本物の味

海苔の佃煮を贈られた。

久しく感じていなかった子供の頃の味わいを思い出した。
磯の香、滑らかな海苔の舌触りが懐かしかった。
昨今の市販の品に慣らされている舌には、とても新鮮に感じた。

味付けや添加物でおいしさを追及しているのだろう。
なんでも柔らかくて、甘くて、旨いなくてはだめとの風潮が見受けられる。
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でも、記憶に残る味わいは、素材の力が一番だと思う。

価格破壊

住まい近くの和菓子屋が閉店となった。
早朝から白い湯気を立て製造し、その場で販売する昔ながらの店舗であった。
作りたてを安心して購入できる店舗であり好評だと思っていた。

しかし、隣近所にコンビニ、パン屋、から揚げ屋、メロンパン店など選択枝が広がってゆく。
価格、販売量の低下があったのだろうか？
惜しい店が無くなった。