Sea Loves You 石川秀美

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★★★Since 31/01/2005 ★★★

BE BOP JUNGLE

2006-10-09 22:43:35 | 17.PASTICHE

石川秀美に似合っている”POP ROCK”で明るいナンバー。イントロからワクワクするようなノリの良さがでている。

歌詞の世界はイマイチなんだか、よくわからない世界観であるが、
当時、20歳を迎えた石川秀美に重ね合わせた詞であることは間違いない。

ノリのビート感とハネカエリ娘的な元気な女性像という点が石川秀美のイメージと繋がる。

「大人」としての「責任」などをもたなければならない「20歳」にたいしての、自由と不安を表す曲なのであろうか。
ちょうど年明けの成人式を迎える若者番組:NHKの「青年の主張」なるテレビ番組で石川秀美はゲスト出演でしたね。少年隊と。

ボーカルはアイドル<アーティスト化する顕著な時期であったので、このアルバム:PASTICHE以降では数が少なくなったアイドル声?!というべきか、少女声というべきか、素直で明るいボーカルで歌われている。
とはいえ、以前のアイドル曲よりも歌唱力はUPしており、音程の安定さと、得意とする強弱がとても巧い。
曲の洋楽的完成度と共に、石川秀美ならではのボーカルと曲である。

アレンジはドラムベースで作られた曲であり、ボーカル同様にドラムの音が弾けて、遊んでるような演奏プログラムが素晴らしく、コーラスを入れて、盛り上がるサビは石川秀美に最適な曲調である。
マイナー調なUPテンポを得意とする石川秀美に、もっとこういうメジャー調で明るいUPテンポ調を提供すればよかったのに・・・シングル、等と思えるほど。
ちょっとオルガン音が入ってるのが、米国ではなく、英国的な雰囲気が出ているし、どこか20歳の青春音にも感じる事ができる。

この曲は本人も気に入ってか、わりと後期のライブでも歌われており映像化されたライブビデオ:SHINE ON MEでもライブ演奏を披露している。
かくいう俺も、87年春の大阪ツアーのライブで聴いた記憶がある。

イメージビデオより~

Bobopjungle01 プールサイドに現れ、

 


Bebopjungle02 健康的美しさの笑顔、 

 


Bebopjungle03 ビーチを走る夏女=石川秀美を表す1曲となっている。

        


プールサイドと海が映っているのだが、この曲と合っているかどうかは???不明な感じ。
元気で健康的な一面の石川秀美像を現したかったのなら、納得できるのだが・・・ね。
このロケ地は確か、欧州だったのでのどこかのビーチであろう。
>>>写真集:EUROPEAN HEARTよりRIMINI(イタリア共和国・エミリア=ロマーニャ州)とのこと。

個人的にはアルバム中、気に入ってる曲でUPテンポな点と、強いボーカル部分との盛り上がりがとてもイイ!
アレンジも好きで、ドラムのリズム音と、シンバルの弾け方、ベース音の泳ぎなんかとてもカッコイイ。
前奏がすぐだったのに対し、後演奏が長く、JAZZ FUSION的にドラムリズムで叙情効果が最高になるなど、ライブで奏でられた理由もよくわかるのである。


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