本を読むのだ

主に飛躍した感想文。

鎌倉メモリーズ5

2018-01-15 18:25:05 | ラノベ
 生きてます。
 というか年あけちゃったー!!!
 感想を書きたいものは山ほどあるんだけど、またメモリーズに帰ってきてしまってますw
 
 ってあれえええええええ?! メモリーズ5の感想あげてなかったのおおおおおおおー!? まじかー! 今すぐ読んでくる!!! 今4巻(何周目か)だからすぐだから!!!

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 よし、読み終わりました! 
 もうね、3回は読み返してるんで、いつものようなぶっ飛んだ感想文にはならないはず(フラグ) 

 5巻は、フィギュアスケートでいうと、本選が終わったあとのエキシビジョンみたいなもんだと思います。いろんな事は、4巻まででほぼ解決してたからねー。
 とはいえ、素晴らしかった…。読んだあとも、はあ、もっと読みたい… って思い、2周してた。脳内実写化、アニメ化もしてた。でも、実際、実写化すると「これじゃなーーーーい」とかいうんだよねー 複雑なファン心です。

 全然内容に触れてないだと!?

 いつものようにざっくりとしたあらすじを。
 香乃ちゃんが雪弥くんと、R指定もつかない程度のイチャイチャ具合で、イチャイチャする話です! ふう、これ以上でも以下でもない、正しいあらすじだ、じゃねーよ!

 冗談はさておき、5巻の最大、注目ポイントは「付き合ってる? に否定をしなくなった」です。
 香乃が「わからない」と三春に答えた他は否定していない。例えば、2話目の理久が、茶化すように言った時も、香乃も雪弥も否定はしない。1巻の時とかだと、即座に否定してたのにね!
 というところからして、雪弥からすると「付き合う」という形になっているつもりなのだと思う。

 一方で、どうして香乃が自信を持てないでいるのかというと、「一緒にいたい」だからだ。3巻での「一緒にいたいです」の返事が、4巻での「一緒にいてください」だからだ。
 というのも、もちろん、3巻において、香乃も「好き」とかと同じ意味で、「一緒にいたい」であったわけだが、4巻において、散々翻弄されたわけじゃない?
 その謝罪とか感謝もひっくるめた、4巻ラストの雪弥の「一緒にいてください」だったけど、その時には、香乃は色んな可能性を考えてしまっていた。例えば、親友とか兄のような立場として一緒にいる、みたいな。
 何より、期待して傷つくの怖いよねー… 4巻みたいにー。
 
 だから、周りにはすぐわかっても、香乃はちょっと恐る恐るという感じだったんだと思う。
 
 でもまぁ、1巻からイチャイチャしてたじゃねーかこのぅこのぅ。ゆっきー5巻のシノっちにもちょっと嫉妬してたよね! シノっちには嫉妬するけど、高橋には嫉妬しないのがちょっと面白い。
 例えば、4巻でバイトに派遣するところとか。私自身はギリシャ神話のヘラ様クラスに嫉妬深いので、ちょっと色々考えたくなってしまう。雪弥は、高橋に関しては、多分嫉妬したことないと思うのだ。それは、高橋に対して安心しているのか、それとも、香乃ちゃんがコイツには惚れないだろー みたいな感じなのかどっちだろう。
 多分、一回関係性を確立させると安心するっぽいのかなぁとも思う。アサトくんとか。1巻ではバリバリ警戒心だったけど、雪弥の前で、香乃とアサトの関係性が確立して以降はさほど、警戒していない。てか、香乃からすると妹の彼氏だしね!
 ああ、それとも、高橋だったらいいかなと思ったのもあるのかなぁ…。

 これは単なる個人的な想像だけど、香乃ちゃんが大学入ってからも大変そうじゃねw
 「え!? あのサイボーグ岸田の彼女が入学してきた!?」ってことになってさ、新歓とかも当然呼ばれたりしそうじゃん。止めるか、雪弥もついてきそうだけど、お酒飲んじゃったりして、これだから警戒心がー みたいなお説教とかされつつも、酔った勢いで香乃ちゃんからチューとかしちゃったりしてー ドギマギさせたりしてー とかー!とかー!! 原作でないRは自家発電で生み出すしかないのですよ。
 
 あ、そういえば、原作ではないネタもう一つ。香乃ちゃんの誕生日のデートで、雪弥くんがサプライズなプレゼント用意してるらしいけど、サプライズは成功するけど、ひょんなことで、高橋がバラしたのバレて、後日制裁されそうw

 あとは、チヨちゃんネタとかどうでしょう。旦那候補の筆頭が、殿村くんだと思うの。殿が一人っ子だからきっと、向こうに嫁に行きそう。理久はなんだかんだでちゃんと店継ぎそう。
 
 将来ネタといえば、やっぱり香乃ちゃんの将来の職業ネタも面白そうだと思うのよねー。多分雪弥くんとは結婚しそうだけど、香乃ちゃんは、香房を続けるんじゃないかなぁと想像する。というか、香乃も雪弥もきっと花月香房をどうにか続けようとするのだろうなぁと。
 けど、銀次さんとも三春さんともまた違う形で続けるんだろうなぁと。銀次さんは自分でお香をつくり、三春さんは香道の先生だけど、どっちにもならないのかなぁと。香道はまだわかんないかなぁ…。八柳はきっと継がないと思うのよね。パパにお香のつくり方を教わって… って道もあるかなぁ…。ただ、どっちにもならないと思う根拠は、今それほど興味がなさそうだなというところから、香乃ちゃんの。
 
 最後にひとつ、各務は雪弥のフルネームをきっと知っている。知ってるし、故に、自分との関係も知っているのだろうと。
 更に、各務が問うた香乃との「関わり」も、香乃が答える前に、わかったのかなぁと。諜報員ゴッコとかあの迎えとかのくだりとかで。少なくとも、岸田雪弥にとって重要な人物であることはわかったのだろうと。
 けど、そこから踏み込まないのね…。雪弥もそれ以上は踏み込まない。
 それが雪弥にとってのベストだったのかなぁとも思う。本当の意味で解決したのだろうなぁと。
 この先、きっと雪弥は、本当に自分のやりたいことをするのかなと思う。育った家の象徴である法学部でも、両親を追っていた象徴である経済学部でもない、新たな道を歩くのだろうなあと。
 
 はぁもっと読みたいー…。こういうお互いがお互いじゃなきゃダメ系の恋愛ものにちょー弱いのよー。そうそう、お互いがお互いじゃなきゃダメ系といえば、12月頃に最新刊が出た、嘘解きレトリックも、そのうち、いつか、きっと書きます!