JI3GAB/blog

ラジオに関する話題を中心につらつらと

ハムフェア2008

2008-08-26 23:58:24 | ラジオ(その他)
今年もハムフェアに行ってきました。初日の3時頃に着いたので2時間弱の参加で、もう少し時間が欲しかったところです。

もうみなさんレポートされていますが、ICOMのIC-7600が展示されていました。説明を伺ったところでは、USB端子をもうけて音声データの入出力やファームウェアのアップデートなどが出来ることや、スコープの機能の改良などがPRO3との大きな変更点だということでした。一方基本的な設計は大きくは変化がないということで、そこは残念というか、もう少し7800/7700のような構成に近づいたらいいのにな思いました。もっとも試作機であり、実際の発売までにはまだ時間がありそうなのでどうなるかはわかりませんが。

AORのブースでは、イタリア製のソフトウェアラジオPerseusの展示が行われていました。Perseusは80Mspsでディザの機能を持つA/Dコンバータを使用し、プリアンプや各バンドごとのBPFが内蔵されている、なかなか魅力的な製品です(USB2.0対応で最大800kHzの帯域を取り込めるのも良いところです)。AORが代理店となって日本で販売するそうです。定価で13万強の予定だそうですから、リスク等考えれば個人輸入するよりいいのかなと思います。また、恒例のAR7030の後継機に関する質問に対しては「残念ながら未定。ご要望はいただいているのですが」とのことでした。昨年も書いたかも知れませんが、年々開発に消極的になっているような気がして残念です。

会場で、昨年からお世話になっているJA2SVZ林さんをたずねました。そこで思いがけず、JA1SCW日下さんとはじめてお会いすることができました。実は日下さんがCQ誌で発表されたIMDメータをネットで購入したばかりだったのです。IMDメータはUSB対応のCODECが内蔵されていますが、このキットで使用されているのは入力1チャネルだけなので、その他の端子も活用して、何か面白いことは出来ないかと妄想中です。また、昨年林さんが設計されたFPGAを使ったSDRを私も追試しようとしているのですが、恥ずかしながら細かいピッチのADコンバータをうまく半田付けできず、止まったままです。お二人には「そこを乗り越えないとね」と言われてしまいました。がんばりますHi。

ジャンク等ですが、今回はスプリッタやアッテネータなどを探していたのですが、時間内には見つけられず、結局パッチンコアを10個ほど買っただけでした。昨年はWeinschelのATTを多く見た気がするのですが、今年はほとんど見かけませんでした。
また、以前とても欲しかったSGがリーズナブルなお値段で出ていて、もうちょっとで買ってしまうところでしたが、「もう重いものは買わない」という戒めを守って泣く泣く見送りました。それともうひとつ、SMAコネクタのついたGPS用アンテナを見つけたので、後でと思っていたのに買い忘れたのがちょっと残念です。

ここ数年ともっとも違ったのはお天気だったかも知れません。昨年、一昨年と国際展示場駅からぎらぎらの太陽にさらされて歩いていましたが、今年は気温が低く、小雨が降ってはいたものの、涼しくて助かりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする