今日の話題はホメオパシーについてです。
ブログを立ち上げてこの方、政治ばかり取り上げてしまったのでいかんと思い本来の主旨に戻ろうかと。
わたし個人がホメオパシーに感心を持ったのはk2ドロップを新生児に「故意に」投与せず死亡させた助産師の話がきっかけでした。
それまで例えば幻影随想さんでなんどかホメオパシー批判を展開している記事を読んではいたのですけど、「(オカルト好きな)イギリスの話だろう」と簡単に読み流していたので、まさか日本でそこまで深刻な事態が起こるとは全く想定もしておらず。
自分のふぬけた頭と読解力に情けなさを感じることしきりです。
いや、当人達が信じて砂糖玉(レメディドロップ。天然に存在する毒を100の6乗とかとんでもない希釈をすることで「水に毒を記憶させる」という行為をしたあとで砂糖玉にしたもの)を舐めて「病気が治った」と納得するのならそれはそれで構いません。
プラシーボ効果は否定しませんし。
ただ、だったらあんな高いレメディなんぞよりもただの砂糖玉でもかまわないでしょう。
水に毒を記憶させる、なんて言い出すのなら水道管から出てくる水はあらゆる鉱物やら動植物の死体も蓄積された土壌を通過し川として流れて来たものですから、あらゆる毒の記憶を持っていても不思議ではありませんし。
というか原発の近くの水を使ったら放射能汚染にさえ打ち勝つのか、レメディは?
この事件で新生児が死亡したのはもっと酷い話で、担当した助産師が自分のホメオパシー信仰、もっと有り体にいえば薬は毒であるという信仰に基づき、勝手にk2ドロップを与えずレメディドロップを与え、しかもカルテにはk2ドロップを投与と記録していた、これにつきます。
現在は和解成立ということなんでこれ以上は個人を責めることはしませんが、このような思想を植え付けた医療団体が今なお存在していることに、繰り返し何度も書きますけど事故一発で会社が吹っ飛ぶ食品会社にいた者としては不思議で仕方がありません。
ホメオパシーで新生児が死亡するという事故があったというのに、なんでマスコミの「おらおら取材」がなかったんでしょうね?
この件をずっと取り上げ続けていたのは朝日新聞社、ただ一社でした。
不思議です。
(追記)あー、でもいま検索かけてみたら朝日新聞もホメオパシーに肯定的な論を出したのですね。
ホメオパシー記事の訂正を拒む朝日新聞WEBRONZA
Not so open-minded that our brains drop out.様より
一応、朝日の関連記事
ちなみに、です。
最近知ったのですけどわたしのブログでは好意的には扱わない東京都の青少年健全育成条例、つまりは非実在青少年問題ですけど。
その立案者のなかの大葉ナナコ氏は自然分娩の普及活動と共にホメオパシーの推進にも積極的だそうです。
大葉氏に胡散臭さを感じるのは、自分が非実在青少年問題では反対に回る「認知障害者」だから※、でしょうね。ね、大葉さん。
※大葉ナナコ:「性同一性障害と同じく持って生まれた嗜好だという事で、子供に対する性暴力漫画を好む人達を放免とするのであれば、彼らは認知障害を起しているという見方を主流化する必要があるのではないか。 認知障害があり、暴力的だという事が分かっていれば、証拠が無いのに法規制出来るのかという議論で論破出来る」
ホメオパシー自体は、わたしも否定しません、というのは前述しました。
プラシーボ効果で治る病なら無理して薬を飲むのもどうかとは思います。
が、ただプラシーボ効果だけなら母親が手を当てて「痛いの痛いのとんでけー」でも構わないはずです。あんな高い砂糖菓子を買う必要なんてこれっぽちもないはずで。
それゆえに否定はしませんが、目の前にいて欲しくはない存在ではあります。
ただ、それを人に押付けるとか、こんな疑似科学を盾に取り薬は害になるとか医療行為を否定する段までくるとなると、これは否定せざるを得ません。
「買ってはいけない」の医療版ですね。
あるのは消費者、患者は被害者、メーカーや医師、製薬会社は利益が欲しいだけで平気で毒になる物を売りつける悪徳業者、という構図が無い限りはここまでホメオパシー信仰が高くなるとは思えません。
そして必ず、買ってはいけないにしても病気ならない生き方にしても見られるように、「この商品は安全、健康」という商品の販売とセットで売られるように(買ってはいけないも病気にならない生き方も、筆者は商品販売を行ったり紹介するという側面があります)、ホメオパシーは砂糖玉を高価で売るとかセミナーを開催するという「商売」が歴として存在する。
さて、と。
わたしのような詳しくもない者が書くのは、とりあえず今日はここまでにしておきます。
わたしの駄文よりも、まずこちらのサイトをご覧下さい。
助産院は安全?(旧サイト。なんと、ホメオパシー関係者からfc2ブログ運営会社に抗議するという攻撃を受けてブログを移動するという事態にまで)
助産院は安全?(現サイト)
重ねて思うのですけど。
ホメオパシーの関連産業にいるものや、それを美化して批判を許さない人達は、人の命を何だと思っているんでしょう。(注:ここで言っているのは「批判も許さない人」です。美化するまでは構いませんが、批判を許さないのは傲慢にも程があると思っています)
身内が亡くなる事のつらさへの理解とかなんてできっこないのはわたしも身内を失って初めて知った事ではありますが、それにしても。
人の命を数字程度にしか思ってもいないのではないのなら、もうちょっと人としてやることがあるとしか思えませんが、如何ですか?
それともやっぱり、これってキ●ガイ、認知障害者の戯言でしかありませんか?
ブログを立ち上げてこの方、政治ばかり取り上げてしまったのでいかんと思い本来の主旨に戻ろうかと。
わたし個人がホメオパシーに感心を持ったのはk2ドロップを新生児に「故意に」投与せず死亡させた助産師の話がきっかけでした。
それまで例えば幻影随想さんでなんどかホメオパシー批判を展開している記事を読んではいたのですけど、「(オカルト好きな)イギリスの話だろう」と簡単に読み流していたので、まさか日本でそこまで深刻な事態が起こるとは全く想定もしておらず。
自分のふぬけた頭と読解力に情けなさを感じることしきりです。
いや、当人達が信じて砂糖玉(レメディドロップ。天然に存在する毒を100の6乗とかとんでもない希釈をすることで「水に毒を記憶させる」という行為をしたあとで砂糖玉にしたもの)を舐めて「病気が治った」と納得するのならそれはそれで構いません。
プラシーボ効果は否定しませんし。
ただ、だったらあんな高いレメディなんぞよりもただの砂糖玉でもかまわないでしょう。
水に毒を記憶させる、なんて言い出すのなら水道管から出てくる水はあらゆる鉱物やら動植物の死体も蓄積された土壌を通過し川として流れて来たものですから、あらゆる毒の記憶を持っていても不思議ではありませんし。
というか原発の近くの水を使ったら放射能汚染にさえ打ち勝つのか、レメディは?
この事件で新生児が死亡したのはもっと酷い話で、担当した助産師が自分のホメオパシー信仰、もっと有り体にいえば薬は毒であるという信仰に基づき、勝手にk2ドロップを与えずレメディドロップを与え、しかもカルテにはk2ドロップを投与と記録していた、これにつきます。
現在は和解成立ということなんでこれ以上は個人を責めることはしませんが、このような思想を植え付けた医療団体が今なお存在していることに、繰り返し何度も書きますけど事故一発で会社が吹っ飛ぶ食品会社にいた者としては不思議で仕方がありません。
ホメオパシーで新生児が死亡するという事故があったというのに、なんでマスコミの「おらおら取材」がなかったんでしょうね?
この件をずっと取り上げ続けていたのは朝日新聞社、ただ一社でした。
不思議です。
(追記)あー、でもいま検索かけてみたら朝日新聞もホメオパシーに肯定的な論を出したのですね。
ホメオパシー記事の訂正を拒む朝日新聞WEBRONZA
Not so open-minded that our brains drop out.様より
一応、朝日の関連記事
ちなみに、です。
最近知ったのですけどわたしのブログでは好意的には扱わない東京都の青少年健全育成条例、つまりは非実在青少年問題ですけど。
その立案者のなかの大葉ナナコ氏は自然分娩の普及活動と共にホメオパシーの推進にも積極的だそうです。
大葉氏に胡散臭さを感じるのは、自分が非実在青少年問題では反対に回る「認知障害者」だから※、でしょうね。ね、大葉さん。
※大葉ナナコ:「性同一性障害と同じく持って生まれた嗜好だという事で、子供に対する性暴力漫画を好む人達を放免とするのであれば、彼らは認知障害を起しているという見方を主流化する必要があるのではないか。 認知障害があり、暴力的だという事が分かっていれば、証拠が無いのに法規制出来るのかという議論で論破出来る」
ホメオパシー自体は、わたしも否定しません、というのは前述しました。
プラシーボ効果で治る病なら無理して薬を飲むのもどうかとは思います。
が、ただプラシーボ効果だけなら母親が手を当てて「痛いの痛いのとんでけー」でも構わないはずです。あんな高い砂糖菓子を買う必要なんてこれっぽちもないはずで。
それゆえに否定はしませんが、目の前にいて欲しくはない存在ではあります。
ただ、それを人に押付けるとか、こんな疑似科学を盾に取り薬は害になるとか医療行為を否定する段までくるとなると、これは否定せざるを得ません。
「買ってはいけない」の医療版ですね。
あるのは消費者、患者は被害者、メーカーや医師、製薬会社は利益が欲しいだけで平気で毒になる物を売りつける悪徳業者、という構図が無い限りはここまでホメオパシー信仰が高くなるとは思えません。
そして必ず、買ってはいけないにしても病気ならない生き方にしても見られるように、「この商品は安全、健康」という商品の販売とセットで売られるように(買ってはいけないも病気にならない生き方も、筆者は商品販売を行ったり紹介するという側面があります)、ホメオパシーは砂糖玉を高価で売るとかセミナーを開催するという「商売」が歴として存在する。
さて、と。
わたしのような詳しくもない者が書くのは、とりあえず今日はここまでにしておきます。
わたしの駄文よりも、まずこちらのサイトをご覧下さい。
助産院は安全?(旧サイト。なんと、ホメオパシー関係者からfc2ブログ運営会社に抗議するという攻撃を受けてブログを移動するという事態にまで)
助産院は安全?(現サイト)
重ねて思うのですけど。
ホメオパシーの関連産業にいるものや、それを美化して批判を許さない人達は、人の命を何だと思っているんでしょう。(注:ここで言っているのは「批判も許さない人」です。美化するまでは構いませんが、批判を許さないのは傲慢にも程があると思っています)
身内が亡くなる事のつらさへの理解とかなんてできっこないのはわたしも身内を失って初めて知った事ではありますが、それにしても。
人の命を数字程度にしか思ってもいないのではないのなら、もうちょっと人としてやることがあるとしか思えませんが、如何ですか?
それともやっぱり、これってキ●ガイ、認知障害者の戯言でしかありませんか?