心が痛んだニュース

 最少し前ですが、心が痛んだニュースです。

「愛知県常滑市内のコンビニでおでんのネタを指先でツンツンした映像を自らネットに投稿した男が15日（2016年12月）、愛知県警によって逮捕された。逮捕のきっかけは実の母親からの通報だったという。」
このおでんツンツン男の母親がメディアの取材に対し、「本当に申し訳ない。どうしよう、大事に育ててきたのに…こんな大人に育てた訳じゃない」と言いながら取材中本人に電話をして「悪いことと正しいことが分からないのか」と叱り始めたとのことです。多くの人からお母さんが可哀想との声が上がっているそうで、普段テレビを見ない私ですらたまたまジムのテレビでこのワイドショーの映像を見てこのお母さんがかわいそうと思ってしまいました。

若い頃などは誰しもが「こんな理不尽な事やってられない。」なんて挫折したり道を踏み外したりしそうになるのかなと思っています。
それでも、そんな時に一生懸命に育ててくれた親だけは悲しませるような事をしてはいけないと誰しもが思い踏みとどまるのだと思いますが、このツンツン男にはそういう想像力が無かったんだと思います。

私の持論ですが、人間の資質というのはおそらく１８歳くらいまでに形成されてしまうのではないかと考えています。
ツンツン男は完全に自分が特別な人間と勘違いしてしまっている典型的な「痛い人」ですが、この種の自分の能力を勘違いしてしまった「痛い人」というのは意外と出会う事があります。


９年前に起業する時には銀行からお金を借りるのに実家を担保に入れてもらったり、私も親にはものすごく迷惑をかけました。
いろいろと想像できないようなトラブルにも会いましたが、その度に失敗して親まで路頭に迷わすわけにはいかんなという思いが強かったです。
父親はもうこの世にいませんが、「豚は飼っちゃあいかんよ。」とわざわざ心配してジムに来る母親にはやっぱりこの歳になっても敵わないなと思います。


ミニブタ店長、やっぱり悩むな～。