『SROⅢ キラークィーン』 富樫倫太郎

2011年08月12日 20時34分50秒 | 読書
あいかわらず。



「“最凶の連続殺人犯”と呼ばれた近藤房子が逮捕されて五十数日。依然として黙秘を続ける房子のもとへ、「Mに従え」とだけ書かれた差出人不明の手紙が届く。一方、SRO室長・山根新九郎は、東京地検から房子との面会要請を受けるが-。 」(BOOKデータベースより)

え、ここでおわり!?なんで!?早く続きを読ませてよー!!

っていう感じです。

私的に3巻目で完結と思ってましたが、4巻目に続く話でした。
俺が買った本には帯が付いてなかったけど、帯には今年秋に新刊が出るそうで。

まちきれないぞー!


完全に富樫倫太郎にやられてしまいました。
面白いし、話に勢いがあってどんどん読めてしまいます。

1巻の時には1冊限りの構想だったかもしれませんが、ここにくると1冊目2冊目の物語があって3冊目があるっていった感じの。
感覚的には宮部みゆきの模倣犯っぽい感じでしょうか。

とはいえ、模倣犯よりはだいぶ軽いです。
ちょっとえぐい部分もありますが、それが大丈夫な人ならきっと楽しめる。
ストロベリーナイト(誉田哲也)のほうが断然えぐいです。


近藤房子(犯人)の人間とは思えないあまりの殺人鬼ぶり。

そしてSROの面々。
ちょっと残念なのはSROのキャラクターがちょっと薄れている点かな。

でも、それ以上に面白いです。

★★★★☆

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