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こうなる前に!

2017年11月11日 | 日記
毎年調律されていても、こんな風になって
いたら悲しいですね。

鍵盤をはめる金属のピンが錆や緑青で表面
がヤスリ状になってしまっています。
これでは鍵盤は摩擦で重く弾きにくくなっ
て、弾く度にクッションの役目のクロスが
摩耗して鍵盤はガタガタになってしまいま
す。

何か液体を鍵盤にこぼしたり、急激な温度
変化で金属が結露して、そのまま放置され
自然に乾いたりするとこのような極端な錆
が付着することがあります。

いずれにしても調律時に鍵盤やアクション
分解し内部清掃するのをサボって調律のみ
の作業になると、このようなピアノの不調
を見逃してしまいがちです。

コンサートホールのピアノならば年に何回
も調律され半年に一回の二日間の保守点検
がありますが、ご家庭のピアノは年に一度
調律されていれば幸運なピアノと言えます。

せっかく年に一度の調律をされるならば、
より良い選択が必要です。