ROUTE846 - Color of Life

バレエ,ヴァイオリン,…好き過ぎて忙しい色んなこと

Vn.レッスン 自分的テーマいろいろ

2020-07-05 14:37:01 | ヴァイオリン

休会までの限られたレッスン、毎回曲とテーマを自分で決めるスタイルでその後2回終了。

2回目はタイスの瞑想曲の残り部分で6ポジ、5ポジ、3ポジと戻ってくるところを課題とした。

フラジオの4の指を次に通常の4の位置にすぐ持ってくるところの小指の動きとか。細かい第一第二関節の動きとかですね。日常生活で使わない関節の動きをしなきゃいけないので、ちゃんと指令して目視しないと、自分の指でも思い通りにはサッサと動かない。

各指を第一関節から順に折り曲げてから前に直角に伸ばす体操をすると、ちょっと動きが機敏になる。これは先生から以前やるように言われて、弾く前によくやっている。あとは手の甲から指先まで目いっぱい広げたり、小指から巻き込むようにグーの形に握ったり。手の指一本一本、脳を刺激する場所が違うそうだから、ヴァイオリンを弾かなくても、ちょっと休憩時間にやるだけでもいいと思う。あと自分的には親指の付け根(第二関節)が固いので、よく回したり(ヴィブラートに大切なところ)、ラップの芯をボールペン回しみたいにして親指を動かしている。ラップの芯は固い棒よりもクッション性があるので、ぎゅっと握るだけでも指にやさしくてお気に入り。

・・話がそれてしまった。

次に曲中の3ポジの部分だけを取り出して速く弾いてみたりする指の練習。手の甲がいちいち開いたりせず指も形に収めるのを保つ練習というか。無意識に連動する指を切り離せるよう地味な指の運動とかも取り入れる。これやってると、掌と手の甲が鍛えられる感じがする。

連動する指って手の構造上、自然な動きなのだけど、ヴァイオリンを弾くときは困るんだよね。2の指を低めにとると3の指も引っ張られるとか。だから音程に影響するんだけどね。

あとヴィブラートの基礎練で、親指のほぐす方向とか、手の甲の形とか方向をあらためて見直し。

よくヴィブラートは「手首がお辞儀するように」とか、「おいでおいでをする」とか「ノックをするように」と例える本もあるんだけど、先生は手首を前後に振って手首を出すのは違うと言う。手首を左右に(横に)動かすほぐし運動をするよう言われていたのと同じ動きだそうで。

最近みつけたレッスン動画でも違う言い方だけど本質は同じかな?というのがあったので、動画で見て研究しよう。

時間が5分余ったので(レッスンは5分も貴重!)、シチリアーノも見ていただく。

シチリアーノの課題は偶数ポジションの度重なるシフトチェンジ。

これは何年か前の発表会の曲なのだが、とにかくシフトチェンジが多く、5ポジの3、2の指から4ポジの3、2、1と下がって、2ポジの2、1から4ポジの3、2,1から1ポジの3,2,1に下がったらまた4ポジの4を取る、といった具合に音型は上がったらずっと下がってくる、またすぐ上がったらずっと下がってくるの繰り返し。

確か、バッハのコンツェルトが難しすぎてバッハを1年繰り越して途中からシチリアーノに変えたんだった。取り組む期間も短く、聞いた感じは一見簡単そうに感じるし譜面もすぐ頭に入るのだけど、結構苦戦した記憶がある。

とにかくポジションがすぐ飛ぶのと、飛んだ先でとる指の音程が怪しいと音楽も怪しくなる曲であった。「飛ぶ」と言ってる時点で間違ってるんだけどね。

それであらためてこの曲をチョイスして、自主練期間の課題にしようと。

基本に立ち返り、ポジションが変わっても1の指を基軸として2,3,4の指を取る練習。基本ですよね。途中から基本を忘れて「飛んでる」意識になってたのだしたら、そりゃ無理だよ。しばらく1の指も「弾いて」から次の音を取る練習を1小節ごと繰り返し。

 

次の3回目のレッスンでは、テレマンのファンタジー1番、第一楽章。

第二楽章は今振り返るには難しい。(すでに弾けない)

レッスンのテーマは重音とそれにつづくスラー。

2声の曲なので、低音のベース音(G線)がきちんと音楽になっていることと、それを鳴らして高音の2声を弾くとどうしても手の形が崩れるから音程に影響する。という課題を先生がいち早く察し、G線を押さえたままA線の音と組み合わせた簡単な音符を繰り返し弾くと、音程も安定。いままで無駄が多い動きをしてたことがわかる。。

問題の重音もベース音に相当するので、まずは重音だけ音楽的につなげる練習。5度の重音(1つの指で隣同士の弦を同時に押さえる)とか3音の重音を1,2、4で取って4が取りにくい上に3連符のスラーにつなげなきゃいけないとか、重音に入る前がアルペジオで駆け上って重音を切れ良く弾かなきゃいけないとか。

課題が目白押しすぎる。

この曲は無伴奏なので、ちゃんと弾けるなら人前で弾けたらいいよね。伴奏を頼まなくてもいいし。しかし!無伴奏はつまり「無防備」なのだ。ピアノが助けてはくれないのだ。ひとりで曲を音楽的にしなくちゃいけないのだ。

理想はバッハの無伴奏と言いたいところだけど超絶難しいので、前段階としては最適と思えるテレマン。テレマンの無伴奏はほかにもいっぱいあるし、バッハの無伴奏的な曲が好きなら絶対好きだと思う。しかし舐めてかかったら早々に挫折するのは間違いない。それでもバッハの世界観を弾いて味わう入門編的な、弾いてて(ところどころうまく弾ければ)癒される。

発表会で取り組んだのは2年前かな?それ以降手を付けていなかったので、第二楽章はすでに弾けと言われても困る。第一楽章と違って難易度アップの上にアレグロだ。16分音符が続くところよりも、むしろ当然のように連打される重音をきれいに鳴らすことと、2声に聞こえないといけない部分がタイヘン。第二楽章は~、自主練期間にじっくりゆっくり取り組もうかな・・・。(弱気)

 


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