雨が上がったので散歩がてら池袋へ。電車を乗り継いで着いた街は、成人式を迎えた晴れ着姿の娘さんが目立ちました。予定していたテニス用品を買って、何時ものようにデパ地下の本屋へ。1時間ほど書架をのぞきましたが、「読みたい」と思う本に出合わず帰路へ。
乗換駅所沢の駅中花屋の店頭で出会ったのは「ハナカンザシ(花簪)」。1センチほどの丸みを帯びたツボミの姿が「簪」のように見えることから付いた名前だとか。「写真を撮っても良いか」と店員さんに断って1枚。原産地はオーストラリア。鈴なりのツボミは白と赤紫の斑模様ですが、やがて開く花は白。カサカサしていて、ドライフラワーかと思わせるそうです。
行き帰りの電車の中で、暮れから読み始めた津本陽の「忍者月輪(がちりん)」をやっと読み終えました。天下統一を目指す織田信長のもとで働く秀吉や蜂須賀小六たちの意を受け、不思議な神通力を使って歴史の裏舞台で活躍する忍者の物語。夜空に輝く満月と一体化する密教の瞑想法を「月輪観」というそうです。主人公は驚くべき力を発揮するのに、家に残した父母や妻子との心の葛藤ぶりが繰り返し語られます。「月輪」が気になって読み始めましたが、物語の最後に「月輪観」が出てきて作者の意図がやっと理解できたような…。
ソフトテニスも「心の読み合い」だと思います。ストロークやボレーだけでなく、ことしはメンタルももっと鍛えなくちゃ。貴女方もリバーの練習に参加して“読み比べ”をしませんか。
(64蛍)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます