7月26日 木曜日 京都南禅寺にて 自称 平山郁吉と遭遇

ひさびさの更新
といっても、わざと放置していた。
ブログはミクシーに切り替えていたから。


ミクシは閲覧出来るひとが限られている
今から書くことは沢山の人の目に留まって欲しい
ということで、久々更新する気になったのであった


さて
私は7月26日　京都におりました。
たまたま本社にて研修があり(石川県・小松市)
愛媛から小松までかなりの距離である。
27日の金曜日　午前11時に本社着←かなり難しい
ということで、前泊の許可を得て京都に泊まることにした。
(※前泊←なにも石川入りしていなくても　いいものね♪)

そして一人、京都をプラプラ満喫しよう、と計画したのだった。

かといって、行きたい場所があるのでもなく
会いたい人がいるのでもなく。。
いや、行きたい場所も有ったし、会いたい人もいた。たまにはノンビリでもいいんじゃないか？

そう思って、行き当たりばったりの京都を満喫しようと思った。


京都駅でバスの【一日乗車券】を購入し
人から薦められた【南禅寺】へと向かった
http://homepage2.nifty.com/cub/niwa/nanzenji.htm

この日は正午ごろ　夕立のようなにわか雨が降ったので
いつもより　蒸し暑い京都だったに違いない

私は伊勢丹で購入した日傘を片手に
分からないなりに　プラプラの楽しみながら歩いた
（この時、地元愛媛の知人と電話で話している　発信履歴１５：３１）

本来は紅葉が素敵なところなんだろうけど
真夏の青々としたモミジもなかなかである
持参したデジカメで撮影した
「カメラの技術　ちょっとでも学んでおけば
　さらに素敵なんだろうな・・・」なんて後悔しながら撮影した

時計は４時を過ぎていたと思う
私はなにやらレンガ作りの橋げたのようなところにきた
（後にココが水路閣と分かる）

「多分、有名なところだろうから押さえておこう」と
撮影しようとしたとき　右斜め後ろの木の下に【絵を描く人】がいた
「邪魔しちゃ　わりぃし　遠慮がちに撮って　チャッチャと次に行こう」と
心の中でつぶやきつつ　シャッターを押そうとした瞬間
その【絵を描く人】が話しかけてきた
この人が【自称　平山郁吉】だ
（以下　私→ポ、自称　平山郁吉→郁）

郁「そこからではなくて　コッチから撮るんだよ」
ポ「（・・・ぎょ）あ、はぁ。ありがとうございます」
私　そそくさと撮影して退散しようとオモタ
（この絵描き、タバコ吸ってる　クサイ）
郁「コッチ立って　撮ってあげる」

エェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェエ！
カメラ盗られちゃう？いや、彼の荷物メッチャあるから駆け足しないだろう
一枚くらい私も写真に入りたいし・・・いいか。。。

そしてカメラを渡して撮って貰う
（ポ「ちゃっちゃと退散しなくちゃ」）
郁「ドコからきたの？」
（ポ「言っても知らないと思いますけど・・・」）
ポ「四国の愛媛です」
郁「松山？」
（ポ「ゲゲゲ、近くの人か？」）
そんなこんなで、自称平山郁吉と私は会話をすることとなる
そんな時、通りかかったお寺の関係者らしき人に
寺人「ココ、禁煙ですよ!!!」
と指摘される自称平山郁吉。
そそくさと消して、その吸殻を自分が座っている辺りに放り投げた。
マナー無し男だ。この時点で好感度最低と判断していたのに・・・
その直感のままいればよかったのに・・・

以下が会話で出てきた内容だ

自称平山郁吉は
生口島の出身
平山郁夫の甥っ子にあたる
フランス人と結婚　婦人はクリスチャンディオールの営業本部勤務
二人の間に子供はいない
今は東京藝術大学に勤務していたが今年７月で還暦　
尾道市瀬戸田町にある平山郁夫美術館http://www.hirayama-museum.or.jp/の
元館長（親戚の叔父さん）に呼ばれて島に帰る途中、京都に寄った
島には父親が一人　母は他界
島に寄った後は、ニューカレドニアに行く　そこで婦人と合流の夏休み
その後にフランスに帰る予定
欧州内の航空チケット　今安い
フランスから日本まで往復４８０００円位で行き来できる

ドトールコーヒーショップエッソ天王町店
http://ff.gnavi.co.jp/shop/52/4001386.html
ココで自称平山郁吉にアイスティをご馳走になる
彼は話しながら何本も何本もタバコを吸っていた
残念ながら銘柄は覚えていない

郁「・・・二ヶ月・・・。待てる？」
（ポ「ひょぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！なんなんだ！
　　　①妻と別れるから遊ばないか？
　　　②二ヵ月後に帰国するから会わないか？
　　　③その他
　　　いづれにしても　なんなんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ！）
ポ「は・・・はぁ？」
郁「二ヶ月、待てるならさっき描いていた絵、油絵にしてあげるよ」
（ポ「え・・・絵ですか・・・。」）
ポ「はぁ・・・」
郁「どっちがいい？」

といって、南禅寺の山門と水路閣の絵を見せてきた
彼は色紙に水彩画で描いていた
う・・・うまいか？へ・・・ヘタではないけど・・・
油絵が専門ならば、水彩画はこんなもんか？
ていうか、もらってもいいもんか？

ポ「じゃ・・・じゃあ、水門の所でお会いしたから記念にコチラで」
と、言ってしまった。今になって後悔。

そんなこんなでもう一つのお寺に向かった
私はメッポウ歴史にうとい
自称平山郁吉は、前歯が抜けたままの歯で
色々な説明をしてくれた
そのお寺はなんだっけ？新撰組だか白虎隊だかの出発の地とか？
あぁ・・・記憶力なさすぎ・・・マンセwww

二人石段に腰掛けてまたまた話している
頭の中では　ほんの少しだけ　さっきのタバコのマナーがひかかっていた
ひかかっていたにもかかわらず　遠慮しがちに会話しちゃってるヲレ。。。

郁「絵、本当にあっちでいいの?」
実は・・・水門より山門の方がイイナーと思っていたのがバレたか???

郁「じゃあ、こうしよう。二枚描いてあげよう。ただ●●代(名称忘れた。多分キャンバスみたないことを言っていた)を一枚分だけもらうよ」
そう。「もらうよ」と言った　自信に満ちた言い方だった
その金額は6000円だった

ポ「まあ、いっか」
と思ってしまった・・・なんでだろうね。。。
それまでの話を信じてしまって痛んだとおもう
心の中の敏感な部分では「異常事態」と察知していたみたいだけど
もう一人の自分がその非常ベルのスイッチをoffにしちゃったみたい

最後のくだり　はしょっちゃうけど
結局私は彼にお金を渡した
はしょった部分で、送料の話をしているんだけど
絵の発送ってとんでもない金額、と言われてさ・・・(それも信じてしまった)
結局一万円を渡しました
もちろん、送られるということで
住所・氏名・電話番号　という、個人情報も渡しました

自称平山郁吉とバスに乗りました
バス停の名前は覚えていませんが、右手に見える山に【大】の字がありました
ですから多分熊野神社前あたりだと思います

自称平山郁吉は途中で降りました　バス停の名前は覚えていませんが
多分「東山三条」あたりだと思います
自称平山郁吉が降りてからしばらくして四条に入りましたから
自称平山郁吉も私と同じ【一日乗車券】を使っていました


なぜここまで細かく書いているか?というと
私と同じように自称平山郁吉と名乗る男性と
違う日時に　同じ京都で会い
同じように住所・氏名・電話番号等の個人情報を渡した
という人がいることを知ったからです

その事実を知るまでに
「だまされた・・・かも・・・・」
と思っていました。それが事実だと分かったからです。

自称平山郁吉と出合ったのちに
不安になった私は携帯からネット検索をしました
残念ながら携帯ではヒットしなかったのですが
私たち以外にも、同じように自称平山郁吉と出合った方がいるかもしれません
その方たちの目にこのブログが留まれば・・・・と思い、書いています

私は8月6日　月曜日　仕事の後に愛媛県警に行く予定にしています。

お金は仕方ないにしても、渡してしまった個人情報が万が一悪用されたら・・・と
不安だからです。
(案外、クシャクシャと捨てられていそうですけどね)

今回は事件でもない
怪我をしている人もいない
ただの詐欺レベルですから
警察もそんなに親身になってくれないと、分かっています
しかし、それでも誰かが声をあげないと
自称平山郁吉の被害者は増えると思うのです



安易に人を信じてしまった自分にも責任はあります
分かっています
親切な人を　最初から疑わなくてはならない、
そんな寂しい世の中になってしまったのかな・・・