●大人買い
・金銭的に裕福な大人(主にサラリーマン)がその経済力に物をいわせ、食玩(おまけ)などパッケージを開封しないと中身が分からないおまけ入り商品を大量に(しばしば、箱買い、ケース買いで)購入することをいう。
・転じて、おまけなどがない菓子でも、単に「箱買い」「ケース買い」することをいうこともある。
・いわゆる「レア」や「シークレット」を確実に当てるために大量購入した結果として大量の「ダブり」を生じることや、子供の列に大人が混じって購入すること、中のアイテムによって一喜一憂する姿から、「大人気ない買い方」が転じたともいわれる。
・女性による大人買いを「乙女買い」と言い換える人もいる。
●ビックリマン
・1977年にロッテによって発売された「どっきりシール」、およびそれに続く一連のお菓子やそれにオマケとして封入されたシールシリーズ。
・ビックリマンシールは発売された翌年から小学生を中心に大ブームを引き起こし、毎月の販売数は1300万個にのぼり、出荷金額は1000億円を超えた。
●チョコエッグ
・フルタ製菓(本社‥大阪市生野区)が発売した食品玩具。玩具付きチョコレート菓子。
・中が空洞になった卵型のチョコレートの中に玩具が入っている。チョコレートはミルクチョコレート(外側)とホワイトチョコレート(内側)の2層構造になっており、長手方向に二つに分割出来る。ガレージキットメーカー海洋堂の松村しのぶ氏の企画&原型を製作した日本の動物フィギュアは、今までの模型玩具と段違いの造型クオリティで食玩ブームの火付け役となった。 2001年、日経優秀製品・サービス賞 日経MJ優秀賞を受賞。
・宇宙シリーズ/SL&ブルトレ/新幹線&特急/世界の戦闘機シリーズ/動物シリーズ/日本の動物コレクション/阪神タイガース/ペットシリーズ/ペット動物コレクション/車シリーズなど
・日本の動物シリーズ(第2弾/第3弾)‥ツチノコがシークレット(=ラインナップ表に載っていないもの)で入っているということが口コミで広がり、チョコエッグファンの収集欲を刺激し、人気に拍車がかかり、2001年には大流行商品となった。以降、食玩におけるシークレットアイテムの存在は一般的なものになっていった。
●キンダーサプライズ(Kinder Surprise)
・食品玩具(食玩) 1974年からイタリアのフェレロ社が製造を始めた。卵形のチョコレートの中にカプセル入りの玩具が入っている。
・世界30箇国以上で販売されており、中の玩具の意匠は国毎に異なる物もある。日本では1980年代に『チョコたまご』の名でグリコ(一時カンロ社から発売)から発売された。現在は販売終了している。
●チョコQ
・タカラ(現・タカラトミー)が発売した食品玩具(食玩) 玩具付きチョコレート菓子。模型メーカーの海洋堂がタカラと提携して商品化。
●株式会社 海洋堂
・ガレージキット・フィギュア・食玩等の各種模型を製作する会社。本社は大阪府門真市。
●食玩(しょくがん)
・食品玩具の略。「おまけ」として玩具を添付した食品の商品様態の総称。業界用語では玩菓(玩具菓子の略)とも言われる。
○日本の食玩史(ダイジェスト)
・1899年(明治32年) 村井兄弟商会のタバコにタバコカード(トランプ花札、軍人の写真、西洋の女性画のカード)が付き始める。アメリカのタバコ販促を真似たもので、これが日本の商業食玩の実質的な始祖となる。
・1927年(昭和2年) 江崎グリコのグリコにカードが付き始める。タバコカードを基にした販促手法で、本製品から近代商業食品玩具が始まる。
・1952年 カバヤ食品のカバヤキャラメルに点数カードが付き始める。点数カードを集めて応募すると、童話の絵本(カバヤ文庫)が貰えるというもので、1954年まで実施。
・1964年3月 明治製菓のマーブルチョコレートに、鉄腕アトムのシールが付き始める。キャラクターをおまけにした初めての食玩で、これ以降TVキャラクターの食玩化が激化する。
・1967年2月 森永製菓のチョコボールが発売される。ランダムに付属するマークを集めて応募すると「まんがのカンヅメ」なる景品が貰える。
・1971年12月 カルビー製菓の仮面ライダースナックが発売される。仮面ライダーの名場面カードが付属する。子供達の間で大流行。
・1973年 カルビー製菓のプロ野球スナックが発売される。仮面ライダースナックの人気を受けたもので、プロ野球選手のカードが付属する。
・1977年 ロッテのどっきりシールが発売される。いたずらシールが付属する。本製品は人気の出ないまま終了するが、10回の改変を経てビックリマン 悪魔VS天使シールが誕生する。
・1978年4月 カバヤ食品のビッグワンガムが発売される。プラスチックモデルが付属する。ブラインド式ではなく、中身が分かる小窓が付いている。
・1985年 ロッテのビックリマン 悪魔VS天使シールが発売される。オリジナルキャラクターのシールが付属する。
・1985年2月2日 雪印食品の電撃戦隊チェンジマンソーセージが発売される。電撃戦隊チェンジマンの人形が付属する。
・1985年3月15日 丸大食品の巨獣特捜ジャスピオンソーセージが発売される。巨獣特捜ジャスピオンのカードが付属する。
・1992年 カルビー製菓のJリーグチップスが発売される。プロ野球スナックのサッカー版で、サッカー選手のカードが付属する。
・1997年 カンロからキンダーサプライズが販売される。卵形チョコレートの中に玩具が入っている。
・1999年8月23日 サントリーのペプシコーラにスターウォーズのボトルキャップが付き始める。ボトルキャップをおまけにした初めての食玩。
・1999年9月 フルタ製菓のチョコエッグ 日本の動物シリーズが発売される。大人をも巻き込んだ社会現象を生んだ。業界の拡大、質の高水準化、主力購買層の高年齢化等、食玩・フィギュア業界に与えた影響は大きい。
・2005年3月14日 バンダイの神羅万象チョコが発売される。ビックリマン 悪魔VS天使シール同様、オリジナルキャラクターのカードが付属する。玩具会社の食玩としては、主におたく層からの高い支持を得た。
○食品の扱い
・近年の食玩の殆どは「菓子がおまけ」と言って然るべき商品構成で、遂には食品を省いたただの小さな箱入り玩具(トレーディングフィギュア)までもが登場し、食玩と同じ棚で売られるようになった。
○ダブリ
・「ダブリ」が多く出る事への対策‥ダブリを有効に利用しながら効率良く蒐集する目的で、雑誌やインターネットの掲示板を利用した交換が盛んに行なわれている。
○サーチ
・ブラインド式の商品には同じ内容物が重複してしまうという問題が付き物だが、コレクターはこの問題を避ける為に、目的の内容物を商品を開封せずに当てるという「サーチ行為」を発明した。「箱の重量感、振った時の音、潰した時の感触等で内容物の種類を予測する」など
●食玩CD
・スナック菓子・チョコレート菓子等のパッケージの中に音楽CDを入れて販売している商品の形態。ブルボン・カバヤ・江崎グリコ・メガハウスなどが発売。
●株式会社デアゴスティーニ・ジャパン
・イタリア・DeAGOSTINI社の日本法人。分冊百科やパートワークと呼ばれる形式の雑誌の出版社。本社は東京都中央区
・『戦艦大和を作る』では毎号付録されるパーツを組み上げると最終的に戦艦大和の精密模型が出来上がる。
●学研の付録
・ある年代の方々には、「ふろく」といえば、すぐに思い出していただけるほど親しまれてきた、学研の「○年の科学」
・雑誌のふろくとしての「科学教材」は、時代の変化、子供たちの嗜好の変化にあわせて、さまざまに進化しながら現在に至っています。
http://shop.gakken.co.jp/kg/kagaku/k_furoku.html
●雑誌の付録
『講談社の雑誌販売局長は記事の中で「付録をきっかけに買った人が、その雑誌の記事を面白いと感じて次の号も買ってくれる、という展開が理想的。でも、部数の底上げにはなかなかつながらなかった」と、打ち明けている』
http://db.g-search.or.jp/sideb/column/20070222.html
●トレーディングカード(trading card)
・交換(トレード)や収集を意図して、販売もしくは配布されることを前提に作られた鑑賞あるいはゲーム用のカード。日本ではトレカと略されることが多い。
・これらのカードは菓子や食品に同封される形で範囲を広げていく。日本においても戦前に東京六大学野球の花形スターを題材としたグリコのおまけカードが存在し、この流れの中に「お茶づけ海苔」に代表される永谷園商品に付録された「東海道五十三次カード」もあると考えられる。
●グリコ
・江崎グリコから発売されている玩具付きキャラメル。 商品名は、成分として含まれているグリコーゲンに由来する。
・キャッチコピーは「ひとつぶ300メートル」(1粒のカロリーは15.4kcal)
・グリコピア神戸(神戸市西区)‥グリコの製造工程や過去のおまけ、自動販売機などの展示がある。「グリコのおもちゃ」約2600点を一堂に展示してある。
○グリコの歴史
1922年 大阪の三越百貨店で販売開始。
1927年 おまけの封入が始まる。
1931年 専用の自動販売機が作られる。
1953年 キャラメルの形状が角型になる。
1987年 キャラメルの形状がハート型に戻る。「みんなのおもちゃ」が追加される。
1992年 パッケージが現在のものになる。
2001年 タイムスリップグリコ第1弾発売‥大人をターゲットとしたグリコ
おまけはフィギュア、CD、ミニチュアサイズの雑誌(フィギュアは海洋堂が制作している)
○グリコポーズ
・男性が両手と片足をあげているのが特徴的なイラストは、正式には「ゴールインマーク」という。一般には「グリコポーズ」と呼ばれ、グリコの顔として知られている。1928年には、フィリピンのマラソン選手カタロンの顔をもとに描き替えられ、それ以降、数回の変更が加えられて現在に至る。また、道頓堀川の戎橋には、このパッケージをもとにしたネオンサインがある。
●有馬玩具博物館
・六甲山北麓の有馬温泉郷にある博物館。金の湯の直ぐ近くに2003年開館した。
・「グリコのおまけのおもちゃ」のデザイナーで知られる加藤裕三氏(2001年没)が、有馬温泉を何世代に渡って観光客に愛してもらう為策の一つとして、“おもちゃ”を通じてまちづくりを行う事を提唱。
●グリコじゃんけん
・ジャンケン・ポンで、勝つとグリコ・チョコレート・パイナップルの文字数だけ進められる遊び。
参考にしたHP
http://www.suntory.co.jp/news/2005/9114.html
ウィキペディア(Wikipedia)ほか
・金銭的に裕福な大人(主にサラリーマン)がその経済力に物をいわせ、食玩(おまけ)などパッケージを開封しないと中身が分からないおまけ入り商品を大量に(しばしば、箱買い、ケース買いで)購入することをいう。
・転じて、おまけなどがない菓子でも、単に「箱買い」「ケース買い」することをいうこともある。
・いわゆる「レア」や「シークレット」を確実に当てるために大量購入した結果として大量の「ダブり」を生じることや、子供の列に大人が混じって購入すること、中のアイテムによって一喜一憂する姿から、「大人気ない買い方」が転じたともいわれる。
・女性による大人買いを「乙女買い」と言い換える人もいる。
●ビックリマン
・1977年にロッテによって発売された「どっきりシール」、およびそれに続く一連のお菓子やそれにオマケとして封入されたシールシリーズ。
・ビックリマンシールは発売された翌年から小学生を中心に大ブームを引き起こし、毎月の販売数は1300万個にのぼり、出荷金額は1000億円を超えた。
●チョコエッグ
・フルタ製菓(本社‥大阪市生野区)が発売した食品玩具。玩具付きチョコレート菓子。
・中が空洞になった卵型のチョコレートの中に玩具が入っている。チョコレートはミルクチョコレート(外側)とホワイトチョコレート(内側)の2層構造になっており、長手方向に二つに分割出来る。ガレージキットメーカー海洋堂の松村しのぶ氏の企画&原型を製作した日本の動物フィギュアは、今までの模型玩具と段違いの造型クオリティで食玩ブームの火付け役となった。 2001年、日経優秀製品・サービス賞 日経MJ優秀賞を受賞。
・宇宙シリーズ/SL&ブルトレ/新幹線&特急/世界の戦闘機シリーズ/動物シリーズ/日本の動物コレクション/阪神タイガース/ペットシリーズ/ペット動物コレクション/車シリーズなど
・日本の動物シリーズ(第2弾/第3弾)‥ツチノコがシークレット(=ラインナップ表に載っていないもの)で入っているということが口コミで広がり、チョコエッグファンの収集欲を刺激し、人気に拍車がかかり、2001年には大流行商品となった。以降、食玩におけるシークレットアイテムの存在は一般的なものになっていった。
●キンダーサプライズ(Kinder Surprise)
・食品玩具(食玩) 1974年からイタリアのフェレロ社が製造を始めた。卵形のチョコレートの中にカプセル入りの玩具が入っている。
・世界30箇国以上で販売されており、中の玩具の意匠は国毎に異なる物もある。日本では1980年代に『チョコたまご』の名でグリコ(一時カンロ社から発売)から発売された。現在は販売終了している。
●チョコQ
・タカラ(現・タカラトミー)が発売した食品玩具(食玩) 玩具付きチョコレート菓子。模型メーカーの海洋堂がタカラと提携して商品化。
●株式会社 海洋堂
・ガレージキット・フィギュア・食玩等の各種模型を製作する会社。本社は大阪府門真市。
●食玩(しょくがん)
・食品玩具の略。「おまけ」として玩具を添付した食品の商品様態の総称。業界用語では玩菓(玩具菓子の略)とも言われる。
○日本の食玩史(ダイジェスト)
・1899年(明治32年) 村井兄弟商会のタバコにタバコカード(トランプ花札、軍人の写真、西洋の女性画のカード)が付き始める。アメリカのタバコ販促を真似たもので、これが日本の商業食玩の実質的な始祖となる。
・1927年(昭和2年) 江崎グリコのグリコにカードが付き始める。タバコカードを基にした販促手法で、本製品から近代商業食品玩具が始まる。
・1952年 カバヤ食品のカバヤキャラメルに点数カードが付き始める。点数カードを集めて応募すると、童話の絵本(カバヤ文庫)が貰えるというもので、1954年まで実施。
・1964年3月 明治製菓のマーブルチョコレートに、鉄腕アトムのシールが付き始める。キャラクターをおまけにした初めての食玩で、これ以降TVキャラクターの食玩化が激化する。
・1967年2月 森永製菓のチョコボールが発売される。ランダムに付属するマークを集めて応募すると「まんがのカンヅメ」なる景品が貰える。
・1971年12月 カルビー製菓の仮面ライダースナックが発売される。仮面ライダーの名場面カードが付属する。子供達の間で大流行。
・1973年 カルビー製菓のプロ野球スナックが発売される。仮面ライダースナックの人気を受けたもので、プロ野球選手のカードが付属する。
・1977年 ロッテのどっきりシールが発売される。いたずらシールが付属する。本製品は人気の出ないまま終了するが、10回の改変を経てビックリマン 悪魔VS天使シールが誕生する。
・1978年4月 カバヤ食品のビッグワンガムが発売される。プラスチックモデルが付属する。ブラインド式ではなく、中身が分かる小窓が付いている。
・1985年 ロッテのビックリマン 悪魔VS天使シールが発売される。オリジナルキャラクターのシールが付属する。
・1985年2月2日 雪印食品の電撃戦隊チェンジマンソーセージが発売される。電撃戦隊チェンジマンの人形が付属する。
・1985年3月15日 丸大食品の巨獣特捜ジャスピオンソーセージが発売される。巨獣特捜ジャスピオンのカードが付属する。
・1992年 カルビー製菓のJリーグチップスが発売される。プロ野球スナックのサッカー版で、サッカー選手のカードが付属する。
・1997年 カンロからキンダーサプライズが販売される。卵形チョコレートの中に玩具が入っている。
・1999年8月23日 サントリーのペプシコーラにスターウォーズのボトルキャップが付き始める。ボトルキャップをおまけにした初めての食玩。
・1999年9月 フルタ製菓のチョコエッグ 日本の動物シリーズが発売される。大人をも巻き込んだ社会現象を生んだ。業界の拡大、質の高水準化、主力購買層の高年齢化等、食玩・フィギュア業界に与えた影響は大きい。
・2005年3月14日 バンダイの神羅万象チョコが発売される。ビックリマン 悪魔VS天使シール同様、オリジナルキャラクターのカードが付属する。玩具会社の食玩としては、主におたく層からの高い支持を得た。
○食品の扱い
・近年の食玩の殆どは「菓子がおまけ」と言って然るべき商品構成で、遂には食品を省いたただの小さな箱入り玩具(トレーディングフィギュア)までもが登場し、食玩と同じ棚で売られるようになった。
○ダブリ
・「ダブリ」が多く出る事への対策‥ダブリを有効に利用しながら効率良く蒐集する目的で、雑誌やインターネットの掲示板を利用した交換が盛んに行なわれている。
○サーチ
・ブラインド式の商品には同じ内容物が重複してしまうという問題が付き物だが、コレクターはこの問題を避ける為に、目的の内容物を商品を開封せずに当てるという「サーチ行為」を発明した。「箱の重量感、振った時の音、潰した時の感触等で内容物の種類を予測する」など
●食玩CD
・スナック菓子・チョコレート菓子等のパッケージの中に音楽CDを入れて販売している商品の形態。ブルボン・カバヤ・江崎グリコ・メガハウスなどが発売。
●株式会社デアゴスティーニ・ジャパン
・イタリア・DeAGOSTINI社の日本法人。分冊百科やパートワークと呼ばれる形式の雑誌の出版社。本社は東京都中央区
・『戦艦大和を作る』では毎号付録されるパーツを組み上げると最終的に戦艦大和の精密模型が出来上がる。
●学研の付録
・ある年代の方々には、「ふろく」といえば、すぐに思い出していただけるほど親しまれてきた、学研の「○年の科学」
・雑誌のふろくとしての「科学教材」は、時代の変化、子供たちの嗜好の変化にあわせて、さまざまに進化しながら現在に至っています。
http://shop.gakken.co.jp/kg/kagaku/k_furoku.html
●雑誌の付録
『講談社の雑誌販売局長は記事の中で「付録をきっかけに買った人が、その雑誌の記事を面白いと感じて次の号も買ってくれる、という展開が理想的。でも、部数の底上げにはなかなかつながらなかった」と、打ち明けている』
http://db.g-search.or.jp/sideb/column/20070222.html
●トレーディングカード(trading card)
・交換(トレード)や収集を意図して、販売もしくは配布されることを前提に作られた鑑賞あるいはゲーム用のカード。日本ではトレカと略されることが多い。
・これらのカードは菓子や食品に同封される形で範囲を広げていく。日本においても戦前に東京六大学野球の花形スターを題材としたグリコのおまけカードが存在し、この流れの中に「お茶づけ海苔」に代表される永谷園商品に付録された「東海道五十三次カード」もあると考えられる。
●グリコ
・江崎グリコから発売されている玩具付きキャラメル。 商品名は、成分として含まれているグリコーゲンに由来する。
・キャッチコピーは「ひとつぶ300メートル」(1粒のカロリーは15.4kcal)
・グリコピア神戸(神戸市西区)‥グリコの製造工程や過去のおまけ、自動販売機などの展示がある。「グリコのおもちゃ」約2600点を一堂に展示してある。
○グリコの歴史
1922年 大阪の三越百貨店で販売開始。
1927年 おまけの封入が始まる。
1931年 専用の自動販売機が作られる。
1953年 キャラメルの形状が角型になる。
1987年 キャラメルの形状がハート型に戻る。「みんなのおもちゃ」が追加される。
1992年 パッケージが現在のものになる。
2001年 タイムスリップグリコ第1弾発売‥大人をターゲットとしたグリコ
おまけはフィギュア、CD、ミニチュアサイズの雑誌(フィギュアは海洋堂が制作している)
○グリコポーズ
・男性が両手と片足をあげているのが特徴的なイラストは、正式には「ゴールインマーク」という。一般には「グリコポーズ」と呼ばれ、グリコの顔として知られている。1928年には、フィリピンのマラソン選手カタロンの顔をもとに描き替えられ、それ以降、数回の変更が加えられて現在に至る。また、道頓堀川の戎橋には、このパッケージをもとにしたネオンサインがある。
●有馬玩具博物館
・六甲山北麓の有馬温泉郷にある博物館。金の湯の直ぐ近くに2003年開館した。
・「グリコのおまけのおもちゃ」のデザイナーで知られる加藤裕三氏(2001年没)が、有馬温泉を何世代に渡って観光客に愛してもらう為策の一つとして、“おもちゃ”を通じてまちづくりを行う事を提唱。
●グリコじゃんけん
・ジャンケン・ポンで、勝つとグリコ・チョコレート・パイナップルの文字数だけ進められる遊び。
参考にしたHP
http://www.suntory.co.jp/news/2005/9114.html
ウィキペディア(Wikipedia)ほか