低気圧が近づくと、天気が悪くなり、やがて雨が降り始めます
低気圧とは、周囲よりも気圧が低いところのこと。
それが近づくことで天気が崩れます。
低気圧には、温帯地方や寒帯地方で発生する低気圧である「温帯低気圧」と、熱帯地方で発生する低気圧である「熱帯低気圧」があります。
テレビの天気予報のときに登場する低気圧は温帯低気圧のことで、熱帯低気圧は発達して強くなると台風になります
低気圧は中心に近づくほど気圧が低くなっています。
風は気圧が高い方から低い方に向かって吹きます。
ですから、低気圧では、周囲から中心に向かって、北半球では反時計回りに風が吹き込みます。
中心部に流れ込んできた風は、地表や海面に潜れないので、上空へ昇っていきます。
そして上昇気流ができるのです。
上空へ運ばれた空気は冷やされ、空気の中の水蒸気が水滴に変わります。
それが空気中に浮かんだものが雲で、その雲がやがて雨を降らせるのです
このようにして、低気圧は天気を悪くし、雨を降らせるのです。
なんとなく、低気圧が天気を悪くするメカニズムがわかりましたか?