老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

中計(中期計画)

2007-07-22 19:23:17 | シリコンバレー
昨日から学校が夏休みに入りました。夏休みと言えば思い出しました。
10数年前、会社の夏休みに入る前の今頃、ボスが近づいてきて
「夏休みまでに、新規事業の中計作れ」と宣いました。

元の会社では、10年単位の「長期計画」、3年単位の「中期計画」
そして、1年の「短期計画」がありました。

中計(中期計画)が導入されたのは、30数年前にMキンゼーのOさんが
やってきて、今までの5年計画と単年予算のドンブリ勘定から
大改革されたときからです。

丁度その年が中計の最終年度で、と言うことは新しい中計の策定の
年度でもありました。

短計(短期計画)の策定が12月から1月に掛けてですので(当時は)
中計はそれまでに決定しておく必要があります。事業本部の規模にも
よりますが、我が事業本部は9月中にオーソライズしていました。

そこから事業部、部、課とブレークダウンしていきますと、私のいた
「起業開発室」は夏休み前になったのです。

スタッフ時代は、この中計と短計の策定と管理を経験していましたので
事情はよく知っていたのですが、少しラインに近づいたから、
今回はパスかなと思っていた矢先でした。

夏休みを休みたいという一心で、2週間ほどで仕上げました。
長期計画の折り返し点を過ぎた所で、基盤の整備、体制が出来上がり
「さあこれから拡大だ」の新規事業計画です。

1年目:米国へ行ってサービスの新規事業を探す
2年目:日本に持ち帰って「日本化」する
3年目:起業化する

丁度シリコンバレーに全社的なリサーチの拠点が出来ることもあり、
それに乗っかった形です。他の部門は1人が5年間駐在ですが、当方は
短期勝負で5人が1年間です。

こんなストリーでボスに出しました。多少修正がありましたがOKです。

ホッとして起業開発に勤しんでいますと、12月にボスが又近づいてきて
「新規事業の、あの中計の1年目を作れ」と宣いました。

又せっせと短計の「実行計画」と「経費予算」を作りました。
1月末にOKとなり、ボスに尋ねました。

「ところで、誰が行くのですか?」
「お前や」
「え、私、英語が出来ないのですが」
「出来るやつをつける、行け」

それからが大変でした。続きは次回に。


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