長野県佐久里親会

長野県にある佐久地区の里親会です。社会的養護をされている子ども達の家庭的養護の場である里親のためのブログです。

長野県広域支援センターとの話し合いダメだこりゃ〜

2017-03-27 13:27:03 | 児童福祉
年度末、3月27日、こんなに早く一年が過ぎましたね。
長野県も中央児童相談所に「広域支援センター」ができてから一年経ちます。
 
 2月の末に、里親会の仲間から、メールが来ました。里親登録して、2年間、待ったでも、未だに、何の話も来ない。最初の子どもは他県で養子縁組をして、実子扱いになった、その子に、兄妹を作ってあげたい。というのが、里親さんの願い。

 3月前半に、里親さんと、佐久児童相談所の福祉司と広域支援センターの福祉司がお話をしたんだそうです。

 その、内容が、広域支援センターの方、「里親委託推進」じゃないんですか。って不安がっていました。

 とにかく、私も話をしてみました。彼女の口から、「むやみやたらに里親さんに委託できないです。」という言葉が出て来ました。

 私は、「真面目におっしゃっていますか?」と食いつきました。

子どもの権利条約には、代替え的擁護の原則には、「養子縁組、里親を」と書いてあります。児童福祉施設は、「例外」として書いてあるんです。そして、長野県は、
11.6%の里親委託率。例外に、89.4%行くってことですよね。
 「むやみやたらに、考えなければいけないのは、施設入所じゃないんですか?」

 長野県の里親使用率44.4%まさに、10人里親に登録すると、4〜5人しか、使用されていないということです。里親に登録しても、子育てに貢献できるという訳ではありません。
 施設には、まだまだたくさんの子どもがいます。施設の先生方が一所懸命育てても、子どもたちは、「愛着障がい」などの症状を見せます。
 発達障がいでなくても発達障がいの様な症状が出たり、人を愛せない、もしくは、人にベタベタしすぎる。愛着がきちっと保てない子どもたちが育ってしまいます。

私は、広域支援センターの方に「あなた、自分が施設に居るお子さんを週末でも良いから、お預かりして、自分で育ててみなさいよ。子どもたちがどんな寂しい子どもたちなのか、子ども達が愛されたくて、愛されたくて必死なのに、それでも、むやみやたらに里親に預けられないか。」って…


 でも、本人は、里親さんに預けても、うまくいかなかった例もあります。施設に返されたら、どうしょうもないというのです。
 里親の周りが整備されないのに、里子は預けられない。里親の周りの整備って何ですか。里親に預けなきゃ始まらないですよね。里親が欲して居るケアーも預けられなきゃわからないです。
 
 うちの子どもは私と話しもしてくれません。「お母さんを愛したら、また、捨てられた時が怖い。」だから、私とは話をしません。お父さんは大好きです。でも、こんな子どもを良しとしないでください。

 「自分が捨てられた。」なんて思う子どもを作らないでください。里親に委託してください。実親を説得する手法を勉強してください。順番違いますよ。里親のケアーは里親委託をしてから始めてください。

長野県!!広域支援センター「何が何でも、里親さんに委託。」と思ってくれなきゃ、里親委託は進んでいきません。



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