時戻素

昔の跡,やがてなくなる予定のもの,変化していくもの,自身の旅の跡など・・・

(259) ちゃんぽんといえば・・・

2010年02月06日 23時55分59秒 | 旅・散策の足跡
 「長崎ちゃんぽん」とセットで呼ばれることがあるほど,ちゃんぽんは長崎の食べ物というイメージがあった。
 長崎ちゃんぽんの店として比較的広範囲に出店しているリンガーハットのちゃんぽん。

 この店も,昨年しょうゆ味の東京流ちゃんぽんを提供していた。(今あるかどうかは不明)

 東京流とは言いながらも商品名はうろ覚えだが,長崎ちゃんぽん東京流のような地名の二つ入った名前だったように思う。あくまで長崎は残されていた。
 いろいろとご当地の存在するラーメンと違い,ちゃんぽんについては長崎以外の地名は頭になかった。 
 このイメージが覆されたのが,昨年の春に四国を訪れた時だった。
 四国から九州へ渡ろうと八幡浜港でフェリーを待っていたとき,中にあるレストランのショーケースを見ていると・・・

 ちゃんぽんがメニューにあった。その横に八幡浜ちゃんぽんを紹介する貼り紙があった。
 長崎ちゃんぽんの知名度を認めつつも,四国でちゃんぽんと言えば愛媛県の八幡浜ちゃんぽんだと紹介している。スープを豚肉や鶏がらでとるこってりスープの長崎ちゃんぽんと比べて,鶏がら,いりこだしをベースとしたあっさりスープが一般的で麺は太目のストレートなのが八幡浜ちゃんぽんの特徴らしい。野菜,豚バラ肉,かまぼこを炒めて麺の上に乗せているそうだ。
 この日はもう0時を回っていてどこの店も開いていなかったので食べることはできなかった。
 数週間後,今度は大分の臼杵港から八幡浜にフェリーで行こうとしていると,フェリーターミナルでこんなものを見つけた。

 この前とは違い,八幡浜港から駅まで歩くのが21時台だったので,どこかの店で食べられるかもと思い,カメラに地図を記憶させておいた。
 駅に行く途中に八幡浜ちゃんぽんののぼりがあってまだ営業していたこの店で食べることにした。

 ネットカフェも0時で閉店ということもあるこの地区でこの時間まで店が営業していただけでもありがたい。
 550円の八幡浜ちゃんぽんを注文。

 写真を撮っていると,店主の方が「写真撮るのか?」と聞いてきた。
 今となっては味の印象ははっきり覚えていないが,あっさりとした印象があったように思う。
 愛媛と長崎,比較的近い場所で名物となっているのが興味深かった。歴史的にはどちらが先だったのだろう?
 

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