バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

意地でもバスで行く別府・共同湯の旅(1)@別府

2009-08-17 15:45:07 | ☆バスde温泉(九州)

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今回、目指すは憧れの温泉パラダイス?別府です。温泉の宝庫に行くのだから本当ならあれこれ下調べをするべきでしょうが、前日は遅くまでの仕事だったためリサーチの時間もなく、取り敢えず早朝6時過ぎの新幹線、700系のひかりレーススターに乗り込みました。 
車内でしっかり朝寝ができたので睡眠は充分。8時20分に山口県の徳山駅に降り立ちました。

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ところで、大阪から別府に行くなら、普通は飛行機で一気に大分空港まで飛ぶか、山陽新幹線で小倉乗り換えで日豊本線で行くか、面白いのは大阪南港から関西汽船の大型フェリーでのんびり船旅を楽しむかだよね。そこを敢えて徳山駅で降りたのは、ここで、広島と別府を結ぶ大分交通、広交観光の高速バス別府ゆけむり号に乗るためです。温泉には意地でもバスで行かねばならん!

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ただし、このバスの始発の広島から乗るには、あまりにも早朝過ぎて前泊が必要。仕方なく新幹線で追い越してここ徳山で途中乗車することにしたのです。

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徳山駅前で高速バスを待っていると、この駅前ロータリーに頻繁に防長交通のバスが発着している。このバス、どこか見覚えのあるカラーだな?そうそう、このカラー、まんま近鉄バスやん…この会社は近鉄グループなので、お下がりが回ってくるようです。

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7時35分に広島を発った広交観光のふそうエアロが、定刻の9時10分に徳山駅前に現れました。乗り込んだバスには先客が4人。ここから乗ったのはワタシ一人だけなので計5人…ガラガラです。

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徳山駅を出発してしばらく走ると徳山港のフェリー乗り場に到着、運転士が乗船の手続をすると、バスはするすると船内に滑り込んでいきます。そう、この別府ゆけむり号はバスごとフェリーに乗る極めて珍しいバス路線なのです。

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船員によってバスが固定されると、われわれ乗客と運転士はバスを降りて、船室へ移動します。なので、ここまでの乗車時間は10分程度。広島から乗務の運転士にとっては、この乗船時間が休憩時間となるのでしょう。周防灘を横断するこのフェリー、その名もスオーナダフェリーです。でも、なんでカタカナやねん?

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船内はバスの乗客のほか、マイカーの家族連れがちらほらと見られる程度で、実に閑散。船内には座敷席もあるが、子どもの声が騒々しいので敬遠し、椅子席に自分の落ち着き場所を見つけてゆったりとしていると、船はユルユルと岸壁を離れていきました。船はスオーナダフェリーの保有する2隻の内のひとつ、ニューくにさきです。

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右舷に見える、小さい入り江が入り組んでいる島は大津島。この島こそ人間魚雷「回天」の基地があったところです。島内には特攻の記念館もあるそうで、広島の大久野島とともに、ぜひとも訪ねてみたい戦争遺跡のひとつです。映画出口のない海で、市川海老蔵がキャッチボールしてたのはこの島のどこかでしょうか?あの映画、泣いたなぁ…

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波穏やかな周防灘の遠くのほうに、スオーナダフェリーの別の一隻が見えました。進光丸なのでしょう。

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船は国東半島の先っぽにある竹田津港に着きました。われわれバスの乗客は先にバスに乗っておかないといけないので、接岸作業を見ることはできません。それでも車内から船の舳先のハッチが開いていくのが見える。
タッタカターーーッタカタッタ タッタカタッタッターーー
船員の合図で発進!サンダーバード2号みたいだ。カッコエー!!!

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バスは竹田津港から国道213号で大分空港をかすめ、大分空港道路を通って別府市内に入ります。自動車の往来の激しい国道10号線沿い、別府北浜にある大分交通のバスターミナル(といってもバス停に毛の生えた程度だが)に到着しました。さて、別府には着いたものの困った…今からどうすればいいのだろう?ここには観光案内所すらないので、とりあえず別府駅へ。駅前には手湯が整備されています。列車で着いた観光客にとっての最初の温泉なんでしょうね。手湯にぶら下げられた暖簾をよく見ると、混浴と書いてある…こういう小ボケには必ずツッコムのが関西人の性。

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実はバスルートの下調べに力を入れたので、温泉リサーチに気が回らず、観光案内所で情報を仕入れなければならなかったのです。ここでもらった地図を片手に、別府の温泉街を再び北浜のほうへ歩くと、威厳が感じられる建物が現れてきました。この旅の最初の温泉は、これぞ別府温泉を代表する竹瓦温泉です。この建物を見て、温泉天国の別府に来たんや…っと実感しました。

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都市部にある温泉街のこと、スナックやらラウンジやら…ネオン眩しい盛り場の顔を見せる。食事できる場所には事欠きません。

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大分の麦焼酎とでかなりいい感じになってきました。お宿へ戻るのに千鳥足でネオン街を歩いていたら、激しい呼び込みのお声が…なんだか楽しくなってきて、わざと声の掛かりやすいところへちょっと遠回り。

続く…

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