大阪から近鉄特急で1時間少しのところ、榊原温泉口駅から10分ほど旅館の送迎バスに揺られると、のどかな田園地帯に小さな温泉街が現れます。
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清少納言が「湯は七栗の湯、有馬の湯、玉造の湯」と、当時の日本三名湯として枕草子に記した七栗(ななくり)の湯こそ、現在の榊原温泉のことです。
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この榊原温泉の温泉街から少し離れた小高い丘の上に建つ、中規模の旅館がこの白雲荘です。ここはややエコノミーなお宿です。
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大きなガラス窓からの展望が印象的な内湯には、澄明なお湯がわずかにオーバーフローしています。残念ながら循環式のため、湯元榊原館のような芳しさはないものの、塩素臭は気にならない。ネットリとした浴感は「美人の湯」らしさを醸していますね。
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内湯から少し離れているところにある露天は、ここも見晴らしが実にいい。内湯と同様、ここも加温・循環のようで、内湯で感じられたヌルヌル感も希薄です。
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この榊原温泉では歓楽的な要素は全くなく、客室の窓からはゴルフ場しか見えません。いささか情緒に欠けるところではあるが、ゴルフとか伊賀の観光とかとセットがいいでしょうね。
・場所:三重交通バス・白雲荘前BS
・泉質:アルカリ性単純泉 24.2度
・訪問日:2009年2月7日
・泉質:アルカリ性単純泉 24.2度
・訪問日:2009年2月7日