第６話 労災殺人事件（その１２） ～証拠固め

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「おきらくはここですが、あなたは？」

おきらくは、店に入ってきた青年に問いかけた。

「おきらくさんに、言伝ものを持ってきたのですが…」と名刺を差し出した。

　　　(~。~;)~　新米？　しんまい？

「中條さんと同じこと言いますね。『にいごめ』と読みます。
　実は、中條さんからお渡しするように資料を預かっていますが、おきらくさんは、おられますか？」
「私が、尾木です。由紀からは、『おきらく』と呼ばれてますが…」

　　　（●｀ε´●） ぶー　呼び捨てかよ　ｂｙ新米

「資料をお渡しする前に、尾木さんとアークトック・中條さんの関係をお聞きしたいのですが。」

至極全うな考えである。おきらくは、７年前の出来事と、小山田の事故～由紀の事故までの一件を手短に語った。

「なるほど、中條さんが『会社を守る手立てを考えてくれるさ』と言っていた意味がわかりました。
　この中には、内部資料も含まれているので、お渡しすべきかどうか悩んでました。
　中條さんがあのような状態なので、尾木さんの反応を見てお渡しすべきか考えていました。」

おきらくは、渡された資料に目を通し始める。

　　　【資料】・) じぃぃぃ　( °o°)ハッ

「やっぱり…」つぶやくおきらく　　メ（一o一) バツ！
「どうかしたのですか？」
「これによると、仕様書の定格には、通常型１０Ｋｇ容量１個となっていますが、内容は、
　高速型１００ｋｇ容量のものなのです。羽曳野工場で実際作られているのは、たぶん
　間違いなくそれだと思います。亡くなった小山田さんの日記にも書かれてありますし、
　先日現場へお伺いしたときに、山さんが作っていたメイン回転軸の太さから逆算しても
　同じレベルのもであると推定できます。仕様を偽って輸出…なんか臭いますね。
　ま…問題は、輸出先ですね…」
「スミマセン…屁しちゃいました(^^ゞ」



そのとき…


カララン～♪　カウベルの音と共に扉が開いた。

今度は２人…一人は、大東亜人材サービスの井上であった。
おきらくは、広げていた書類をさりげなく閉じて応対に出た。

「やぁ　いらっしゃい。」
「おきらくさん、貿易に関してレクチャー受けたいて言ってたでしょ。
　ユニオン交易さんの輸出課長にお話したら、面白そうだからって来て下さいました。」
「ユニオン交易の広末です。なんだか面白そうな話なので、居てもたっても居られなくて
　アポも取らず来てしまい失礼しました。」

　　　このユニオン交易の広末なる人物…意外とイッチョカミなのかも知れない…(ーー;)

「どうぞこちらへ、お茶でも飲みながらお話しましょう。恵美ちゃんお茶入れてくれるかなぁ？」

　　　ンーナニナニ？お茶うけは、冷蔵庫の中にあるから　w(^_^)　　((((≧∇≦)b OK！

　　　~~旦_(∩_∩ ) )))))　粗茶デスガ…

　　　　　　ノォォォ　(ノ≧∇≦)ノ ミ ┸┸ オリャァァ！　シュークリームに日本茶は、合わんだろう…

　　　　イツモコウナンデスカ？　(; °°) (-^〇^-) ハハハハ　面白いでしょ！
　　　　ひそひそ話す、井上と広末であった。

おきらくが、コーヒーを入れ、席に着いた。

「さて、２，３教えてください。」
「何なりと…」
「まず確認したいのは、核開発に繋がるものは、禁輸もしくは許可が必要でしてたよね。」
「ええ、経済産業省の許可がないとだめですね。」
「それと、神泉公司について、何かお知りでしょうか？」
「禁輸＋神泉公司という、キーワードに反応したんですよ。神泉公司は、
　うちの業界では札付きで、第三国経由して平気で転売する会社ですから、
　もしかしたらと思いまして…」
「そのことについて、裏付ける資料とかありますでしょうか？」

広末から差し出された、新聞の切り抜きを読んで、新米に向かってうなずいた。

「場合によっては公益通報もありえますので神泉公司について、陳述書をお願いしてもよろしいでしょうか。」

　　　ヘ(^-^ )ィ　ＯＫ…

　　　　　(ヽ￣□)/≪≪ベラベラ… ＿φ(・＿・”）そんなにあるのか・・・

公益通報保護法：近年、事業者内部からの通報（いわゆる内部告発）を契機として、企業不祥事が明らかになりました。このため、公益のために通報した労働者を保護し、事業者のコンプライアンス経営を強化するために、公益通報者保護法が施行されました。 内閣府のｗｅｂサイトより引用

その後、ひとしきり無駄話をして、井上と広末は辞した…


　　　ヾヾ ^_^ バイバーイ！！　　　(^^ /"" (^^ /~~：さよぉなら

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井上と広末を見送っていたおきらくは、新米から話かけられた。

「尾木さん、公益通報するつもりですか？」
「残念ながら首謀者が誰かまだわかりません。裏づけ資料も集まったことですし、
　ちょっと揺さぶりをかけてみようかと…
　つまり、社友としてアレの製造と輸出を止めないと公益通報しちゃうぞって…
　ただ、私がどうなろうとも新米さんは、見てみぬ振りしてください。
　でないと、由紀のようなことが起こりえますから…」

　　　（●｀ε´●） ぶー　また、呼び捨てかよ　ｂｙ新米

新米の想いを考えると、由紀にすまなかったと思うおきらくであった。

つづく



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昨日は、６０人ほどの方に読んで頂きました。
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現在１１位付近をウロウロしています！　目指せ１０位以内でございます。



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社会保険労務士の認知度を上げるため、この小説（？）を出版してくださる会社、ドラマ化してくださるＴＶ局を探しております。
もしお目に留まりましたら、左の　ブックマークの『おきらく社労士お問合せ窓口 』よりご連絡いただければ幸いです。
ご奇特な、担当者の方・・・　

ドラマ化を念頭に…行間を顔文字で埋め尽くしておりますが、文章にすることも可能かと…

こんな程度の小説(？)に、まだ主張するか・・・

　　作者…おきらく社労士は、４文字で…厚顔無恥…と書き表せますな(爆)

この作品は、フィクションであり　登場人物、会社名等は、実在の無いものであることをお断りしておきます。


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