大塚 せつ子~白神の風

白神山地から発見された『白神こだま酵母」が、いつか世界中の大空に羽ばたくように、これからも新たな技術の開発を目指します

都庁に届いた「新たな米の食文化」

2015-03-20 10:31:46 | 大塚せつ子の徒然日記




国産小麦と白神こだま酵母で焼く無添加のパンから始まった、小麦アレルギーの

子供たちのためのグルテンフリー米粉パンの研究開発。

増粘剤や添加物などを一切使わずに焼き上げた、米粉100%のパンができたときの

喜びは、今でも忘れることができません。

小さな子供たちの「ありがとう」「おいしかった」の言葉が、私にとってそのご褒美でした。

一般的に「米粉パン」というと、グルテン入りのパンを連想されるので、私はあえて

「田んぼのパン」

と、名づけました。


「えっ。田んぼのパンってなぁに?」

あえてそう訊いていただきたいのです。


「それは、小麦粉や小麦グルテンなど一切使わずに米粉だけで作ったパンです」

と、お答えするために。



そして何よりも、小麦アレルギーの小さな子供たちの笑顔に、さらなる勇気と元気を

いただきました。


それからは、すっかり米粉との縁が深くなり

「田んぼのおやつ」「田んぼの麺」など、数々のレシピ開発に携わり、私は米に多くのことを

学びました。

おいしいお米がおいしい米粉になるためには、優秀な製粉機が必要だということも、さまざまな

米粉に触れるたびにわかってきました。

見た目は一緒でも、でんぷんの損傷や粒子の粗さで、たとえ同じおいしいお米であっても、全く違う

米粉として世に出てしまうのです。


やがて、私は米と向き合うようになって「自給率」や田んぼの未来に危機感を覚えるようになりました。

今や40%を切る食料自給率は、まさに危機的状況です。

又、今米農家の若手が65歳・67歳・73歳・・・・・・という声を多く聞くたびに、10年後の

米農家の存在が消失してしまうのではないかという焦りが、胸を締め付けます。


食の欧米化が進み、それでも米を粒だけで食べなさい・・・・といったところで、それは無理な話です。

ならば、

米粉でケーキを焼こうよ!

米粉でパンを焼こうよ!!

米粉でパスタを作ろうよ!!!

米粉で、料理をしようよ!!!!

それが、私の提案する

『新たな米の食文化』なのです。


数年前に一度、米粉ブームがありました。

米粉パンを食べよぉ~~♪

誰かがテレビでそんなことを言っていたこともありましたが、結果的にはブームで終わりました。

日本の食の根幹である「米」をブームにしてはいけなかったのではないだろうか・・・

私の気持ちの中で、そんな思いが渦巻いていました。


もう一度、日本の食卓に米をのせるためには、米粉の本物のおいしさを知ってもらうしかない・・・・

そんな想いで、その簡単でおいしく作れる方法を、現在港区南麻布の

サラ米粉クッキング広尾スタジオにおいて、全国の生徒さんたちにお伝えしています。


でも、このままいったらいつしか「田んぼ」が消えてしまうのではないかと・・・・・

不安に苛まれるのです。

この責任は、大都会に住む私たち消費者にも大きな責任があるのではないだろうか・・・・

もっと、消費者としての責任を果たすべきなのではないだろうか・・・・・

日々、そんな想いでいっぱいになりました。


そんなこんな・・・・・もろもろのこと


ことあるごとに、各議員さんや農水の方々にお伝えしてきました。

でも、その声はどこにも届きませんでした。

そんな時、ある方の紹介で公明党で港区の千保木三紀子区議会議員さんと出会いました。

私は、公明党でも創価学会でもありません。

それなのに・・・・

それなのに、私の話に耳を傾け真摯に話を聞いてくださって、同じように共感していただきました。

「私も、自給率のことを考え未来の食のために何かをしなければならないと思っていました。」

千保木三紀子区議会議員のその言葉を聞いた時

その時、私は初めて「孤独感」から解放されたように思います。


今までどれだけ多くの方々に訴えてきたことでしょう・・・・

それでも届かない『声』を届けるために、めげそうになる気持ちを奮い立たせ

いつかは・・・・と、いう想いだけで今日まで来たような気がします。

全国から来てくださる心ある方々に、精一杯の技術を伝え広めていくことが

せめて私にできることでした。


日本の米粉の本物のおいしさを伝えたい!!

未来の子供たちに残せるものは

「新たな米の食文化」の他ならない



そのあと、千保木議員の素晴らしいところなのですが、港区でできること・・・・

東京都で取り組むべきこと・・・・

そして、すぐにまつば多美子都議会議員さんに会うべく、忙しい時間のなか私を都庁まで

案内してくださいました。

まつば多美子都議会議員と千保木三紀子区議会議員

お二人ともに、私同様日本の食の未来を案じていたということで、為すべきことをしましょう

と、力強い言葉をいただきました。


そして、3月18日

まつば多美子都議会議員が、都庁の経済・公安委員会の中で

「消費地東京が、日本の米を守るためにも米粉との取り組みをしていただきたい」という提案をして

くださいました。


長かったです。

都庁に直訴状を送ったこともありました(笑

でも、届かなかった想いがやっと・・・・やっと、都庁まで届いたのです。

まだまだこの先、どうなるかはわかりませんが、無力な私ごときでは開けることのできなかった

重い扉を、お二人の力で開けてくださいました。

今後とも、たゆまぬ努力をしていきたいと、改めて思う次第です。

地方にも届けたい技術と想いも、たくさんありますし・・・・。



港区には、くまなく走り回る山手線のような線路があります♪

その駅は、千保木三紀子駅です

毎日、港区中を走り回り私たちの話に耳を傾け、不安を解消し、笑顔を取り戻してもらうために

港区中を走り回っています。

個人レベルで解決できること・港区で解決できること・・・・

都レベルで解決が必要であれば、その千保木三紀子駅から都庁までまっすぐにつながっている

レールに乗せて届けます。

今回の駅は、まつば多美子駅でした。

そして、さらにそのレールは国政レベルへとつながっているのです。


ゆるぎない信念と、私たちの幸せを願う理念に裏打ちされた、その長いレールはぶれることなく

未来へと繋がっているのだと、今回のことで身を以て確信をした私でした。


レールはつながってこそのレールですから、このレールを絶やさないように、私は心から

千保木三紀子港区区議会議員へ

エールを送りたいと思っています。


公明党 千保木三紀子港区区議会議員

頑張れ~~~!!
















最新の画像もっと見る