大塚 せつ子~白神の風

白神山地から発見された『白神こだま酵母」が、いつか世界中の大空に羽ばたくように、これからも新たな技術の開発を目指します

『復古創新』~高尾駅が変わる

2010-03-25 14:22:01 | サラの仲間たち
関東の駅百選に選定されている社寺風デザインのJR高尾駅北口駅舎は、

大社線大社駅を設計した曽田甚蔵が設計、1927年(昭和2年)に竣工し

た2代目である。

もともと大正天皇の大喪列車の始発駅として新宿御苑に設置された仮設

駅舎(995m²)を移築したもので、初代駅舎の木造平屋建て90m²から木造

平屋建て298m²と大規模になった。なお、この駅舎を取り壊し橋上駅舎に

する計画がある。

(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』による)

『この駅舎を取り壊し橋上駅舎にする計画がある』

この説明の通り、確かにこの古びた駅舎を壊す計画が進み始めていた。

ところが、その計画に待ったをかけた人がいた。世界遺産「石見銀山」に

居を構え廃虚と化した民家を再生し続けてきた、群言堂代表の松葉大吉氏である。

松葉氏は古い建物を壊すのではなく、そこから新たな生活空間を作り出すという

新しい価値の創造『復古創新』を提案し、その意に賛同したJRの協力を得て、

本日のお目見えとなった。

そこには、衣食住・・・基本の生活の提案がある。

衣はもともと「群言堂」というアパレルの会社を経営され、奥様の松葉登美さん

がデザイナーとして、着心地の良い素敵な衣類を手がけていらっしゃる。

この登美さん・・・デザインを特別勉強したことがなく、ただ自分が着たいと

思う服を作り続けたことで、ブランドになったというから、本当にタダモノで

はないと・・私は感じています。(笑

住は、古びた建物を再生することになって、日本人本来の持つ「居心地のよさ」

という空間を作りだしている。

さて、この空間のプロデューサーは誰あろう、松葉大吉氏。

松葉氏も建築設計関連の基礎はなく、故郷石見銀山が荒廃していく様を見ていられず

廃虚と化した家を自ら再生をしていく中で、日本人の持つ「居心地の良い」空間プロ

デューサーとなっていかれたそうです。

そして、『食』

今回ご縁をいただき、サラの白神こだま酵母パンも毎日焼きたてを棚に並べていただ

いています。

私も、パン屋に勤めたことも製パン学校にも行ったことがなく、ただ家族や大切な

友人たちのために焼いてきたパンでした。

まったく、不思議なご縁をいただきこのプロジェクトに参加させていただいたこ

とに、心から感謝しています。




今回、高尾北口駅舎にオープンしたのは、その名も『一言堂』

衣の部門「群言堂」は、たくさんの人々の意見が集まって、いいものを作り上げて

いくという意味だそうです。

このアパレル部門も、4月下旬に同じく高尾駅にオープンします。

それに対して「一言堂」とは、選ばれし人が「おいしい」と思ったらそれで

良い・・という潔さ(笑)、で選び抜いたものを並べて行こうということから名づけ

られたそうです。



本日、2010年3月25日

冷たい雨が降る中「一言堂」がオープンいたしました。




石見銀山からやってきた、可愛い小物たちや昔懐かしいキッチン用品たちも並び、

とても居心地の良い空間となっていました。


                       

イートインコーナーもありますので、是非JR高尾駅にお越しの際にはお立ち寄り

いただき「白神こだま酵母と国産小麦のパン」を召し上がってくださいね。

サラの製造スタッフも、もっと多くの皆様にお目にかかるためにいっそう努力を

重ねておりますので、よろしくお願い申し上げます。


   ********

石見銀山といえば世界遺産・・・白神こだま酵母の故郷「白神山地」は世界自然遺産・・

この二つが今、JR高尾駅で共存していることが、なんだか嬉しい。

サラのスタッフたちも、白神こだま酵母のサラのパンが「復古創新」の一役を担う

ことの喜びを感じつつ、激務に耐えて頑張っている。

感謝!!



出逢いとは本当に不思議なものだと・・・私は思う。

まさに・・導かれるが如く・・・ではないだろうか。





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