バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

山陰の温泉情緒・バスの旅(2)

2008-10-12 20:58:11 | ☆バスde温泉(中国)

バスde温泉@大阪~三朝の続きです。

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三朝で宿泊した後、湯村へ向かうため旅館の朝食は急いで食べることに。今日の乗り継ぎ時間はタイトなので仕方ない。8:33三朝温泉発の日の丸交通の路線バスで倉吉駅へ、乗車時間は20分ほどだが、やっぱりこの路線バスがワタシの旅の必須ですね!

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倉吉駅に着くとバスを飛び降り、急いで切符を購入。8:59発のスーパーまつかぜに乗って、これまた短区間だが鳥取へ向かいます。別に特急に乗るほどの距離ではないのだが、普通列車だと鳥取発のバスに間に合わない。山陰本線の益田駅から長躯、倉吉駅に達したキハ187系は、振り子機能とハイパワーを生かして、残り僅かの区間をぶっ飛ばします。一昔前のディーゼルカーとは隔世の感がありますね。

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鳥取駅から日本交通バスと全但バスが共同で運行する「ゆけむりエクスプレス」に乗って湯村温泉へ直通します。バス乗り場に現れたのは全但バスのいすゞキュービック、路線タイプ。あれ?以前このバスに乗ったときは高速バスの車両を使ってたのに…酷くグレードダウンだな…この路線、途中に岩井温泉を経由するが、3ヶ月ほど前に訪れたばかりなので、今回は通過。(そのときのレポはこちら)ちょうど1時間で湯村温泉に到着しました。

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湯村温泉は90度以上の熱湯がこんこんと湧き出す荒湯を中心に、旅館やおみやげ屋が林立し、情緒あふれる温泉街が成り立っています。お寺と源泉が隣り合ってるのは昔から温泉と信仰は深く結びついていたことを表していますね。

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この荒湯では入浴することはできません。沸騰しそうなほどの高温のお湯が湧出していて、地元の方がカニや野菜を湯がくのに使っています。また、観光客は近くのお店で玉子を購入すれば温泉玉子を楽しむこともできる。

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春来川を挟んで反対側の広場は、湯村温泉を舞台としたNHKのドラマ「夢千代日記」を記念して作られた公園で、吉永小百合が原爆による白血病を患う夢千代を好演したのがあまりにも有名です。ここには恒久平和を希求して、夢千代の銅像が建立されています。

今回、今年にオープンしたばかりの共同湯を確かめる目的もあってここにきました。

この新薬師湯は温泉好き(湯ヲタ)にとっては残念なことになっているが、湯村温泉はこの程度ではありません。

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以前ここに宿泊したときの旅館「さんきん」は、小さい旅館ながら自家源泉。澄明なしっとりとしたお湯が一晩中掛け流されていました。要は温泉の使い方。元々の温泉の質はいいので、いい旅館を選びさえすれば湯ヲタにも満足させるだけのポテンシャルはあると断言できます。

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湯村温泉からは全但バスの高速バス「夢千代号」で一気に大阪へ帰ります。この路線、北近畿豊岡道路の一部開通によって、著しく所要時間が短縮されたので、八鹿で特急列車に乗り換えるより速くなっています。

ところで、この旅の直後、鳥取・湯村間で乗車した「ゆけむりエクスプレス」の全但バス担当便が全廃されました。グレードダウンしてたのはそのせいかもしれません。燃料が高騰する昨今、バス会社の運営も厳しさを増しているようですね。

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