ドリームEX」、藤商事の数珠連チャン機「ターンバック」、マルホンの確変ドラム機「ウルトラセブン」、平和のノーマルドットデジパチ「センチュリー21」(「ブラボーセンチュリー」の新要件版)などの姿もあった。

スロはコンチIIIバニーガールで、モーニング狙いの客が毎朝行列を作った。自分も、モーニング目当てで裏口に並び、ハズレるとデジパチのシマに流れていた。大学時代、一番サボる頻度が高かったのがこの頃だ(笑)。

その他、渋谷・道玄坂小路沿いにあった「ホワイトバード」なんかでも打った記憶アリ。


(在りし日の渋谷「ホワイトバード」)


 

★賞球:7&15(新要件機)

★大当り確率:1/225(ノーマルデジパチ)

★兄弟機…サファリA(大当り確率:1/203)、サファリ2A(大当り確率:1/215

⇒賞球数はいずれも「7&15」。盤面デザインも3機種共通の為、盤面右隅に小さく書かれた機種名表示で見分けるしかなかった。当時、都内・神奈川で一番出回ったのが、一番確率が低い「3」だった。なお、この「サファリ」シリーズから、台枠が変更された。


・新要件移行後も、ダービー3(画像)やトランプエースは、上皿がこのタイプの旧枠を使用。

 


・サファリ3からは、コチラの「新枠」に切り替わった。ピンクと赤の上皿が斬新だった。

 

 

★大当り図柄…0~9の数字、キリン、鳥、サル、槍を持った人、象(15種類)

(独特の動物図柄に、耳に残るデジタル回転BGM…記憶に「刺さる」要素が多く詰まっていた)

 

★リーチアクション

ノーマルリーチのみ。当時の京楽の十八番である「スーパーリーチ」は非搭載

左・中デジタルがテンパイするとリーチとなり、右デジタルは甲高い効果音と共にスクロールを開始。

リーチ時、右デジの移行コマ数はランダムだが、最終停止する図柄の4コマ手前から超スロー回転へと切り替わる。つまり、右デジがスローに変化した瞬間に、当り・ハズレの判別が出来た。サファリ3を打っていて、最も能汁が出る瞬間である。

 

★右デジタルの移行法則

当時の京楽デジパチには、連続回転中のデジタル(出目)移行法則が存在した。サファリについても、「3」「A」「2A」の全機種に共通の出目移行法則アリ。

本機の場合、中デジタルが停止する際に、ランダムな「スベリ」が毎回入る。「スベリ」とは、左デジタル停止後、中デジが何コマ進んで止まるかを意味する。中デジのスベリコマ数には、「1コマ」「2コマ」「3コマ」の3パターンがある。

連続回転中は、中デジのスベリコマ数によって、次回転時の右出目移行パターンが決まる。

(1)中デジが1コマスベリで停止…次回転時、右デジは前回右出目-2~3コマで停止

(2)中デジが2コマスベリで停止…次回転時、右デジは前回右出目+7~8コマで停止

(3)中デジが3コマスベリで停止…次回転時、右デジは前回右出目+3~4コマで停止

例えば、中デジタルに3コマスベリが入り、右デジタルに「4」が出たとする。この場合、次の回転では、前回の右出目「4」プラス3~4コマで、「7」か「8」が右デジタルに出るのだ。

他機種に比べると、若干ややこしい仕組みだが、中デジのスベリコマ数と右出目から、次の右出目をパッと頭に描けるようになれば、晴れて「サファリマニア」の仲間入り(笑)。

 

(参考)主な京楽デジパチの出目移行法則(連続回転中に限る)

ダービー(旧)…右デジ、+4~6コマ(N)

ダービー2(旧)…右デジ、-1~2コマ(N)

ニュートランプカード2(旧)…右デジ、+6~8コマ(S)

ダービー3(新)…右デジ、+4~6コマ(N)

トランプエース(新)…右デジ、+5~7コマ(S)

居酒屋(新)…右デジ、-3~4コマ(S)

ウルトラ麻雀(新)…中デジ、+5~7コマ(S)

・旧…旧要件機、新…新要件機
・右デジ…右出目に移行性あり、中デジ…中出目に移行性あり
・N…ノーマルリーチのみ、S…スーパーリーチあり

⇒いずれも「サファリ3」よりシンプルな法則性を持つ。また、法則崩れによる「大当り判別」も可能。特に、スーパーリーチ搭載機の場合、SP発展時に「出目の矛盾」を察知した瞬間がアツい。(移行法則で「7」が出る筈なのに、「1」のスーパーリーチが掛かった時など)