家の中が薄暗くなって明かりを付けるとまだ4時だ…すっかり日が短くなっちゃって。
冬だなぁ…と実感するわけですが、でもそれにしても今年は寒いこと。
今日も真冬日だしね。
普通の年はこの時期はまだ積雪は無いんだけど、今年は既に根雪になりそうな案配で雪も多いし。
まぁ、年末にかけて降雪が増えてくる年もあるんだけど、それにしても早いなぁ、と思うわけですね。
お陰で逆に調子狂うんだよなぁ…年越しのこともそろそろ考えなきゃならないんだけど、全然そんな気にならないのよね。
気分的にはもうなんか年明け後の大寒の頃の感じなんだもん(笑)。
帰省の予定なんかは早々決まってるんで良いんだけど、年賀状とかどうしたもんかなぁ。
…あー、週末に法事が有るから、それが済まないと何かまだ手を付ける気にならないってのもあるなぁ…
何か月後半になるに従ってドタバタになりそうだが、しょうが無いか…。
今回DP-S1に組み合わせるイヤホンとして購入したのは「KZ-ZS6」という中国製の物。
一昔二昔前なら中国製品は安かろう悪かろうでしたが、今じゃ中国無しに工業製品は成り立たないんじゃ無いかなって具合で、品質の安定感はともかくとして今や面白い物は大概中国製だったりしますね。
これもそうした物の一つかな。
まぁ、いかにも旧態な中華っぽい部分もありますが(意匠関係とか)、中身はちゃんとしていて、機能を考えると破格の代物って事になるようで。
バランスドアーマチュアと口径の異なるダイナミックドライバの組み合わせ、3種で計4個のドライバーが各チャンネルに押し込まれている、割ととんでもない作りの代物。
しかもケーブルはコネクターで脱着式、それでいて値段は流通にもよりますが5000円~まぁ、確かによくそんな値段で売る気になるよな逆に、と言うレベルの値段/物量比ですね。
でもってそんなもんまともに音鳴るのかいな?って最初思いましたが、要はこれ、ネットワークで帯域分割して3wayにしているとかじゃ無くて、4個のフルレンジドライバーが同時発音しているだけだから、位相関係、音圧レベルが乖離してなければそれなりにまとまる、ネットワークがない分逆にあまり妙なことにはならないって事なんだなおそらくは。
そして実際の音はどうやら評判も良いようだし、その辺上手くユニット組み合わせているようで、こういうむちゃなギミックは元(大昔の)技術屋としては好物というか(笑)、興味深いというか、面白そうだと思って手を出してみたわけです。
最初、同じドライバー構成でハウジングの素材と背圧処理の違う「ZS5」の存在を知って、そっちにしようかと思っていたんですが、調べるうちになんか「ZS6」の方が面白いような気がして選びました。
色は4色展開でしたが、グレーを選択。
標準ではシングルエンドのφ3.5ミニプラグ付きケーブルが添付ですが、このケーブルは評判が宜しくないようで、交換必須のようにいわれていますね(笑)。
でもって交換用というか、アップグレード用とかバランス駆動用、或いはBluetooth対応に出来るアダプターケーブル等、各種ケーブルが色々と売られています。
そう、バランス駆動用ケーブルも売られているんですが、今回は考えが有って、アップグレード用に売られているケーブルを自分で改造してバランス化しています。
で、端子にはT50RPmk3n用ケーブルに使用したストレートプラグではなく、敢えて安物のL型プラグを使ってみました。
外で移動中に使うことを考えると、φ2.5のマイクロプラグの細さがちょっと怖いんでね…変に力かかると折れそうで。
それに外力がかかりやすい形状だとね、折れないまでも、音切れとかのトラブルが起きやすいしね。
実際T50RPmk3nをバランス化改造した際に経験したことだけど、あれはφ3.5のミニプラグだけど、それでも構造的にどうしても外力受けやすいから、接触が不安定になりやすくて対策に難儀したことがあったんでね、そういう事も起きにくいかなと思ってね。
他に手持ちのヘッドホンでゼンハイザーのH598はマイクロプラグの4P使ってますけど、受けのハウジングにロック機構持たせてそこで外力受けて、端子には力かからない様になっているので接触不良などの不具合とは無縁ですね。
と言うことで実利優先で考えると、出来るだけコンパクトにまとまって外力受けにくい形と大きさ、DP-S1本体からの突き出し量が出来るだけ小さい方が安全だろうということで、見栄えは悪いけど敢えてこれにした訳です。
実際コートの内ポケットに突っ込んで持ち歩いていましたが、接触不良等もなく使用感良好でした。
…まぁ、このプラグ単価なら、バランス化ケーブル買うよりシングルエンドの適当なケーブルを改造した方が幾分安く上がるという側面もありましたけど(笑)…
でもってこのイヤホンの音質面はどうかというと、確かに評判良いだけのことはありますね。
カナル型イヤホンはイヤーピースと外耳道との相性で全然音が違ってきちゃう感じがするんですが、それを踏まえても広帯域で、意外にも変なキャラクターは感じないまっとうな鳴り方。
ドンシャリ傾向ではあるんですけど、でもこの程度ならむしろ気持ち良い鳴り方だと思います。
添付のイヤーピースは自分にはもう一息フィットしない感じなのが唯一の不満、そこはまぁ、追々何か考えよう。
イヤーピース変えたらまたちょっと聞こえ方変わりそうだけどね。
そうそう聞こえ方というか、一応事前に調べてわかってはいましたが、これエージングでかなり音が変わるというか、鳴らし始めはかなり癖の強い、正直「何じゃこりゃ?」と思ったのも事実。
それも含めてWebには使いこなし情報が色々上がっているので助かります。
ちなみにエージングは据え置きのヘッドホンアンプに繋いでやりました。何せ本体が手元にないんでね(苦笑)。
別に、その為に変換ケーブル作ったわけじゃないんだけどな、何でも繋げるようにしたかっただけで。
そういう意味ではミニXLR-マイクロ4Pプラグの変換もあった方が良かったな、今部材がないけど何かの折りにでも部材揃えて、そのうち作っとこう。
普通にヘッドホンアンプに繋いで使っても十分いい音だと思いますが、流石にT50RPmk3nとかHD598と聞き比べるとまぁ、ちょっとね(笑)。
でも、ちょっとだね。
持ち歩きのことを考えると比較する意味も無いというか、C/P最高だと思います。
そう、あくまでC/Pがって事で。
例えば、好みもあるけど私は家で使うならオーバーヘッドのちゃんとしたヘッドホンの方が良いと思うし、外出用としてカナル型イヤホン同士の比較でも、勿論潤沢に予算が有っていくらでもお金かけられるんだったら他にいくらでも選択肢はあるけど、って事になります。
が、お出かけのお供にDAPも合わせてC/Pで纏めると、と言うか自分の用途的にはとても良い選択だったと思います。
…そう、あくまでDAPとの組み合わせで使うもので、これだけ単体で有ってもしょうが無いんだよ…
早く代替品届かないかなぁ…DP-S1
この時期はお歳暮絡みで宅配業者も代行業者が入る関係で毎年配送トラブルがあるんだよなぁ…
まぁ、待つしかないわけだけどね。