希望の砂プロジェクト

一日も早くわたし達の海が帰ってくるように
あの輝ける海が帰ってくるように

閖上の町

2013-03-15 | ふるさと宮城

名取市閖上。


震災から2年の3月11日、日和山には多くの方々が訪れていました。



これは当日の写真ではありませんが、閖上中学校にも慰霊碑があります。

3月10日にはキャンドルを灯す追悼のイベントが行われていました。

震災の日、この中学校に避難しようと向かっていた多くの方々が、あの大津波に飲み込まれたと聞きました。
その海からここに向かう道沿いにも、たくさんの灯篭が並べられていました。


中学校の時計はあの日から止まったまま。




「被災地」とひとくくりにしてはいけないなと、沿岸の町を訪れるたびにそう思います。
去年と同様にこの日も、沿岸部の多くの場所に花が供えられていました。
家に帰って来られる方々、知人の家を訪れる方々、そして大事な方が横たわっていた場所を訪れる方々。
それぞれの思いが、そこにはあるのだと思います。

町はその町の人々の町であり、それぞれの家々が、思いの詰まった場所があります。
その思いはひとくくりにはできません。

そして住民以外の方々にも、それぞれの思いの詰まった場所があるのだと思います。



安らかであるはずはないけれど、どうか安らかに。

合掌。




記:1000



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