以前にも言ったことだが、NHKはEテレとBSプレミアムに限ってなかなか良い番組を放送することがある。その一つがこの高校講座 歴史総合である。20分間の短い番組だが、中身が濃くて、我々も学ぶところが多い。
特に注目すべきは、この放送である。“報道写真とナショナリズム”。
https://www2.nhk.or.jp/kokokoza/watch/?das_id=D0022120146_00000
後半、松沢裕作教授の解説を是非とも聞いて頂きたい。
現代人も知るべきなので、解説を以下に文字起こししてみた。
戦争の写真が新聞そのものに載せられるようになったのは1904年からで、だから日露戦争の写真が新聞に載るようになった。で、そうなったことでメディアはある役割を担うようになったんだけど、それは一体何だと思う?
- 正しい情報を伝える責任がより一層強まったんじゃないですか?
それが本来メディアに期待されている役割だよね。日露戦争の写真で見てもらいたいものがあるんだけど。今スマホからタブレットに送るね。
- これは戦争中の~を切り取った写真かな?
実はこの写真、最初から予め構図を決めて、被写体にポーズを取らせて、撮った演出写真じゃないかって言われてるんだよね。
- 何でそんなことしてたんですか?
それは日本軍の規律正しさとか日本軍の強さをアピールして、日本軍に対する支持とか正当性を訴えるためじゃないかって言われてるんだ。
- 公式でこういう写真が出てると、国民はこの写真が本物じゃないかって思いますよね。
そうだね。つまり写真は、ナショナリズムを生み出す道具としても使われたってことだね。
- 写真によって、本当のことが伝えられなかったりとか、ねじ曲がって伝えられるなんて、ちょっとやっぱりメディアの責任を感じますね。
そうだよね。今は情報リテラシーが大事だって言われるけど、当時もこの写真を見た人は、これが実際の戦争だって思ったと思うし、現在でも何も知らなければ、これが日露戦争の写真だって考えてしまうよね。
- 初めて見て騙されちゃったし、きっと当時も多くの人が騙されたと思う。
- いやあ、今日の先生の話って、情報が氾濫している時代に生きている私達にも大事なことですよね。
お分かり頂けたであろうか。いかにメディアが悪質であるか。日露戦争当時から“ヤラセ”の演出写真を公式に使って国民を騙していたということである。この体質は今も変わらず、新型コロナや新型コロナワクチンでも同じことが行われた。
参照記事⇒ https://blog.goo.ne.jp/sakuranbo-doghotel/e/85907e2742397286a1af8480f99a18cb
コロナ患者は三文役者が演じたへたくそな演技。ワクチンでも注射するふりをする総理大臣の映像を流した。
日露戦争の時と同じで、“公式”に流せば国民はたやすく信じるであろう。写真(および映像)によって本当のことが伝えられなかったり、ねじ曲がって伝えられる、、、、。まさに今の世の中、日常茶飯事で起こっていることだ。
しかしEテレとは言え、NHKがこんな真実を堂々と暴露して良いのだろうか(笑)?
NHKの中にも良心のある人がいるということなのだろうか?
あるいは騙され続けている国民への暗黙のメッセージであろうか?
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