侍・CHOP SHOP ブログ

夫 タメの話を綴ったブログです。

いかつく、男らしくて、幅がきく

2010年01月15日 | タッチバイク原稿
 私の店の前にはハーレー、トラカブや国産旧車など数台単車を並べて有りますが、時々店の前で車がキーッと止り、車から降りてきた中年の男性はたいてい他の単車には目もくれず、「このCL72は売り物ですか」と尋ねられます。「いえ違います」と答えると、「そうですか、いや昔乗っていたので懐かしくてねぇ」とおっしゃいます。  1961年に発売されたホンダドリームスーパースポーツ250・CB72は、実用車やツーリ . . . 本文を読む

100円ショップ活用法

2009年12月17日 | タッチバイク原稿
 私は1971年生まれ。22才の時、今は夫であるサムライのタメに出会うまではオートバイとは全く無縁、ハーレーどころか原付でさえも不良の乗る物だと思っていました。ところが夫との出会いで事態は一変し、以降オートバイにどっぷりと浸かる事になりました。  1995年、23才の時に始めたチョップショップという小さな店は、当初はTシャツや皮ジャン、ヘルメット、ステッカー等の雑貨を販売していましたが、紆余曲折 . . . 本文を読む

夫の大先輩その3

2009年06月04日 | 日本のチョッパーの夜明け
 夫のお祖母さんのお祖母さんは、池之端のほとりでサムライの斬り合いを見たといいます。明治生まれのお祖母さんから夫が聞いた話では、時代劇の様にやたらに斬りかけるのでは無く、静かににらみ合っていたそうです。江戸っ子といえばケンカ好き、べらんべぇ口調など思うかたもいるかと思いますが、本当は照れ屋で、気は短いものの、オレがオレがと他人を押しのける事が出来ない、むしろ人に負担をかけてはいけないと思う事が多い . . . 本文を読む

夫の大先輩その2

2009年06月02日 | 日本のチョッパーの夜明け
 夫は15才(1962年)頃から、兄キのダッチョウと盛んに珍しい単車を見に行くようになりました。サイクリスト誌に載っていた"ネラカー"見たさに、それを所有するキリン内燃機の社長の自宅まで行ってみたものの、「見せて下さい」と言えずライラックのシートの上から塀の内を必死に覗きこみましたが、ちっとも見えません。(勝手に行っておきながら何ですが)困り果てていると中から社長さんが出てきて、「そんな所で何して . . . 本文を読む

夫の大先輩

2009年06月01日 | 日本のチョッパーの夜明け
 先駆者とは常に辛酸をなめ尽すものだそうで、後から来る人は先人が苦労して敷いたレールの上を走っているとも言えます。日本のオートバイの先駆者と言えばご存知、島津楢蔵先生ですが、改造屋の夫が今でも尊敬しているのが改造の先駆者、"改造の神様"と言われた中島信義さんです。  1958年、のちに有名なカーレーサーとなる生沢徹(てつ)氏は15才で浅間レースに初参戦し、125ccクラスに見事50ccのレーサー . . . 本文を読む

イージーライダー

2009年02月01日 | 日本のチョッパーの夜明け
 ハーレーと言えばチョッパー、チョッパーと言えば映画「イージーライダー」を抜きに語れません。'70年モーターサイクリスト1月号に掲載された映画案内を見て、夫は初日の一番始めに「イージーライダー」を観に行きましたが、見終わった当時22才の夫はあまりの興奮に帰りは有楽町のスバル座から文京区の自宅まで歩いて帰ったしまった程だったそうです。   (1970年モーターサイクリスト1月号より)  映画館か . . . 本文を読む

ホンダ スーパーカブ

2008年11月06日 | 懐かしの車たち
 ホンダのスーパーカブが50才を迎えたそうです。夫のオートバイ好きはカブの歴史とリンクしているそうで、カブが発売された1958年、11才だった夫はバイクの対する興味が沸いてきた頃で、近所のお金持ちの家にやって来る銀行員のバイクをわざわざ見に行っては、「クブって何だろう・・・?」と思ったそうです。ライオンやクマ等の野獣の仔である"cub"をクブかと思ったことは懐かしい思い出の様です。  その後の1 . . . 本文を読む

黄金の日々

2008年08月14日 | 黄金の日々
夫の趣味・・・と言えるかどうかわかりませんが、網とバケツを持って川や沼"ガサガサ"と澱んだ所の生き物を漁るのがすごく好きなのです。カジカ、ウグイの子供、おたまじゃくし、川海老などが網に入ると「見ろ、大漁だ」と大喜びし、(ちゃんと帰るときに川に戻します)地元の子供にも「何採れた?」と60過ぎてもやっているので、子供の頃はどうだったか想像に難くありません。  十数年前、根津権現のつつじ祭りを見に行っ . . . 本文を読む

グランチャン その3

2008年07月11日 | グランチャン
 夫の仕事はオートバイですが、仕事に使う材料に意外なものを使うことが有ります。1973年のレースで漆原氏のローラはクラッシュしてしまい、ローラのボディーはフロントがグチャグチャになってしまいました。次のレースまで3日しかない為、作り直す時間はありません。  ボディーのメンテナンスをしていた夫は、どうしようか・・・。と思いましたが、「そうだ!川口さんに聞いてみよう。」と同じローラをお持ちの川口氏に . . . 本文を読む

グランチャン その2

2008年07月11日 | グランチャン
 前日のプラクティス(この成績で本チャンのポール・ポジションが決まるのですごく大事だそう)ではからりとした晴天の下、次々と記録が塗りかえられます。DFV3ℓのエンジンを搭載したローラT280に乗る高原敬武氏は1分43秒40のコースレコードを出し、松浦賢氏によるチューニングが施された"ケン・マツウラFCV-1.9ℓ"を載せたシェブロンの鮒子田(ふしだ)寛氏は2ℓク . . . 本文を読む