「薄桜鬼」～藤堂平助～ OP～1周目プレイ感想

※終章のスチルを載せてあります。
未プレイの方は、ご注意下さい。

『薄桜鬼』プレイ開始です！
終わったら続けて『随想録』に入る予定です！

発売日を調べたら、2008年9月18日でした。
ちょうど、1年前！Σ(￣□￣)
すごい偶然に運命を感じました(笑)。

新選組関係の乙女ゲーといえば、
『幕末恋華』シリーズを思い出します。
なので、どうしても比べてしまいますね～。

『幕末恋華』シリーズはほぼ史実通りに、
各キャラと主人公との恋愛が進んで行きます。

対して『薄桜鬼』は、
「鬼」という存在が新選組に絡んできます。
この設定がある為、
こちらは史実を元にした架空の話扱いで進行します。

二つの作品を比べると、
どうしても『薄桜鬼』の方が「if」色が強いです。

1周目は藤堂平助を攻略しました。
理由は、史実通りだと攻略キャラの中で、
一番最初に死ぬ運命だからです・・・。
最後迄生きた人は、後の方で攻略したいです。

・・・って！
斉藤と原田の二人しか、いないですっ！Σ(￣□￣)
藤堂も沖田も土方も、死ぬ運命確定じゃないですかっ！

・・・『薄桜鬼』って、攻略出来るキャラ少ないですよね？

原田は攻略出来るのに、何で永倉は攻略出来ないの・・・？
新選組のことを後世に伝えてるのは永倉なんだから、
攻略させて下さいよ～。(´д｀)
それで、『幕末恋華』の永倉じゃないけど、
「俺、あいつらのこと手記に残したいと思う」
という台詞を聞きたかった・・・！

まあ、キャラデザがカズキヨネ氏だから、
立ち絵やスチルが美麗だから良いんですけどね・・・。
それで、全て帳消しな気がします(笑)。

それでは、1周目＆藤堂平助ルートの感想です。

京で蘭医者の仕事をしていた筈の父が音信不通になった為、
心配になった主人公・千鶴は、男装をして単身京へ向かいます。

京に着いた早々、浅黄色の隊服を着た男達に襲われかけます。
窮地を助けてくれたのが、沖田と斉藤でした。

・・・乙女ゲーのパターンとして、
最初に登場するキャラが王道の筈なのです(笑)！(*゜∀゜)=3
この場合は、沖田か斉藤ということか・・・。

その後、普通の人間を「羅刹」と呼ばれる、
異形な者に変える薬の開発に千鶴の父が係わっていること。
幕府からの命で、その薬を新選組で試していたことを知ります。

千鶴を襲った隊士達は薬の影響が強く出過ぎた為、
精神に異常をきたし、血を求める悪鬼と化してしまったのでした。

少しずつ新選組の秘密や彼等と親しくなっていく内に、
千鶴は激動の運命に巻き込まれていきます。

・・・しかし。
保護された千鶴が外を自由に出歩ける迄、約半年掛かってます！

長っ・・・！Σ(￣□￣)

悶々と行方不明の父を心配しながらの半年間、
千鶴は屯所内で何をしていたのでしょう・・・？(ｏ・ω・ｏ）

新選組の目立ったエピソードしか紹介されてない所為か、
すぐに何ヶ月後かに話が飛びます。
結局、最終的に千鶴は2～3年を新選組で過ごしています。

・・・ここ迄一緒にいたら、千鶴は立派な新選組の一員でしょう(笑)。

まあ、そういう間を埋める話を、
『随想録』で紹介しているんでしょうけど・・・。

まず、最初に史実と違う所ですが、山南が切腹しません！

世間には死んだと発表されますが、
左腕が動かなくなったことを悲観し、
自ら羅刹になる薬を飲み、人ではなくなってしまいます。

その後は、御陵衛士となった平助ですが、
史実通りなら油小路で死ぬ運命です。

・・・が。

彼も羅刹化する薬を飲み、生き延びます。
しかし、世間には山南同様、死んだことにされます。

ちょっ・・・、待ってー(笑)！

もう、こうなったら、
これから先何が起きるのか予想付かなくなりましたー(笑)！

酷なようですが後は羅刹化した二人が、
何処迄生きられるか、最後は人に戻れるのか・・・、
に注目したいと思いました。

新選組の前に、人ならざる敵「鬼」達も姿を見せます。
西日本の鬼一族を統べる頭領の風間は、
尋常ならざる力を持っている様です。

・・・私、風間が物凄く好みです。(*´д｀*)ポッ
出来るなら、すぐに風間ルートに入りたいくらいですが(笑)、
お楽しみは後に取って置こうと思います。

し・か・も・・・！

千鶴の正体が、実は本人も知らなかった「鬼」だと知ると、
風間が千鶴を妻に貰いたいと告げてきますーっ！？( ゜Д゜)・∵.ブハッ（吐血）

何っ！？
この、私好みの萌え設定はっ(笑)！？

まあ、千鶴は平助が好きなので、
風間の魔の手から逃げ続けるのですが・・・。

あと、プレイしていて少し気になったのが、
結構淡々と史実が述べられているだけだな～と。

例えば平助ルートだと、
平助が『禁門の変（蛤御門の変）』に係わらない所為か、
簡単な説明で終わった様な気がします。
この事件は幕府にとって、
かなり重大なことだったと思うのですが・・・。

平助の好感度を高く上げていくと、
当然ですが平助ルートに入ります。

鳥羽伏見の戦いの後、
新選組に合流しようとした二人の前に風間が現れます。
千鶴を妻にすることを諦めていない風間は、
平助を殺してでも千鶴を手に入れようとしていました。

それを、京で友達になった鬼一族の千姫が助けてくれます。
彼女は鈴鹿御前の末裔で、京に住む古き鬼でした。

互いの利害の一致という事で、
千姫が代わりに子を成すと約束すると、
風間は承諾して去っていくのでした。

・・・マジでっ！？千姫っ！？Σ(￣□￣)

江戸に戻った二人は千姫から、
「羅刹化した人間は、いつか灰になって消える」
と衝撃の真実を聞かされます。

その後、千姫は狂った山南に、
改良された変若水（おちみず）を無理矢理飲まされ、連れ去られてしまいます。
山南は、北に「羅刹の国を作る」と告げるのでした。

・・・まさか山南が北へ向かうなんて！
先が全く予想出来ません！
まさか、最後の決戦は五稜郭！？((((；゜Д゜)))

更に、原田と永倉が新選組から去り、近藤も処刑されてしまいます。
新選組の指揮を執る土方は会津へ向かいます。
千鶴と平助も、土方と一緒に会津へ向かいます。

会津で初めて平助達の洋服姿が見られます！
平助は、長かった髪をばっさり切って短髪姿です！

・・・別人みたいで可愛いわ～。(*´д｀*)

そして、仙台藩士を名乗った山南の書状を目にした二人は、
新選組を抜けて仙台にいる筈の山南の元へ向かいます。

「千姫を救い、山南を倒す」
という共通の目的の為に風間の協力も得られ、
平助は何とか仙台城で山南を倒すのでした。

山南の最期の言葉が印象的でした。

平助「何で斬られたんだよ。あんたなら俺の剣なんて見切れた筈だろ」
山南「・・・避けられなかったんですよ。人であった時のことを思い出したら、左腕が動かなくなったんです」

（注：台詞は脚色してあります）

弱き人であることを捨て羅刹と化した筈の山南だったが、
最後は人であった時の記憶の所為で終焉を迎える・・・。

何かを象徴している様で感動しました～！(ノД`;)・゜・

無事に千姫を取り戻し（途中、風間と護衛役の君掬は負傷しながらも）、
ラスボスだった山南を倒し、
「羅刹の国」を作るという野望は阻止したのでした。

「網道が変若水の改良に用いたのは、雪村家の故郷の水だそうだ。その水、その土地ならば、羅刹にも何らかの効果があるということだろうな。・・・せいぜい田舎で一生を終えるがいいさ」

別れ際に風間が、千鶴と平助に「鬼の土地」の秘密を教えてくれます。

・・・か、風間～！(ToT)
何て、イイ奴なのーっ(笑)！

終章では、二人は新選組を離れて千鶴の故郷で暮らし始めます。
風間から教えられた通り、里の水を飲み続けている平助は、
羅刹の発作も減り体調も良いとのことです。

最後の平助のスチルが可愛いです～！(*´д｀*)



結局、平助は人に戻ることはなく羅刹のままです。
いつか灰になって消えてしまうかもしれない・・・、
という不安は常につきまといますが、
このまま羅刹化しなければ大丈夫かもしれませんしねっ！

一応、ハッピーエンドだから全然良しです！

・・・あれ？
平助ルートだと、結局、網道はどうなったの？(ｏ・ω・ｏ）

あとは、いくつかのスチル回収の為に、
途中のセーブ箇所からプレイし直しました。

藤堂平助ルートのプレイ時間は、8時間45分でした！

「ワンドオブフォーチュン」と比べたら、
初回のプレイ時間が嘘の様に短いです(笑)！

二人目以降は共通ルートがスキップ出来るので、
もう少し短いと思われます！
やったー！
さくさくプレイ万歳！

次のキャラは、沖田総司を狙います！