「評論家」という最悪最低な職業の、更にその真似事

事象を己自身の価値判断で論じることはとても恥ずかしい事である。
ましてや一文にもならないのに書くなんてただのバカ

ADHDにレメディが顕著に効くとしちゃったWEBRONZA

2011-02-21 17:12:19 | ホメオパシー
ここ数日間ホメオパシーで検索を掛けると朝日新聞が主催するWEBRONZAでホメオパシーを肯定的に取り上げたと問題にしているので読んでみました。

「牛にもホメオパシー」~本場スイスのホメオパシー療法の現在

というか、論座というのならコメント欄が欲しいなあ。
ツリータイプのとか。
ツイッターでなきゃ意見交換できないのも辛いけど、ツイッターのアカウントがないと交わされている意見内容も読めないのはもっと辛い。
仕方が無いのでツイッターのアカウントを取ったけど、何あれ。
フォローしたい友達?
興味があること?
最初のひと言?

ないよ、そんな物。
まあ、それはいいや。なんとか読むことが出来たけど。めんどくさいなあ、もう。

さて、これを読んだ時はさすがの朝日も擁護団体や個人の圧力に屈したのかなあ、それも仕方が無いとしか思っていなかったのですが。
いや、実際に自分を振り返ってみても自分が気に入らない論に容赦しない人っているからね。(ごめんなさい、反省はしているんです、これでも)
ただ、その中には批判どころか否定的な意見さえこの世に存在してはならない、というタイプの人もいる訳だから。
さすがにわたしはそこまででは無いけど、

だから、去年はただ一社だけ頑張っていた朝日が屈しても、それはそれで仕方が無いかもとか思っていました。
が、

ホメオパシー論争、改めて整理しよう

なんと、朝日新聞社から先の論に反論する記事があったのですね。
これでようやくこの論争の構図が分かりました。

で、反論を書いた久保田記者が「検証」ということで紹介していたのが昨日取り上げた「Not so open-minded that our brains drop out」様だった、という事だったのですね。

それで、このコメントですか(^^;;

追記:朝日新聞WEBRONZAさんへ: 記者がヒトデの脚なら、編集長/編集長はヒトデのどこなんでしょう? 私の記事にリンクをはるのは一向に構いませんが、それだけでは何一つ検証したことにはなりませんので、万が一にも誤解なきようにお願いします。それから、ヒトデは軟体動物ではなく棘皮動物です。 http://astand.asahi.com/magazine/wrscience/special/2010122800005.html

全くです。
検証とは自ら参考書を集め、自分の目でその論文があるか、その実験があるか、その結果が得られたかを確かめる行為ですからね。
これで検証とされると、去年のホメオパシー懐疑の記事自体が薄っぺらくなる訳ですし、その点は考慮された方がいいと思います。

総じて言えば砂糖水を固形化したものに、そこまでの薬効が存在するとしたならばそれは科学ではなくオカルトの領域でしかないと思っています。
しかし、ならばなぜ効くとされるのか。

泣き止まない子供に砂糖水を飲ませるだけでも泣き止むケースもありますしねえ。
ちなみに、わたしは偏頭痛がある時は砂糖をなめます。
それでも効きますから(気休めともストレス回避とも言えますが。チョコレートは起源が医療用だっただけあってその思い込み故もうちょっとは効く、気がします)高価なレメディならもっと効くのは当然なんじゃないですか?
成分でもオカルトでもなく、この値段の物ならば当然効くという思い込み故に。

ただ、当人達が納得して行うのなら構わないのですが、価値観も浅く狭い範囲でしか世間を見ることが出来ない子共に特殊な価値観を押付けるのは、親として、大人としてどうなんだろうとしか思えません、というのがわたしの主張です。

そして、そんな子を思うが故にいても立ってもいられなくなる親心を利用する商売は、正直、もっと辛辣な言葉を浴びせたいのですが我慢して、「感心しない」としておきます。

末筆ですが、未だに朝日新聞はこの岩澤里美なるスイス在住のフリー記者の記事をどう取り扱うのか未定のようですが(反論併記にしたいようだけど)、ADHDという子供の病の改善に効くとした記事が記事だけに、これから将来がある子供にNot so open-minded that our brains drop out.様が危惧されているように「正しい」医療行為が行われなくなるという可能性がある訳で。

オウム真理教による殺人を結果的に促したTBSと同じように糾弾される可能性が絶対ありますから、早急に対応した方がいいと思います。

メディアに公平中立を求めるほど野暮では無い私ではありますが、こと、人の命や将来が掛かっている時は一定基準までは科学で肯定されたとかくらいの話しか載せないとかもっと慎重にされた方がいいと思います。

一応、コンプライアンスと言うものが時の菅直人厚生労働大臣から出されていたはずですよね。
「摂取することで身体に危険がある場合については、事実の確認の前に危険を周知する報道が先行したとしてもこれを咎めない」(Oー157カイワレ事件の際、これが出されたことにより国家、マスコミの責任を回避された)

本件ではレメディを舐めても体には害がありませんのでこれは当てはまりませんが、「レメディで十分」としてしまうことで本来受けなければいけない予防接種なりビタミン剤投与が忌避されるのなら逆の立場で同意になるのではないでしょうか。末筆が随分と長くなりましたのでここで終了です。


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