時戻素

昔の跡,やがてなくなる予定のもの,変化していくもの,自身の旅の跡など・・・

(260) 歌うだんじり

2010年02月07日 04時44分44秒 | 現在の中の過去
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 以前の記事で大阪市の住宅地で見られただんじりを紹介した。今回はそのだんじりとはイメージの違う,南河内で見られるだんじり祭りの一つを取り上げたい。なお,そのだんじりについてはこちらの記事でも軽く触れている。以下,原則としてその祭りを見物した順に見ていく。

 祭りが始まる前に駅に着いたので,駅前にある寺内町を見学することにした。
 その中にある交通公園へ行くと・・・

(2009年10月17日撮影)

 子ども用のだんじりが準備されているところだった。
 その後,寺内町を歩き回っていると・・・

(2009年10月17日撮影)
 
 さっきの子どもだんじりが寺内町内を曳行しているところに出会った。

(2009年10月17日撮影)
 
 歌詞は聞き取れないが,曳き唄は民謡や歌手が歌っている曲を替え歌にしたり,そのまま歌ったりしているそうだ。
 
 その後寺内町を抜け,駅前へ。

(2009年10月17日撮影)

 まだ出店は営業しておらず,祭りが始まるのはまだまだなのかといった感じだ。
 とりあえず,駅前の道路を若松町の交差点の方へ向かった。
 その交差点で待っていると・・・

(2009年10月17日撮影)
 
 老人谷(えびだに)のだんじりが通っていった。
 さらにしばらく待っていると・・・

(2009年10月17日撮影)
 
 新堂の(写真では分かりにくいが)ピンクの明かりのだんじりがやってきた。
 そして,一度通過した後にまた戻ってきた。

(2009年10月17日撮影)
 
 だんじりの前で仰がれるうちわが印象的だ。

 この後しばらくだんじりが交差点にこなかったので,引き上げようとした時,だんじりの灯りと思われる明かりの集まる場所が見えた。そこへ行って見ると・・・

(2009年10月17日撮影)
 
 公共施設のような建物の前の広場からだんじりが出発しているところだった。
 着いた少し後に出発した中野町のだんじり。


(2009年10月17日撮影)
 

 寺内町のだんじりが広場を出て行く。 

(2009年10月17日撮影)
 
 名前の印象とは違った点滅する灯りが印象的だった。
 ひよこ会のだんじり。

(2009年10月17日撮影)
 
 この唄だけは元の唄を知っていた。

 駅の方へ移動していると,途中で若一のだんじりと出会った。

(2009年10月17日撮影)

 若松町一丁目の略のようで,二丁目以降は新堂のだんじりに参加しているらしい。
 このだんじりのすごさは静止画では表現できない。

(2009年10月17日撮影)
 
 しばらく駅前に集まっているだんじりを見た後にこの地を去ることにした。
 駅の改札を抜けたところからも・・・

(2009年10月17日撮影)
 
 だんじりが見えた。
 この翌日にこの駅の近くでだんじりの横転事故が起こった。
 8人が重軽症を負い,地元町会の総代と副総代,現場責任者が片側の車輪が大きく摩耗していることを認識しながら曳航を続け、さらに警察が許可した定員3人の2倍の6人を屋根の上に乗せるなどしたため書類送検された。(情報源 http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100119/dst1001192049015-n1.htm)
 この祭を見物中に会場では警察の姿を一度も見なかったが,事故後の迅速な対応や定員を設けるなど祭へ関わっている点を確認できた。この事故が来年以降の秋祭りに影響を与えるのだろうか?

 他の地域のだんじりとは違うだんじりだが,この地の文化を強く反映しているのだろう。その一方で,拡声器を用いて歌う音や夜遅くまでさわがしいことなどの問題が存在している。

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