老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

新春落語 桂文喬 天満天神 繁昌亭

2010-01-04 05:51:16 | 大阪府大
正月三が日に生の落語を聞くなんて思いもよりませんでした。12月初めに
百舌鳥亭春落から正月に大阪天満宮の繁昌亭で桂文喬(大阪府立大学
経済学部卒)の落語の案内があり、二つ返事でOKを出しました。

泉尾高校、予備校、大学が同じの百舌鳥亭春落

折角大阪天満宮へ行くのですから、すこし早い目に行って初詣と目論見ましたが
まだ正月三が日の日曜日、もうそうれは凄い人波。約束の時間に間に合うか
気にしながら賽銭箱の数メートル前から賽銭を投げました。これで春日神社、
六甲八幡神社と3つもお参りに行きましたからきっと今年はいいことがあるでしょう。

約束の時間に約束の待合所「輪茶々々庵」へ行きましたが、正月の例外で
外から入れません。困っていると、百舌鳥亭春落がコーヒーと茶菓子を
抱えてやってきましたので、大阪天満宮の境内で敷石に腰掛けながらお互いの
定年後の生活のお話をしました。

200席余りの落語だけの繁昌亭は満員です。百舌鳥亭春落が取ってくれた
席は前から3列目の右端でした。結構迫力のある演技が見れました。

中入り後の最初に桂文喬師匠があり、演目は先月のNHKの「上方演芸ホール」
と同じ「研修医・山田一郎」でしたが、NHKでカットされたHNKにふさわしくない
箇所もあり、なるほどと納得しました。

病院の落語

続いては、音曲漫才の姉様キングス(中入り前に出た桂あやめと林家染雀)
です。桂あやめさんは一昨年の6月にあった大阪女子大同窓会斐文会総会で
落語をお聞きしています。この日は喉を痛めて声が出にくい中の熱演です。

斐文会

そして最後の桂福団治師匠の話には泣かされました。丁稚奉公に出た
小さな子供が3年経って初めてお正月休みを頂いて実家に帰ってくるのを迎える
両親の様子です。昔から「可愛い子には旅をさせよ」い言いますが、
帰ってくる前からそわそわして、成長した子供を見る喜びにジーンときます。
わが子供に対する私に照らし合わせて今年2回目の反省。

もちろん終わってから、日本一長い商店街の天神橋筋商店街で一杯やりました。
百舌鳥亭春落と二人で飲むのは、実験室で一升瓶の冷酒をやって以来ですから
40数年ぶりです。もう大人です、量を知っています。酔い綴れることはありません。

百舌鳥亭春落さん、ありがとう。


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