サムキーン「スプーンと元素周期表」
抜群に面白かった「にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語」の前作だというので購入。
期待を裏切らず、これも面白い。
とにかく感心するのが、それぞれのエピソードを、よくもここまで調べたなあ、という点。
本文自体も、おもしろいこぼれ話が中心なのだが、注釈では、こぼれすぎて本文に載せられなかったような本当のこぼれ話、みたいなのが満載で、いちいちおもしろい。
特に、「元素が体に与える影響を調べるために、あらゆる元素を飲んだ科学者」の話を聞いた作者が、裏を取るために元になった論文を探そうと図書館で九時間頑張ったあと、自分が担がれていることに気がついた、というくだりは思わず笑った。
元素は、かなり昔から研究が進んでおり、構造などに関しては、よく知られている。だから、どちらかというと科学史上のこぼれ話がメイン。
読む章読む章が衝撃だらけだった「にわかには信じられない~」よりは、破壊力は薄く感じた(ボース=アインシュタイン凝縮の話には本当にびっくりしたが)とはいえ、「にわかには信じられない~」は個人的にはここ数年に読んだ本の中でもトップクラスなので、しゃーない。
どうでもいいが、サムキーンという同姓同名の作家が別にいるらしく、勘違いして、二冊違う人の本を買っちまった。
抜群に面白かった「にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語」の前作だというので購入。
期待を裏切らず、これも面白い。
とにかく感心するのが、それぞれのエピソードを、よくもここまで調べたなあ、という点。
本文自体も、おもしろいこぼれ話が中心なのだが、注釈では、こぼれすぎて本文に載せられなかったような本当のこぼれ話、みたいなのが満載で、いちいちおもしろい。
特に、「元素が体に与える影響を調べるために、あらゆる元素を飲んだ科学者」の話を聞いた作者が、裏を取るために元になった論文を探そうと図書館で九時間頑張ったあと、自分が担がれていることに気がついた、というくだりは思わず笑った。
元素は、かなり昔から研究が進んでおり、構造などに関しては、よく知られている。だから、どちらかというと科学史上のこぼれ話がメイン。
読む章読む章が衝撃だらけだった「にわかには信じられない~」よりは、破壊力は薄く感じた(ボース=アインシュタイン凝縮の話には本当にびっくりしたが)とはいえ、「にわかには信じられない~」は個人的にはここ数年に読んだ本の中でもトップクラスなので、しゃーない。
どうでもいいが、サムキーンという同姓同名の作家が別にいるらしく、勘違いして、二冊違う人の本を買っちまった。