Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

五木村 宮園のお宿の標柱・椅子づくり

2013年03月20日 23時39分09秒 | Weblog

2011年1月9日

 なんで、2年も前の事を今になってアップするの?という疑問もあると思いますが、訳あって掲載します

 五木村の宮園のお宿の整備が出来る頃、そのピーアールや案内が必要になり、看板を作る必要に迫られた
 しかし、これまたお金は無い
そこで、熊本県の事業で、『ようこそ熊本大作戦:おもてなし推進事業』の申請をして、幸いにも承認がおりた。

 もとより専門業者による近代的な看板を作る気はない
五木村は97%が山林であり、杉檜の木材資源はたくさんあり、これを活かさぬ手は無い~。しかし、人手はどうしても必要だ
 そこで頼ったのが、前年2010年の水上村ログハウス教室に参加した、五木5人集の男たち  風の中のスバル~砂の中の銀河~ 

 正月明け早々というのに、彼ら有志は快く引き受けて集まってくれた。

参考:五木村ログハウス教室

1月9日、この日は雪が残り、みぞれ混じりの小雨が降る寒い朝の8時集合
作業前の茶話ミーティング
たたき台の図面に、材料にあった変更意見が出され、意識統一



材料は、伐採して製材のために切り捨てられる”根材”の部分を主に使った
運び込んだままの材木は、この様に樹皮が着いている




この樹皮を、高圧水で剥いでいく
この機械が無いときには、ピーラーで人力で剥ぐことになるが、大変な作業~機械があって助かった




皮がむけると、このように綺麗



標柱は丸太1本を使うが、上の部分は半割りで文字面となる
この半割りは、ログハウスでも必須技術



半割した部分は、チェーンソーの刃をスライドさせて、平面に均していく



さらに綺麗な面にするために、カンナをかけるが、これは曲面カンナ
その名の通り、曲面でも綺麗に削れる



さて、うまく文字が彫れるかな
『ちょっと『宿』が曲面になるバイ。まちょっと下まで平面を広げんといかんバイ
『じゃいよ~、まちょっと切らんといかんナア




標柱が出来たものから、文字の刻みを手がけた
ノミで縁取りをして、文字の型どり兼、先割れ防止



文字を彫るのは、このトリマー



テーブルの天板も同時に進行



二股の部分は、テーブルの足になる



使い物にならない、股材、本当は捨てられるだけのものに、これで末永く役割を与えられることになる



文字入れも順調に進める



テーブルの天板は半割材を寄せ木にする
足を取り付ける部分の、刻み前の墨付け



文字入れが済んだモノから、防腐剤を塗っていく
この日は、ここまでとなった



後日、暇をみての製作はそれからも続き~
ついに全て完成し、現場:宮園のお宿に運ぶ日




フォークリフトに、ユニック車~機械力がモノを言う



宮園のお宿の下の国道に標柱を建てる~登り面下り面用に背中合わせで2枚



宮園のお宿は、高台にあり、下の道からユニックのクレーンで椅子をつり上げた
機械力の成せる技




お宿の下にも標柱を設置





設置が一段落した
お宿の真下の家区長さんにはお騒がせしているので、お茶一杯談義をご案内~こんなのが大事です 『お茶くらいで、良いのかって
大丈夫、焼酎でのつき合いは、前にも後にも、たくさんご案内しています
そしていつも鹿の肉を提供してくれる猟師さんです




さて、長く使っていくためには、塗装が大事~たまたま通りかかったTさんを呼び込んで~文句も言わせずに、塗装作業を手伝ってもらった



こんな超ロングな縁側長椅子は、ここにしかありません
天気が良くて、3度塗りまでしました




この時には、テーブルと椅子のセットを置く場所が無く、花畑だったところを切り取って場所を確保



余っていた瓦で縁取りをし、整地しました



緑の協力隊の奥村君(オックン)にも、文字書きを手伝ってもらいました



一方、我が家(住宅)の方でも、着々と歓迎板アイテムを作っていたのです



トリマーの使い方にも慣れてきて『いつきよかとこ いちどはおいで』と彫りました





これも床板だった廃材利用です『宮園のお宿 こちらへ』



玄関の鴨居付近に取り付け予定の看板『いつき 宮園のお宿』です
廃材をカンナかけし、バーナーで表面を焼いて彫りました




現在、玄関前の納屋の前に下がって、お客さんをおもてなししています





納屋の前の長椅子 重たいですが、頑丈です



廊下の突き当たりの南縁側の引き戸を開け、お茶を運び、ここで談義するテーブルです6人は大丈夫です



東側縁側に鎮座する超ロング椅子 兼 踏み台です
多くの記念写真がここで撮られています




旅館やホテルには必ずある、看板です



この様に、たくさんの人たちの協力を得て、標柱や看板が設置できました
これをご覧のみなさんが、おいでになった時に、『あっ、コレだ』と思い出していただけたら、ただのモノ以上におもてなしが出来ると思います
よろしくお願いしますでした

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