春先に仕込んでおいた味噌の天地返しをしました。
おととし初めて自家製味噌を作ってみたら大成功

けっこう適当につくったのに、あまりの美味しさに感動したのでした。
「うちのお味噌がいちばん~

」って、これがよく言う手前味噌ってヤツか!と。
しかし、去年の味噌はひどかった・・・。
過信して味噌づくりを甘く見た私は、忙しさにかまけて
天地返しもせず秋口まで放置してしまったのです。
「わっはっは、どりゃどりゃ♪」と蓋を開けてみると・・・
そこにはすえた匂いの黒く水っぽい物体が・・・そ、そんなアホな!!
恐る恐る口に入れてみると・・・まずっ!!
発酵不足で麹は固いし塩辛いし、風味なんてまるでナシ。
「一年間ウチのみそ汁はこれかい・・・

」と、
かなり暗~い気持ちになりましたよ。
まずい味噌ほど使えない食材はありませんから。
だから、今年はものすごく気合いが入っていました。
「お味噌ちゃんは、ちゃんと発酵してるかな~♪」と、
声かけも怠りませんでしたよ。やっぱ、相手は生き物ですからね。
蓋を開ける時は、けっこう緊張しました。
何たって、一年間のみそ汁の味が決定する瞬間ですから。
きれいな黄金色が見えたときには心からほ~っとしました。
うんうん、なかなかいいんでないかい。
取り出して、よ~くかき混ぜて、もう一度蓋をして蔵(物置)の中へ。
秋口まで、もうちょこっと熟成していただきましょ。
少し取り出した味噌でみそ汁をつくり、キュウリにもつけていただきました。
おぉ~、フレッシュなお味。若いお味噌も爽やかでいいわね~
やっぱり、おいしいお味噌があるとみそ汁の登場回数はぐんと増えます。
出来の善し悪しがこんなに食生活に影響を与えるなんて、味噌って偉大ですね。
それにしても大量に残っているあの物体・・・どうしてくれよう