Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

手斧(ておの)完成しました!

2015年07月01日 23時23分19秒 | Weblog

2015年6月28日

またまた、変な趣味の公開です
刃物好きは、幾つになっても治らないもの

4年前の、3年間の鍛冶屋通いから遠のいても、何かしら鉄を焼いて、キン・コン・カンやりたくなる~

トラックかなにかのバネ板を持っていたので、それで斧を作ってみようと取りかかったのは6月上旬

ディスクグラインダーに、切断砥石を取り付けて、それらしい形にしました。
残念ながら写真はありません。
ディスクグラインダーは危ないから、集中してて撮影を忘れました。

炭をおこして、ブロアーで風を当てて、ガンガン真っ赤にして、700~800度くらいまで刃先を焼きます(明るかったんで、色が写っていません)



鍛冶屋さんみたいに、やっとこも、金床も無いので、金槌と畑の管理機の重しを金床にして鍛造しました



冷えたところで、グラインダーでおおむねの刃を着けます



焼けた鉄の粉が目に入ると、とっても痛いので、必ずゴーグル着用です



端切れの鉄片も叩いて、『罫書きナイフ』も作りました
罫書き(ケガキ)とは、板や金属面に、線引きすることです。
鉛筆やボールペンよりも、正確です




この後、再び火をおこし、今度は1100~1200℃まで熱して、焼き入れ工程です
「焼き入れ」を専門的に言えば、鋼は1気圧で、鉄の純度100%の場合には、911℃~1392℃の温度に加熱すると、オーステナイト組織の状態になりますが、これを水中または油中で急冷すると、マルテンサイト組織(炭素を含有する鉄合金では組織は非常に硬くて脆い層組織)の状態に変化させる熱処理のことです

オモチャみたいな刃物づくりなので、そこまで拘る必要も無いのですが、『1000℃かな?1100℃かな?』と独り言を言いながら、色を見ての焼き入れ
面白いのでやりました

でも、これまた集中してて、撮影忘れです

次は研ぎの過程、粗砥~中砥~仕上げ砥石と仕上げていきます




『研ぎでは、師匠からボロクソ言われながら、何度もやり直しくらったなあ~』と思い出しながら、研ぎました。なかなか綺麗に研げました



刃物好きですが、猟奇的な性格ではありません
近くにあった広告を切ってみました~



ヒゲが剃れるナイフのような切れ味はありませんが、まあ、イイでしょ



次は、刃を付ける柄(エ)が必要です
実家に帰って、薪の中から、この大きさの斧に合う、木を探しました
やっと、形の良い材を見つけました



こんな感じに、突っ込める穴をあけなければなりません。



先ずは、皮むきです。
このナイフも、鍛冶屋通いで作った 手作りナイフ です。



さて、どうやって、5mmの細長い穴を空けるか~



ドリルで空ける事にしました
持った時に、やや刃先が下を向くように、緩やかなカーブでドリルを入れます。



先ずは複数の穴を貫通させました
次に、その穴を繋ごうと斜めにしたとたん、ペキッと音がしてドリルが折れました



仕方なく、残った穴を彫刻刀で彫りました



でも、彫刻刀では届かない穴の中央~今度は、細ノコを使って、穴の出っ張りを均していきました



だいたい、こんなもんでしょう



緩すぎる事はなく、ちょうど堅さはピッタリに穴に入りました



穴の出口もピッタリで、ぐらつく事もありません



いったん刃を抜いて、柄の磨きと調整です。
これも、グラインダーで磨きました。




特に、グリップは大事です。ただ、なめらかに磨くということではなく、自分の握りの形に合わせます。手作りはこの調整が出来るのが良い所です。
特に、右手の小指で絞る部分は、くびれ的な引っかかりが出るまで削ります




なかなかのフィット感です





おお!カッコイイ~



いよいよ、柄に塗装をしました。
刃に紐をかけて、空中に下げて塗りました。
こうしてすれば、手を汚す事がありません




完成です



試しに、使ってみました~良い、食い込みです
 

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