家づくりの記録 RC外断熱

RC外断熱の家を建築家+地元工務店で建てることになりました。記録と記念のブログです。

詳細見積もりが出てこない→ようやく来た!→そして地鎮祭

2013-07-07 14:16:38 | 2012年12月~2013年6月 地鎮祭まで
 3~5月の間は、悶々としていましたね。K建築士さんからは、天井伏せ図とか展開図とかの図面が出来上がってきて、キッチンもこれくらいのものみたいな感じの説明がありました。こちらもウッドデッキを付けたいとか、ここに引き戸を付けたいとかの変更をお願いしていました。これらの変更はそのたびにきちんと図面に反映されていましたが、肝心の詳細見積書が出てきません。そりゃあ、こちらも変更事項があるので、その分が見積もり変更になって時間がかかるというのはわかるんですが、全体の見積もりから見たらわずかですからね~。5月に入ってさすがに K建築誌を通じて催促すると金額の圧縮に手間取っているとのこと。

 それまでに手続き的には K建築士を通じ、4月12日付けで確認済証、4月18日付けで長期優良住宅の適合証が下りていました。今は民間が確認申請業務を扱っているんですね。役所だけかと思っていました。

 予算の件、オーバーするのは覚悟してますのでとにかく早く、正式に契約の形を取りたいというのが、この頃の悩みでしたね。契約書、約款、設計図書、詳細見積書、これらがセットになった契約書一式です。この辺の事務的なところがちょっとルーズかな。

 請負契約って完成品を納品してもらい、その対価としてお金を払う契約です。何を持って完成品とするかは設計図書(図面・仕様書)とかで決まるわけですし、対価は詳細見積書をもって決定するわけですから。これが固まらないと施主は不安です。当たり前ですが。

 samohankin は施主に近い立場で積水ハウスと家を建てたことがありますが、その辺はきっちりしていました。工務店さんはちょっとルーズ。たぶん融通は利いてもらえそうなんですがね~。

 で、地鎮祭当日。この日は工務店社長も出席なので、地鎮祭が終わったらクレーム付けようと思っていました。当然です。もうすぐ着工するのに、この宙ぶらりんはないでしょ、と。と勇んでいたのですが、終了後工務店社長から大変遅くなって申し訳なかった。ようやく出来上がりましたと言って出してきました、詳細見積書。金額を見て想定していた増額のマックス値でした(笑)。心を読まれたか、とも思いました。まあ、中身を見て削れるところは削りますと断りを入れて、ようやく正式契約に至りました。



 いよいよ着工です。

リクシルのショールーム見学、興奮の連続

2013-07-05 17:08:41 | 2012年12月~2013年6月 地鎮祭まで
 K建築士さん、現場監督さん、samohankinn 、かみさん、でリクシルのショールームに行ってきました。我が家の場合、だいたいこんな感じのシステムキッチン、お風呂、洗面、トイレの設備が入ります、という前提、つまり見積書にその金額が反映されています。例えば詳細見積書のキッチン(背面収納含む)の項目を見ると、約70万円の予算が入っています。ですがその横に定価で約150万円との但し書きがあります。5~6割安となっています。それでも工務店に利益が出ているのでしょうから、定価って何なの?という疑問は置いておきましょう。

 私たちの見学は購入前提、品物チェック&細かい仕様を最終決定するというものですから、工務店さんが見学の予約し、現地ではコーディネーターの方が付きっきり説明してくれます。そんな感じのお客さんが平日にもかかわらずわんさかいました。

 ん~、この雰囲気何かに似ているとすぐ気がつきました。もう20年以上前ですが、結婚式・披露宴を行う前にホテルの担当者と打ち合わせしてた時の雰囲気です。どちらも一生に(普通は)1回のとてもおめでたい出来事。それに彩りを付ける、いろんなオプション、演出を加える、楽しい作業なんです。施主側もこういうハレの場の雰囲気に飲まれ、いやでもハイテンションになり、ついつい高いものを選んでしまいます。コーディネーターが付く前に建築士さんから、コーディネーターは薦め上手なので気をつけてください、と事前注意があったほどです。

 さて、今日のメインディッシュはシステムキッチンです。キッチンはリクシルから選びましょうと、建築士さんから以前からお話があり、また我が家も特定のメーカーにこだわりがなかったのでリクシルに決定です。ただ選ぶときりがないので、ショールームに行った時あまり迷わないよう事前に考えておいてください、と言われていました。なのでかみさんが、リクシルに電話してカタログを送ってもらい、ある程度は勉強はしていました。その結果、キッチンのこだわりポイントがはっきりしてきました。

・ワークトップは人造大理石
・自動食洗機付き
・ガラストップのガスコンロ

 この三点は予算がオーバーしても入れることにしました。

↓リシェル(画像お借りしました)


 しかし決めないといけない仕様がこんなにたくさんあるとは知りませんでした。面材については特にこだわりがなかったのですが、キッチン引き出しの取っ手は、現地で触ってみて、デザイン的には一番スッキリするライン取っ手(上の画像のもの)が、指先に意外と力が必要だなと思い、別な取っ手

に変えました。ところがこの取っ手は安い方の面材では選べない。やるなリクシル~。こういう感じの仕様決めはキッチンに限りませんでした。

 今回やられた(=予算オーバー :笑)のは背面収納の引き戸式のストッカー

↓当初考えていたスライディングドアストッカー


↓これにしちゃった 2ウェイクローゼット しかもハーフミラータイプ 勿論色はキッチンの面材と同じ色に


 だって、うちのカウンターキッチン、背面収納の方が目立つし~、ドアがフラットだし、ガラス部分が下に下がるし、ハーフミラーにすると、かっこいいし~。はい、リクシルの戦術に見事にはまりました。これに関しては、かみさんより 私がこれにしたかったです。

 この日キッチンの他に、お風呂、洗面、トイレと水回り関係の設備を見て、細かい仕様を最終決定しましたが、ヘトヘトです。建築士さんによると朝から見ても決められない施主さんもいらっしゃるそうですが、その気持ちわかります。だってタオルリングとかトイレの紙掛けまで、いろいろ選べるんですよ。トイレの紙掛けだって高いやつは2万円以上もするって、びっくり。

 住宅の水回り関係の設備はものすごく進歩してますね。

家づくり再開 工務店と仮契約

2013-06-29 17:00:32 | 2012年12月~2013年6月 地鎮祭まで
 経緯は省略しますが、家づくり再開です。全体的に建築面積と延べ床面積を少し小さくするようお願いしました。夫婦二人で住むことになりましたからそんなに広くはいらなくなりましたので。ただ、全体的な間取り構成は変えていません。1Fに応接室、予備室、お風呂、サニタリー、トイレ。2FにLDK(18.4帖)と寝室(7.0帖)、洗面・トイレそれにロフト(13.9帖)が付きます。エレベーターと床暖房は止めました。

 LDK マイナス 1.6帖、寝室 マイナス 0.4帖です。それでも私たちには十分な広さです。この図面で概算見積もりをお願いしました。2週間ほど経って、工務店のリフォーム担当者、今回の話の窓口になっている方がいらして見積書をいただきました。

 正直、高い~!と思いました。鉄筋コンクリートって高い!と改めて痛感しました。しかし、人間とは恐ろしいもので、外断熱 RC住宅のポテンシャルの高さをネットで知ってしまった自分は高性能な家だからこれくらいでもしょうがないか、とも思い始めていたのです(汗)。あとですね、アベノミクスで塩漬けしていた株資産が値上がりし始めていたことが私の気持ちを大きくしていましたね(笑)。

 で、この三回目の図面と概算見積もりを元に正式にお願いしましょうということになり工務店と仮契約することになりました。

 ここで若干、えっ、と思われた方いらっしゃると思います。建築家+工務店で家を建てる場合、基本図面と概算見積もりを建築士さんが出して、そこで納得すれば建築士さんと正式に契約。普通は監理も合わせて設計監理契約を結び、その後実施設計(工務店が詳細見積もりを出せるよう、より細かい図面という理解で良いのかな)を元に2~3の工務店から相見積もりを取り、その中から選んだ工務店と住宅工事請負契約を締結する。これが一般的な流れになると思います。

 samohankin の場合、工務店さん紹介の建築士さんですので、この辺の流れが違っていました。契約的にいうと、工事請負契約の中に監理者として建築士さんの名前が入っていました。ということは設計業務に関してはお互いの信頼関係のみで成り立っている?ということなんですかね。工務店の見積もりの中に設計監理料が入っていましたので、設計監理料は工務店さんから建築士さんにいく形でした。

 この仮契約が後々私が悶々とする一因にもなりました。

 それから、この工務店紹介から建築家さんと家を建てる、という形は建築家さんにとってどうなんでしょうね?工務店さんに対する気兼ねや施主に対する気兼ねが多少ならずあるような気がします。私自身、自分の経験しかないので比較しようがないんですが、なんとなくそんな感じがします。

 何となくそう思ったのは間取りに関してはとてもよく話をなさってくださったりしたんですが、素材に関してはスルーでしたね。まあ私自身無垢材が良いとか、塗り壁がいいとか、こだわりがないので全然OKなのですが…。たぶん施主さんがそういうこだわりがあれば、そのときは対応するけど、建築家自身からその方面の提案はされない、という風でした。それが、その建築家さんの性格や方針によるものなのか、工務店紹介の施主なので少し引いて対応しているのか、現時点でもよくわかりません。

 さていよいよ始まります。がまだ始まりません。なんででしょうね?

2回目プレゼン

2013-06-26 15:28:07 | 2012年12月~2013年6月 地鎮祭まで
 LDKと寝室が廊下で行き来するようになっていたのを廊下を廃止した結果、それぞれの部屋が 20帖と7.3帖になっていました。リビングには吹き抜け、ロフトも広いです。あと階段も一直線仕様になってました。この方が階段に必要な面積が小さくなるそうです。エレベータ設置予定です。

 母の居室は一階にして、ミニキッチンとすぐ横にトイレを設置。リビングは二階なのでエレベータを使って行き来します。

 間取り図的には、文句なし。かみさんも満足のようです。というわけで、次におおよその見積もりを工務店さんにお願いしました。K建築士さんは概算見積もりとおっしゃっていましたね。

 それからこの時点で建てる建物は、こちらからお願いしていた壁式RC構造はもちろん採用されているのですが、プラス外断熱になることが判明しました。正直言うと断熱のことはまったく考えていませんでした。今いる家が木造で断熱してないと思われるくらい冬寒い家だったので、RCにすれば今よりは暖かくなるだろうくらいにしか考えていなかったのです。

 さあ、外断熱って何?ネットで調べ回る日々が始まりましたが、そんなある日建築計画自体がご破算になりそうな大変な出来事が起こりました。そのあたりはまた次回に。