まず最初に申し上げておきたいことですが、日本は国土が狭いですので、メガトン級の水爆を10発20発も食らえば、住むところがなくなってしまいます。
核攻撃をする側にすると、これほど効率的に数千万人を殺戮できる国は日本しかないでしょう。
事そこに到ったとすれば、お互いが無駄に血を流さぬよう事前に覇権国家間での話し合いはついていますので、どこも助けてはくれません。
冷戦時代ですら米ソはイデオロギーなどという「建前」は二の次で、相互の利害得失をベースに意思決定しておりましたが、現在の米国・中国・ロシアは100%「損か得か」で動いていますので、日本など一属国のために他の覇権国家と直接事を構えることなど金輪際ありません。
ですから米国・中国・ロシアなどの覇権国家を核武装の仮想敵国にするなどあり得ない話で、そんなチキンゲームともいえない自殺行為をまじめに選択する論者がいるとすれば(いてますが・・・)、いいお医者さんをご紹介しますので早期の入院治療をお勧めします。
アホな洗脳芸能人コメンテータではなく、情報に精通しておられる頭脳明晰な専門家が、テレビなんかで中国を核武装の仮想敵国とするような勇ましい論調をとっている場合、人気取りでないかぎり、反日・売日的な何らか暗い政治的意図を隠していることは絶対に間違いありません。気をつけましょう。
考えても御覧なさい。
じいさんばあさんから小学生に至るまで「日本は絶対勝つ」「天皇陛下のためなら死んでも本望だ」と、脳味噌の隅から隅まで洗脳されつくされて「サイコ民族化」し、万歳突撃を強制されてすらそれに従うという兵士として極めて最適化されていた当時の日本人が1億火の玉となってすら勝てなかったのですから(これだけの大国の国民がこぞって洗脳されつくされた例は歴史上当時の日本だけでしょう)。
今みたいに失うものを持ってしまった臆病で身勝手な日本人など戦えるはずもないのです。
もし、米国・中国・ロシアの3覇権国家に一発でも核を使用されることが確定的になり、外交的に対処できない状態になったら、あっさり降伏しましょう。
そして新しいご主人様の下で、民族一致団結して、面従腹背したたかに生きてまいりましょう。これが日本人に唯一残された選択肢です。
これまでも宗主国の支配下で、私を含め日本人の多くは植民地にされていることを鮮明に意識することなく、長らく脳天気に生きてきたのですから、それを思えば我慢できるでしょう。
もし、ここで敵覇権国家の挑発に乗れば、何の発言力・抵抗力も残さないまま、新たな宗主国の絶対支配下に置かれることになります。
そこではある意味紳士的だった第二次世界大戦後のGHQ支配などとは比べようもない蛮行が行われるかもしれません。また日本が今度こそ立ち直れないようにがんじがらめに締め付けてくることは疑いありません。
第二次世界大戦に際しても、もし日本が南満州鉄道とその周辺の利権の範囲で、堅実に植民地支配を行っていれば、米英に付け込まれるスキはなかったかも知れません。
ところが、少し調子に乗って傀儡満州帝国創設まで突っ走ってしまったために、大義名分を得た米英は、待ってましたとばかりに日本を孤立化させ、最期は戦略物資の供給を禁止することで、巧妙に日本から喧嘩を仕掛けるように仕向けて行ったわけです。
核武装は、まさに現在の「満州」ともいえる存在です。確かに北朝鮮のなりふり構わぬ汚いやり口には、一発かましてやりたいところですが、覇権国家の日本に対する軍事的攻撃の口実として悪用されては元も子もないということを忘れてはなりません。
覇権国家にとって日本は金の卵を産む大切なニワトリであり、覇権国家間で取引される高価な商品なのですから、北朝鮮に勝手に核攻撃などさせて宝物に傷をつけさせるはずはないのです(北朝鮮もこのことはよく知ってます)。
万が一核ミサイルを一発撃ってきたとしても、パトリオットで打ち落とせるかもしれません。また原爆レベルの破壊力では、日本のどこに打ち込まれても、それだけで日本が滅びることはないのです。
誤解を恐れずにいえば、100万人殺されても、日本は大丈夫です。
さらに、ここまでされれば、日本が核武装するのに反対する声もトーンダウンせざるを得ないでしょうから、それを踏み台に一気に核武装することも可能な外交的環境が整うかもしれません。
そうした上で、もし復讐するなら北朝鮮に1000発核ミサイルを撃ち込むことも原理的には可能ですし、逆にこれを猶予することで、対覇権国家外交を有利に進めるカードとして上手に利用してもよいのです。
北朝鮮のような鉄砲玉国家に勝っても、何にも持ってないんですから・・・。失うものがない者を相手にするほど馬鹿らしい話はないですので、ともあれ外交的チャンスが巡ってくるまでは、しっかりした準備をしながら、犠牲を恐れず、時を待つ忍耐力が必要です。
本当の勇気というのは、こういう局面でこそ試されるのです。
そして、まだしばらく続くであろう今後の現宗主国支配下、また新たな宗主国支配下では、しっかり確保した経済力・優秀な外交力を背景に、これまでの自国民を食い物にしながらの服従一辺倒のポチではなく、したたかなポチ・保健所送りにならない程度に物言うポチ(ワンワンとしか言えないのでは寂しいですが)にならなくてはいけません。
最後に、これまで述べた要点を箇条書きに要約して、このシリーズを終わりといたします。
①米中ロを絶対に核武装の仮想敵国としてはならない。
②仮想敵国は北朝鮮に限定する。
③核武装は米中ロ三国の暗黙の了解がない限り実施してはならない。
→明示的にOKというはずはありませんので、米中ロ三国が黙っておらざるを得ない状況を外交的魔術により創出せざるを得ません。
④核実験一歩手前までの研究は、機密が保持できることが条件ではあるが進めてもよい。
→実質はばれていても対外的には「そんなことはしていません」とシラを切れるだけの余地が残っているうちはOK。シラを切れなくなり、外交的にも手当てできなくなればスウェーデンのように「開発を放棄しました。ごめんなさい。」と言ってそこで休止し、次のチャンスを待てばよい。
⑤核兵器の搭載可能な運搬手段(巡航ミサイル)は、別の理由を適当につけて開発する。同時に非大気依存推進潜水艦「そうりゅう」ではまだ頼りないので、できればミサイル水中発射能力のある原子力潜水艦を開発しておく。
→「そうりゅう」の採用したスターリング機関は、石油消費が減ることを恐れた国際石油資本に葬られ、永らく日の目を見なかった「幻」の推進機関です。
⑥国土を巻き込んだ戦時下においては自爆装置と化すことになる原発の移転・地下化・順次廃止(別方式に転換)を進める。
以上
筆:猿山太郎
核攻撃をする側にすると、これほど効率的に数千万人を殺戮できる国は日本しかないでしょう。
事そこに到ったとすれば、お互いが無駄に血を流さぬよう事前に覇権国家間での話し合いはついていますので、どこも助けてはくれません。
冷戦時代ですら米ソはイデオロギーなどという「建前」は二の次で、相互の利害得失をベースに意思決定しておりましたが、現在の米国・中国・ロシアは100%「損か得か」で動いていますので、日本など一属国のために他の覇権国家と直接事を構えることなど金輪際ありません。
ですから米国・中国・ロシアなどの覇権国家を核武装の仮想敵国にするなどあり得ない話で、そんなチキンゲームともいえない自殺行為をまじめに選択する論者がいるとすれば(いてますが・・・)、いいお医者さんをご紹介しますので早期の入院治療をお勧めします。
アホな洗脳芸能人コメンテータではなく、情報に精通しておられる頭脳明晰な専門家が、テレビなんかで中国を核武装の仮想敵国とするような勇ましい論調をとっている場合、人気取りでないかぎり、反日・売日的な何らか暗い政治的意図を隠していることは絶対に間違いありません。気をつけましょう。
考えても御覧なさい。
じいさんばあさんから小学生に至るまで「日本は絶対勝つ」「天皇陛下のためなら死んでも本望だ」と、脳味噌の隅から隅まで洗脳されつくされて「サイコ民族化」し、万歳突撃を強制されてすらそれに従うという兵士として極めて最適化されていた当時の日本人が1億火の玉となってすら勝てなかったのですから(これだけの大国の国民がこぞって洗脳されつくされた例は歴史上当時の日本だけでしょう)。
今みたいに失うものを持ってしまった臆病で身勝手な日本人など戦えるはずもないのです。
もし、米国・中国・ロシアの3覇権国家に一発でも核を使用されることが確定的になり、外交的に対処できない状態になったら、あっさり降伏しましょう。
そして新しいご主人様の下で、民族一致団結して、面従腹背したたかに生きてまいりましょう。これが日本人に唯一残された選択肢です。
これまでも宗主国の支配下で、私を含め日本人の多くは植民地にされていることを鮮明に意識することなく、長らく脳天気に生きてきたのですから、それを思えば我慢できるでしょう。
もし、ここで敵覇権国家の挑発に乗れば、何の発言力・抵抗力も残さないまま、新たな宗主国の絶対支配下に置かれることになります。
そこではある意味紳士的だった第二次世界大戦後のGHQ支配などとは比べようもない蛮行が行われるかもしれません。また日本が今度こそ立ち直れないようにがんじがらめに締め付けてくることは疑いありません。
第二次世界大戦に際しても、もし日本が南満州鉄道とその周辺の利権の範囲で、堅実に植民地支配を行っていれば、米英に付け込まれるスキはなかったかも知れません。
ところが、少し調子に乗って傀儡満州帝国創設まで突っ走ってしまったために、大義名分を得た米英は、待ってましたとばかりに日本を孤立化させ、最期は戦略物資の供給を禁止することで、巧妙に日本から喧嘩を仕掛けるように仕向けて行ったわけです。
核武装は、まさに現在の「満州」ともいえる存在です。確かに北朝鮮のなりふり構わぬ汚いやり口には、一発かましてやりたいところですが、覇権国家の日本に対する軍事的攻撃の口実として悪用されては元も子もないということを忘れてはなりません。
覇権国家にとって日本は金の卵を産む大切なニワトリであり、覇権国家間で取引される高価な商品なのですから、北朝鮮に勝手に核攻撃などさせて宝物に傷をつけさせるはずはないのです(北朝鮮もこのことはよく知ってます)。
万が一核ミサイルを一発撃ってきたとしても、パトリオットで打ち落とせるかもしれません。また原爆レベルの破壊力では、日本のどこに打ち込まれても、それだけで日本が滅びることはないのです。
誤解を恐れずにいえば、100万人殺されても、日本は大丈夫です。
さらに、ここまでされれば、日本が核武装するのに反対する声もトーンダウンせざるを得ないでしょうから、それを踏み台に一気に核武装することも可能な外交的環境が整うかもしれません。
そうした上で、もし復讐するなら北朝鮮に1000発核ミサイルを撃ち込むことも原理的には可能ですし、逆にこれを猶予することで、対覇権国家外交を有利に進めるカードとして上手に利用してもよいのです。
北朝鮮のような鉄砲玉国家に勝っても、何にも持ってないんですから・・・。失うものがない者を相手にするほど馬鹿らしい話はないですので、ともあれ外交的チャンスが巡ってくるまでは、しっかりした準備をしながら、犠牲を恐れず、時を待つ忍耐力が必要です。
本当の勇気というのは、こういう局面でこそ試されるのです。
そして、まだしばらく続くであろう今後の現宗主国支配下、また新たな宗主国支配下では、しっかり確保した経済力・優秀な外交力を背景に、これまでの自国民を食い物にしながらの服従一辺倒のポチではなく、したたかなポチ・保健所送りにならない程度に物言うポチ(ワンワンとしか言えないのでは寂しいですが)にならなくてはいけません。
最後に、これまで述べた要点を箇条書きに要約して、このシリーズを終わりといたします。
①米中ロを絶対に核武装の仮想敵国としてはならない。
②仮想敵国は北朝鮮に限定する。
③核武装は米中ロ三国の暗黙の了解がない限り実施してはならない。
→明示的にOKというはずはありませんので、米中ロ三国が黙っておらざるを得ない状況を外交的魔術により創出せざるを得ません。
④核実験一歩手前までの研究は、機密が保持できることが条件ではあるが進めてもよい。
→実質はばれていても対外的には「そんなことはしていません」とシラを切れるだけの余地が残っているうちはOK。シラを切れなくなり、外交的にも手当てできなくなればスウェーデンのように「開発を放棄しました。ごめんなさい。」と言ってそこで休止し、次のチャンスを待てばよい。
⑤核兵器の搭載可能な運搬手段(巡航ミサイル)は、別の理由を適当につけて開発する。同時に非大気依存推進潜水艦「そうりゅう」ではまだ頼りないので、できればミサイル水中発射能力のある原子力潜水艦を開発しておく。
→「そうりゅう」の採用したスターリング機関は、石油消費が減ることを恐れた国際石油資本に葬られ、永らく日の目を見なかった「幻」の推進機関です。
⑥国土を巻き込んだ戦時下においては自爆装置と化すことになる原発の移転・地下化・順次廃止(別方式に転換)を進める。
以上
筆:猿山太郎