南青山なでしこ日記

南青山なでしこ(撫子)の音楽業界漂流事情日記

切った張ったのゴールへ

2005-12-28 10:59:38 | Weblog
なんて素晴らしい朝が、毎日。
どこも雪だというのにね。
夜が来るのがとても早いね。
夕方が短いね。

みんな飲んでる。
私もお茶を飲んでる。
でも、つくづく、東京に暮らしていると、お酒が飲めないと辛いなあ。だからって練習する気ももう全くないのだけれど。

それでも誰かと一緒に夜のカウンターにいることは大好きだったりするのだけれど。
でも、やっぱり、はじめて行った恵比寿和食屋のカウンターに3時間はもう限界だった。
飲む方にとって3時間はたいしたことじゃないでしょ。
でもご飯の感じで座って飲まなかったりすると2時間が執行猶予。
でも誰かが隣で酔っぱらっていくのを眺めてるのが大好き。
でも酔っぱらったら逃げ出すんだ。

酒ぐせでなく、飲めない癖にくせが悪いね。

飲めない人がつまらないくらいは知っている。
でも私は飲めないし飲まない。
酔っぱらってみたことだってないことないけれど、あの同じ時間がだらだらとまるでピッツアみたいに延びていくのが大嫌い。

私がそこにいたから、彼女はカウンターだしってことで、タバコを吸わなかった、もう3時間でそこにいた3人は酔っぱらいはじめて次の店に電話をかける。
みんなに笑顔を残し、私は冬の恵比寿の街へ。

日曜もある女の子の壊れそうな恋物語のヘビーな話を聞いて、男の子に助けをねだった。
「とても私じゃつとまらないから、どうしても来て!」と。
妻から奪って暮らしていた男がバスルームで誰かに打っていたメールが気になって、見ちゃった、女がいる、わかった、彼女を見届けたくて、合コンしこんで、彼女を混ぜてみつめて、でも彼には話していないの、もう別れるしかない、彼はこの頃帰ってこない、私ももう限界なの、と。

クリスマスや年末には最高と最低のドラマが舞う。

その彼女は私の友達でもある男に投げたら、明け方までワインを何本も空けたって。

でも忘れられない夜にはなったね。

誰にだって最高もあるのだから最低はどこからか忍び足で近づいてくる。

2005年が遠くなる。

でもただそれだけさ。
それだけのことなのさ。

いくつも、いくつも恋をしても、一つかせいぜい二つくらいしか、ゴールが迎えられない。そしてそのゴールが、どこかで行き止まりを滲ませる。

どうすればいい?

この部屋を撮影に使いたいと黒沢清「赤い女」、役所広司、オダギリジョー、小西真奈美などが
出るらしい。
助監督、すがる瞳で「あのう、バスルームでの殺人シーンが」

お断りした年末です。

それにしても今日のCD、あまりにもつまらない、このアルバムどうしよう。
誰って、全くつまらないアルバムなんていっぱいあるでしょ。それでもつまらないとわかるまで聴いたのだから。

フィオナ・アップルに変えて、今日が始まる。

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1 コメント

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黒沢清監督かぁ (Mitts)
2005-12-31 16:58:56
カンヌやベルリンに行ける映画かも。でも撮影に貸したからって連れてってはもらえないし。